先日紹介した「Move X」というiPhoneの位置情報・ライフログアプリの課金しての継続利用をしないことにした。
一ヶ月間の無料トライアル期間が残り10日あまりとなったので、このタイミングでサブスクを解除した。
今回はその理由を説明しておこうと思う。
期待していたのでちょっと残念ではある。
Move Xの継続利用を断念した理由
移動手段の間違いが多い
移動手段の徒歩、ランニング、自転車、車、電車などの選択の間違いが多い。
間違った場合は手動で直せるのだが、Google Mapsのタイムライン機能と較べて精度が低く直す頻度が高い。
たいした手間ではないといえばそうなのだが、毎日のように間違うとやはり面倒に感じてしまう。
滞在地を見落とすことが多く、手動で追加が出来ない
ライフログアプリの最大の目的は、「滞在地」を記録することだと個人的に思っている。
Google Mapsのタイムライン機能では滞在地として記録される場所がMove Xでは見落とされるというか、滞在地と認識されないことが多い。
たとえば自宅から20分歩いて駅の向こうのスーパーに行って買い物をする。
そのあとさらに5分歩いたところにある神社に参拝をして、また20分歩いて帰宅した場合の記録を見る。
Google Mapsだとスーパーと神社が滞在地として記録され、その間の移動手段が徒歩になっている。
ところがMove Xだと約1時間ぐるっと歩いだけという記録になってしまっている。
短めの滞在は滞在地として認識しない仕様なのだろう。
Google Mapsもときどき見落とすケースはあるが、スポットを手動で追加することができる。
しかしMove Xにはスポットを手動で追加する機能がない。
スポットの追加ができないのは致命的。
無料で利用できるGoogle Mapsの方が高機能でしかも精度が高いとなると、年間3,600円かかるMove Xを継続利用することは断念するという判断になった。
まとめ
Move Xのユーザーインターフェイスはカッコ良くて気に入っていたので残念。
あと、やはりGoogleとくらべてMove Xは中国人の個人開発者さんが作ったアプリということで、継続性への疑問もあった。
ただ、もしアプリの精度が高ければ、お布施と思って支払いつつ使いたいと思っていたが、無料のGoogle Mapsより精度が落ちて手動変更もできないとなると、ちょっと厳しいなという判断。
なかなか良いライフログアプリが出てこないが、引き続きチェックを続けたい。
前回書いたアプリの紹介記事をこの下に付けておきますので、気になる方はチェックしてみたください。
iPhone情報はこちらにもたくさん!もう1記事いかがですか?
Move X 〜 iPhoneの位置情報・ライフログアプリを試してみた!!
Move XというiPhoneの位置情報・ライフログアプリをインストールして試してみたのでご紹介。
僕は自分の行動記録をiPhoneの位置情報・ライフログアプリに記録するのが好きだ。
iPhoneが登場してから、さまざまな位置情報・ライフログアプリが登場しては消えていった。
最近はGoogle Mapsアプリのタイムライン機能と、Life Cycleというアプリに落ち着いているが、どちらも完成形とまでは言えない満足度。
そんななか、先日ひさしぶりにApp Storeで位置情報アプリを探していて見つけたのがこのMove X。
以前あったライフログアプリ「Moves」に似たインターフェイスだが、個人的にはMovesよりも洗練されていると感じる。
月額300円のサブスク課金アプリである。
さっそく紹介しよう。
Move Xをインストールして一か月の無料トライアルで使用中
▲ こちらがMove Xを開いたときの画面。
今日はまだ自宅周辺から動いていないので「自宅」だけが表示されている。
歩数や移動距離はAppleのヘルスケアからデータをインポートしているので基本的にApple Watchの歩数が表示されることになる。
ちなみに「自宅」は最初にアプリを使い始めるときに自分で登録する。
▲ 動きがあった一日はこのような形で記録・表示される。
11:14から11:44まで3.1kmのランニングをした。
時系列に画面を下にスクロールしていく。
▲ ランニングのあと、鎌倉駅前まで徒歩で移動して「ラブラヌードル」というお店に到着。
その後16:47にお店を出て横須賀線で大船に出て「大船ホルモンセンター」に2時間18分滞在したことが分かる。
訪問場所は初回訪問時は住所だけが表示されている。
サークルをタップすると訪問場所の登録画面になり、検索から選んだり、自分で入力したりが可能。
また、ウォーキングを自転車と間違えたり、電車移動をバス移動と間違えたりしている場合もあり、手動で修正することができる。
▲ 上の画面のシューズのアイコンをタップすると、その日の運動の記録が出る。
上の個別の運動をタップすると、その運動のマップが表示される。
▲ 時系列の移動がマップ上にも表示される。
移動経緯の精度はあまり高くないが、滞在地は入力すると住所で位置を確定させるらしく精度は高い。
▲ 基本画面中央の地図の部分をタップすると、一日の移動がまとめて見られる。
▲ マップのスタイルは3種類から選べる。
▲ カレンダー画面から特定の日付にジャンプできる。
スワイプで一日ごとに移動することもできる。
▲ 月間統計という画面があるのだが、8月の統計は9月1日からずっと集計中のまま。
月末に使い始めたばかりだからなのか、バグなのかはまだ不明。
▲ 設定画面は一応あるが、ほとんど何も設定変更はできない。
▲ Move X は月額300円、または年額3,000円のサブスクリプション。
課金しないとほとんどの機能が使えない。
▲ 最初の一か月は無料トライアルで利用可能。
僕の場合は2022年9月27日までが無料期間となる。
まとめ
Move X、まだ使い始めて一週間だがUIが僕好みで気に入っている。
移動中のマップの精度はそれほど高くないが、滞在場所を入力すると住所と照合しているようで滞在場所の精度は高い。
ただ、歩数とウォーキング・ランニングの距離はAppleのヘルスケアからインポートしているだけ。
そしてマップとタイムライン履歴という機能はGoogle Mapsの「タイムライン」と同じである。
この機能にサブスクリプションを払い続けるかどうかは考えどころだろう。
ライフログアプリは長い期間使い続けてこそ面白味が出るものだから、ずっと課金を続ける価値があるかは人それぞれだろう。
また、Move Xは中国人の個人開発者の運営とのことで、Googleのような大企業が開発したアプリではないところも引っ掛かるところ。
課金してライフログを貯めていたら、数年でアプリが終了というパターンも大いに有り得る。
過去に何度も小さな会社や個人が開発したライフログアプリやサービスが終了してガッカリしてきたので、それらの点が気になってはいる。
僕としては今のところ気に入っているのでしばらく使ってみて、どうするか決めようと思う。
位置情報アプリはバッテリーを消耗するので、Move Xを正式採用するなら今使っている2つのアプリのうちどちらかを止めた方が良いかもしれない。
いろいろ不確定要素もあるけど、Move X、まずは楽しんでいます!
Move Xのチェックはこちらから!
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。