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僕がiPadを16GB Wi-Fiタイプにした理由 [iPad]

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既にご存知の方も多いと思うが、本日ついにiPadの予約受付が日本国内で開始された。

iPadの予約開始については朝一番でエントリーを書いた。

iPadにはWi-FiのみのタイプとWi-Fi+3Gタイプのものがあり、それぞれデータ容量が16GB、32GB、64GBとある。つまり6タイプが存在する。

僕はほとんど迷うことなく、16GBのWi-Fiタイプを選び、オンライン・ストアに予約注文を入れた。6タイプの中で一番下位の機種だ。

何故MacもiPhoneも大好きで、MacBookもiPhoneも発売時点での最上位機種を買った僕が、iPadは何故最下位機種を選んだのか。ちょっと書いてみたい。

まず、何故3GではなくWi-Fiにしたのかについては、理由は簡単。コストだ。僕はiPhoneとPocket WiFiという二つの通信機器を既に使用しており、毎月8,000円以上の通信費をこの2台に払っている。他にも固定電話料金とISP料金がかかっていて、現段階でこれ以上通信にかかるランニング・コストを上げたくなかったのだ。

そもそも毎月のランニングの8,000円にしても、iPhoneの3Gパケット通信を切断してこの値段に抑えているので、もし3Gを解放してしまうと、12,000円近い金額になってしまう。ランニング・コストは固定費になってしまうので、上昇は避けたいところだ。

3G回線がないと外出時に使えない、という問題については、そのためにPocket WiFiを購入したので問題ない。EMobileが圏外になってしまう場所については確かに問題ではあるのだが、これはもう諦めるしかないと割り切っている。

僕は6月発売と噂される新型iPhoneは最上位機種を購入したいと考えているので、iPadについては投資を抑制した。

次に容量についてだが、僕のMacとの関係性を考えた時、iPad本体にデータを大量に置くという使い方があまりイメージできなかったため、最小構成で良いのではないかと考えたのだ。

我々が一般に扱うデータの中で、もっとも容量を食うのは動画だろう。僕は映画をあまり観ない。もちろんビデオカメラも持っていない。子供がいる人は動画で成長記録を撮影して編集するなど楽しいだろうが、そういう機会もないので、動画についてのニーズはほとんどない。

音楽についても、外出先はiPod ClassicまたはiPhone、自宅ではMacBookで聴くだろうし、仮に自宅でiPadで音楽を聴きたいなら、ファイル共有して聴けばいいと思うので、これまた必要ない。

あとは写真とアプリ自体の容量ということになるので、まあ16GBもあれば十分かな、と。現状iPhone 3Gが16GBで、その半分以上が音楽ファイルで占められているので、ここから音楽ファイルがなくなれば、16GBで十分なのではないかと考えている。

いずれにしても、現段階では、僕はiPadは主にインプットのためのデバイスになると想定している。写真を見る、メールを読む、ウェブサイトを読む、電子書籍を読む、などの受動的使用だ。

ブログのエントリーを書く、長いメールを書く、画像の編集をするなどといった、自発的なアウトプット作業については、引き続きMacに担当してもらおうと思っている。

何故か。それはMacの方が速く簡単にできるだろうからだ。

iPadは寝室やリビング、それにキッチンなど、MacBookを持ち出すのに向かない場所で、ウェブを見たりメールチェックをしたり、はたまた電子書籍を読むなどのシーンで活躍してくれるだろう。

iPadでクックパッドのページをブラウズさせながら料理を作るなんて、まさにぴったりの活用法だと思う。

というわけで、僕はWi-Fiタイプの16GBを選んだ。

この僕の選択が完全に裏切られるような、すごい変化をiPadやAppleが見せてくれたなら、僕は喜んで上位機種に買い替えたいと思う。そんなうれしい誤算が、あってもいい。

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