新型コロナウイルスの影響でテレワーク・在宅勤務・リモートワークが推奨されている。
口で言うのは簡単だが、今までずっとオフィスに通勤していた人が突然自宅で仕事をしようとすると、かなりストレスがかかる。
僕は2011年3月末まで17年間サラリーマンとしてスーツを着て通勤する日々を送っていた。
そして2011年4月にプロブロガーとして独立して在宅で仕事をスタートし、まもなく9年になろうとしている。
僕も独立当初は会社員時代のワークスタイルの変化に戸惑い体調を崩したり、あと精神的に落ち込むことが多かった。
だが9年もやっていると日々どんどん改善していき、いまでは毎日「セルフ ロックダウン」状態で快適に独り暮らしをし、自宅に引き篭もって仕事をしている。
今では自宅が一番快適なスペースで、自宅で仕事をすることにまったくストレスを感じなくなった。
多くの人がいま慣れないテレワーク、在宅勤務に戸惑っているのではないかと思う。
僕が9年間で身に付けてきた、在宅勤務・テレワークを快適なものにするための工夫をご紹介しよう。
お役に立てれば幸い。
1. 自宅の中で仕事をする場所とプライベートの場所を明確に分けよう
もともと会社員の人にとって自宅とは「プライベートな時間を過ごす場所」であったはずだ。
ところが在宅勤務になると、そのプライベートな場所で仕事をすることになる。
ここでまず気持ちが切り替わらずダラダラしてしまったり、逆に一日中仕事モードになって気持ちが休まらず、ぐったりしてしまったりする。
在宅勤・テレワークで消耗しない最大のコツは、「メリハリ」だ。
メリハリをつける最初のポイントは、家の中の場所を決めること。
寝起きにベッドで仕事をしてしまったりするのはもっとも良くないこと。
僕は自宅の仕事場のデスクだけを仕事をする場所と決めている。
ノートパソコンは持っているが、食卓や寝室では絶対に仕事をしない。
デスクのパソコンの前に座ったら仕事モード。
それ以外の場所はプライベートモード。
仕事をする場所を決めておくことで、まずはメリハリができてくる。
2. パジャマや寝間着からきちんと着替えよう
自宅で一日過ごすとなると、服装や身だしなみがどうしても乱れてくる。
パジャマのまま過ごしてのんびりするのは休日はもちろん良いだろう。
でも在宅勤務の場合は頭も身体も「仕事モード」に切り替える必要がある。
起きたらパジャマや寝間着から、カジュアルな服装で構わないのできちんとした服に着替えよう。
休日を過ごすリラックスできる服装で良いが、小奇麗にしてさっぱりすることが大切だ。
もちろん洗顔・歯磨き、男性の場合はひげ剃りなどもして、「仕事モード」にすることが大切だ。
僕は毎朝起きたらすぐに洋服に着替えるが、ポイントは「そのまま近所のスーパーやドラッグストアに買い物に行っても恥ずかしくない服装と身だしなみ」だ。
身だしなみを整えると、自然と気持ちもシャキッとするものだ。
3. 仕事を始める時間と終える時間を決めよう
オフィスで勤務しているときは、上司や同僚もいて、フレックスの人もいるだろうが、それでも始業時刻、終業時刻は決まっている。
いっぽう在宅勤務やテレワークだと、オンラインのミーティングのときなどを除くと基本的に自己責任、自己管理で仕事を進めることになる。
その場合、仕事というのはダラダラやろうと思えばいつまででも出来てしまうし、サボろうと思えば多少サボってもバレないものだ。
でも最終的に延々と働いたら消耗してしまうし、サボっていれば成果が上がらずあとから困ることになる。
在宅勤務でも仕事の開始時刻と終わりの時刻をあらかじめ決めておき、その間はしっかり仕事をするようにしよう。
裏を返すと、あらかじめ決めた時間以外は仕事のことを忘れることも大切だ。
僕はだいたいだが6時半〜7時半と、9時から11時半までが午前中の仕事の時間。
そのあと運動と昼ごはんを挟んで13時半くらいから15時半くらいと、16時から17時半くらいまでが午後の仕事の時間という感じで組んでいる。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。