先週あたりから、次期iPadについての噂があちこちから聞こえてくるようになった。
両面カメラ搭載とかRetinaディスプレイ装備、128GB版が出るなどなど、色々情報が聞こえてきている。2月1日にスペシャル・イベントで発表となり、すぐに発売開始ではないか、などという具体的な噂も出ている。
僕は初代iPadは16GBのWiFi版を発売日に入手したのだが、次世代iPadがもし本当にRetina Display搭載で、128GB版が出るのなら、間違いなく買うだろう。
決め手はなんといっても容量だ。128GBは大変な魅力だ。
去年5月にiPadがやってきて以来、ほとんど毎日持って歩いた。僕はブログはMacBookで書いているしiPhoneも持っているので、MacBookとiPhoneとiPadを日々持ち歩いたことになる。
自宅でももちろん使ってきたが、iPadの最大の魅力は外出先での起動の速さと共有のしやすさだと感じている。
打ち合わせの席で、オフ会で、飲み会で、同窓会で。iPadは何度も登場し、写真やWebサイト、音楽や動画などをその場にいた人達と共有するのに大いに役立ってきた。
もちろんMacやiPhoneでもやろうと思えば同じことができる。ミーティングのテーブルの上にMacBookを置けば、資料や写真を見ることできるし、iPhoneでも同じことはできる。
だが、MacBookはその構造上、テーブルの上に本体を載せて真上から皆でのぞき込むことはできない。モニタと本体が直角に連結される構造のため、隣の人に見せることはできるが、四方からのぞき込むように共有することはできない。
一方のiPhoneはテーブルの上に置いてのぞき込むことはできるが、いかんせんサイズが小さ過ぎて難しい。こちらは手に持った状態で隣の人にのぞき込んでもらう、という使い方が一番しっくりくる。
iPadはそのような、たくさんの人と集う場所で情報を共有する場面がもっともしっくりくる。
自宅のリビングで使うという人も多いと思うが、個人的にはiPadは外出先というイメージだ。
そうなると、やはり容量が欲しい。
昨日FlickStackrに関するエントリーを書いたが、今まで同窓会やオフ会の席で、友達にiPadで写真や動画を見せようとして容量の都合で目当てのファイルが入っておらず、悔しい思いをしたことが何度もあった。
同じく過去にDJアプリdjay for iPadについてもエントリーを書いたが、こちらも友達の家で飲んでいて、「あ、この曲聴いてよ」と思ってdjayをカッコ良く起動したものの、iPodにその曲が入っておらずがっくり、ということもあった。
また、近日中にエントリーを書こうと思っているのだが、最近100冊以上の雑誌をまとめて裁断してスキャンし、文字認識PDFの電子書籍化した。
電子書籍ファイルもiPadに入れておきたいファイルだ。
i文庫HDはとても優秀で、DropboxにPDFファイルを入れておけば、ネットワーク経由でダウンロードしてi文庫に格納することができる。これは便利な機能なのだが、いかんせん遅いのだ。ネットワーク経由でのダウンロードだから時間がかかる。
せっかくiPadの起動が速くても、探したい雑誌を一冊ずつリモートからダウンロードしていては宝の持ち腐れである。
大容量であれば、瞬時に目当ての本にアクセスできる。これは大きな魅力だ。
結局、一番iPadで使いたいデータは、音楽ファイル、画像ファイル、動画ファイル、スキャンしたPDF(しかも文字認識つき)など、やたらと容量を食うものばかりだというのが、この8ヶ月ほぼ毎日iPadを持って歩いた僕の現段階での結論だ。
128GBは単純に16GBの8倍である。今までの8倍の写真や動画、それに電子書籍を持って歩けると考えただけで、僕にとっては十分買いだ。
去年iPadを購入するまでは、こういう使い方になるとは想像できなかった。想像できていれば、せめて64GBを買ったのだが、当時は軽いデータしか持ち歩かないから、16GBで十分と思っていた。
つい先週まで、次の大きな買い物はMacBook Airかと思っていたのだが、どうやらiPadが先になりそうだ。MacBook Airも欲しいことは欲しいが、今使っているMacBook Black(MBB)がまだまだ現役ばりばりなので、すぐに買い換える必然性があまりないこともあり、容量不足が深刻なiPadが先ということになるかもしれない。
いずれにしても、噂が現実のものになるのかどうか、2月を待とうではないか。
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。