ブログの講座である立花B塾をはじめて4年以上になります。
単発のブログセミナーはもう9年ですね。
たくさんの方、数え切れないほどの方が受講してくれました。
受講してくれた皆さんの共通の悩みの一つが「ネタ切れ」なんですね。
書くことが思い付かない、書くことが何もないという状態。
本当にたくさんの方が「ブログのネタが見つからない」「ネタ切れで書けなかった」と悩んでいます。
でも僕はブログを始めて11年半になりますが、一度もネタ切れになったことがありません。
なぜネタ切れを起こさないかというと、「ブログに書いてはいけない分野」を設定していないからです。
生きていればすべてブログネタ
論理的にいえば、人間毎日生きていれば必ず24時間分のインプットをしています。
食事も何回かはするでしょうし、仕事をしている人は通勤もするし仕事もします。
そして移動時間にネットを見たり本を読んだりするでしょうし、帰宅後はテレビを見るかもしれません。
お風呂にも入るでしょうし、トイレにも行くでしょう。
何もしていない一日というのは、あり得ないのです。
ただ、それら「やっていること」を、ブロガーであるあなたが「これはネタにならない」と決めているだけのことなんです。
それら、無意識なり意識してなり普通にやっていることを、「これはネタだ」と決めれば、その瞬間にそれはネタになるのです。
僕はそれをできる限りたくさんの分野においてやろうとしているので、ネタ切れになりにくいわけです。
むしろ、日々の生活の全部の分野にフォーカスしたら、とてもじゃないけどブログには書き切れない。
だから僕はいつもブログネタは飽和状態が続いていて、いつも「書き切れない」ことが悩みなんですね。
ちょっと例を出すだけで、書いていない分野が山ほどあることが分かります。
たとえば、僕はYouTubeで格闘技の動画を観るのが好きなのですが、そのことはブログにまったく書いていません。
「格闘技の名勝負の紹介シリーズ」なんて形にすれば、いくらでも紹介できるし、語りたいこともあります。
格闘技はK-1が立ち上がった直後からPIRDE、Dreamとずっと見続けていた時期が長くてすごく詳しいんです。
が、それはいまはやっていません。
あと、僕はお酒の中ではワインとウィスキーが好きです。
ワインもウィスキーも全然詳しくなくて飲むばかりですが(笑)。
テーブルワインのお気に入りの紹介をしつつ、新しい銘柄を新規開拓していくなんてのも、シリーズ化したら無限に続けられますよね。
ワインは世界中で生産されています。
ウィスキーもそうですね。
高級品じゃなくても、無数の銘柄が作られて輸入されています。
これらを順番に試してみて紹介していくシリーズも作れます。
好きな映画やテレビドラマの紹介なんかも、できますけどやっていないですね。
あと音楽も、最近ちょっと書く機会がありましたが、今まではほとんど紹介できていない。
と、こんな感じで、ちょっと考えるだけでネタは山ほど出てきます。
買った洋服とか靴なんかも紹介できるし、住んでいる地域の寺社仏閣や坂、道なんかの紹介も良いですよね。
お掃除が好きな人は掃除の仕方とかも記事になるし、洗剤やブラシの紹介とかもできます。
ということで、実は生きていればなんだってブログになるんです。
気分転換の方法だってネタになるし、熟睡するために工夫していることだってネタ。
ランニングフォームもネタですしヨガのポーズもネタ。
サバ缶もネタだし頭痛薬だって、絆創膏だって、折り畳み傘だってパソコンのキーボードの掃除だってネタになります。
多くの人が数え切れないほどのネタに囲まれて生きているのに、「ネタがない」と感じてしまうのは何故でしょう。
それは、自分自身が「大したことじゃない」と思っていることが原因の場合がとても多い。
あと、「もう他の、もっと立派な人が書いているから、自分が書いたってしょうがない」と決めつけている場合も多いですね。
たとえば料理をする人は多いのですが、「作った料理レシピを記事にすれば」と言うと、皆さん「そんな大したもの作ってないんで」と怯みます(笑)。
「料理のプロじゃないし」「見た目も悪いし」「安い材料でテキトーに作ってるだけだし」「台所汚いし」と、言い訳のオンパレード。
でもそれをいったら僕だって、料理のプロじゃないし、適当に作ってるだけですが、それを記事にしています。
料理の専門家が「専門家として書いたレシピ記事」も役立ちますが、普通の料理男子が作って気に入ってる簡単レシピの方が役に立つケースもすごく多いんです。
アマゾンや楽天のような通販サイト、ホテルなどの予約サイトなどが「利用者のクチコミ、レビュー」を大事にするのは、「素人の意見」が実はすごく参考になるからです。
旅をする場所にホテルの候補が3つあったとして、それぞれのホテルの運営会社はみんな「自分たちのホテルへようこそ」と書いています。
ホテルのサイトは自分たちの良いところしか書きませんし、他のホテルとの比較は書けないですね。
でも、素人の一般利用者なら、「あっちのホテルよりこっちのホテルの方が新しくてキレイ」とか、「部屋はこっちがいいけど朝食はあっちの方が美味しい」なんてことを自由に書けるわけです。
だから、「プロじゃない」とか「有名じゃない」とか「たくさん他の人が書いている」とかは、一切関係なく、自由に書きたいことを書いていいんです。
あと、ブロガー自身が「自分はこの分野のことしか書かない」と定義してしまっているケースも多いんです。
ブログを一つの分野に固定して記事を書き続けるのは大変なことです。
ネタ切れしやすいし、その分野に対する興味関心が薄れてしまったら、ブログの存続自体が難しくなるでしょう。
アクセスを簡単にアップさせて人気を得るのは単一カテゴリーに絞る方が楽です。
でも、10年20年という長い期間楽しんでブログを書き続けたいなら、分野は絞らない方が良いでしょう。
僕のブログも、スタートから3年くらいはiPhoneやMacのネタが多かったですが、今は少なくなりました。
今でも毎日MacもiPhoneも使っていますが、毎日のように書きたいというほどは興味関心がなく、「使い続けるツール」になった感じですね。
でもその代わり、料理レシピとか旅行記とかグルメ記事とか健康ネタとかが多くなり、ちゃんと継続できているわけです。
もしブログをスタートしたときに、「IT分野しか書かない」と決めていたら、僕はブログを止めてしまったかもしれません。
というわけで、「何だって書いていい」と自分に許可を出すこと。
そして、ブログの分野は固定せず自由に何でも書いていいと考えること。
この二つを自由にしてあげさえすれば、ブログのネタが切れることは、まずなくなります。
ぜひお試しください。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。