今日はブログの記事数についてのお話しです。
ブログは書くたびに新しい記事を新規作成していくもの、と考える人が多いと思います。
僕も去年までは完全にその考えでした。
むしろ、一度公開した記事に手を加えるのは良くないこと、くらいに思っていました。
僕は記事数を増やすことにこだわっていたわけではありません。
たまにブログで「ブログが500記事になりました!」というような書き込みをしている人がいます。
僕は記事数に対するこだわりはまったくなかったんです。
ただ、「ブログは常に新しい記事を書くもの」という固定観念に囚われていました。
だから、結果としてどんどん記事数が増えていったんです。
でも、最近考え方が変わってきました。
ブログの記事数は、できるだけ少ない方が良いのではないか。
というと、ちょっと誤解を招きそうですね。
正確にいうと、「まったく読まれない記事はできるだけ少ない方が良いのではないか」というのが僕がいま立てている仮説です。
読まれる記事だけで構成されているブログが最強である。
ということですね。
読まれない記事がたくさんあってもメリットはない
僕のブログには記事が9000以上あります。
11年半近く運営していると、それぐらいの数になっちゃうわけですよね。
当然のことながら、最新の記事は2020年に書いたもので、一番古い記事は2008年12月に書いたもの。
先日Googleのアクセス解析サービス、Google Analyticsでチェックしたところ、過去30日間に7,000記事弱にアクセスがありました。
ということは、2,000記事強には、一ヶ月間まったくアクセスがなかったことになります。
良く考えれば当たり前のことなんですね。
僕はブログをスタートさせた直後から「ランニング日誌」を毎日書いていました。
その後形を変えつつも、今でも日記記事を毎日書き続けています。
たとえば2010年5月、今から10年前の個人的なランニングの記録がいま読まれるか、というと、そりゃあ読まれないよね、ということになります。
ブログは読者のためのものであると同時にブロガー本人のためのものでもあります。
ランニング日誌や日記記事、雑記などは「ログ記事」と呼ばれるタイプの記事です。
これらのログ記事は、多くの読者を引き寄せるものではないと思います。
でも自分のための記録であったり、あとは日々公開することで自分のモチベーションを維持していくために有効だったりするのです。
だから、ログ記事を書いて公開していくことには、ちゃんと意味があると思っています。
ただ、ブログのアクセスをアップさせて人気ブログに育てていくとなると、ちょっと話が変わってくるのではないかと。
ブログの記事一つ一つには独立したURLが割り振られ、それぞれの記事はすべてGoogleがチェックしているわけです。
たとえば僕のブログの9,000記事のうち、2,000記事強には「まったくアクセスがない」ことも、Googleはチェックしているわけです。
そしてGoogleは、ブログ記事の文字数や画像の数などの情報量もチェックしています。
それらの情報から判断すると、「読まれない記事がブログの中にたくさんあるのは好ましくない」ということになります。
古くなって読まれない記事だけど削除するのには抵抗がある。ではどうするか?
Googleは「品質の高い記事が多いブログ」をドメイン単位でチェックして、検索順位などをコントロールしていると言われています。
品質の高い記事とはどんな記事か。
それは、アクセスが多いこと、そして情報量が多いこと、定期的に更新され最新に保たれていることなどです。
古くなったログ記事など、読まれる可能性が極めて低い記事、また読みに来てくれたとしても、読者にメリットがない記事は、ブログのアクセスアップに悪影響を与える可能性があります。
また、Googleだけでなく、記事数が多いことは、ブログを置いているサーバの負荷が大きくなるというデメリットもあります。
WordPressの場合、1記事ごとに独立したデータベースを持つ構造ですから、記事数が多いほどサーバへの負担は大きくなっていきます。
であれば、話は簡単で、古くなっているログ記事をどんどん削除していけばいい、という話になります。
削除することに抵抗がない方はそれで良いと思いますが、僕はちょっと抵抗があります。
10年前のランニングの日誌でも、僕にとっては「25kgダイエットの証拠の一部」で、愛着があります。
そんなときどうすれば良いかを考えていたのですが、前々回のメルマガでお伝えした飲食店記事と同じ手法で、「まとめる」のが一番ではないかと思います。
ここから先は僕もまだ実行していないことなので仮説です。
たとえばランニング日誌や日記記事は1ヶ月分を1記事にまとめてしまうのです。
それによって30記事が1記事になります。
長くなりすぎるようなら適宜改ページを入れていけば良いですよね。
特にこだわりがない人は、最初から1ヶ月分を1URLと決めて、毎日新しい部分を書き足していくという手法もアリですね。
僕は公開時には日記記事も独立した1記事にしたいこだわりがあるので、後日まとめる手法になるかと思います。
2011年〜2013年くらいにかけて、僕は毎日雑記的な「日刊たち」という記事と、「カラダログ」というログ記事を書いていました。
1ヶ月で60記事のログ記事があるわけです。
これを月ごとにまとめて残りの記事を削除したら、1年分で約700の読まれる可能性が低いログ記事を減らすことができることになります。
作業は基本的にはコピペでいけるはずなので、それほど負荷の高い作業でもないはずですね。
いずれにしても、9,000記事のうちの1/3くらいはログ記事の可能性が高いので、それらの記事を大幅に圧縮できたら、何らかの良い効果があるように思っています。
近日中に作業をスタートしてみて、途中経過や結果をまた報告しますね。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。