努力しているのに上手くいかない。
頑張っているのに、進化が感じられない。
以前は進化を実感できたのに、最近伸び悩みを感じる。
そう感じたなら、それはむしろ、チャンスなのだ。
どんなことでもそうだ。
ブログをコツコツ書いているのに、PV(ページビュー)が頭打ちになり伸び悩んでいるとか。
ダイエットを始めて一時は順調に体重が落ちたのに、最近減らなくなったとか。
資格取得に向けて学んでいるが、どうも身についていないようだとか。
伸び悩むと、努力している自分を信じられなくなり、そこでイヤになってしまう人が多い。
でもそれはとてももったいないことなのだ。
伸び悩みを感じるときこそチャンスである だから逃げるな!!
伸び悩みは「やり方を変えなさい」という声
なんでもそうだが、一つのやり方を試して上手く行っている間は、続けるのは楽しいし、楽だ。
ところが一定のところまで行くと、今までのやり方では通用しなくなる。
頭打ちになり、成果が出なくなる。
そうなってくると、途端に努力するのがイヤになり、止めてしまう人が多い。
でもそれはとても勿体ないこと。
伸び悩むようになったということは、「今までのやり方での最高地点まで到達した」ということ。
むしろお祝いすべきことなのだ。
そして、伸び悩むようになったということは、「今までとはやり方を変えなさい」という自分からのメッセージなのだ。
このメッセージを受け取れる人は、新しいやり方にギアをチェンジして、また上り始めることができるのだ。
伸び悩みこそ「次元上昇」のチャンス
マニュアルミッションの自動車を運転するときのことを考えてもらうと分かりやすい。
止まっている車をスタートさせるには、ギアはローが一番いい。
最初はスピードよりもパワーが必要で、ぐっと車を前に出すために、低速ギアでスタートするわけだ。
しかし、ある程度加速したら、ギアがローのままではスピードアップできない。
その仕組みが分かっている人は、ギアをセカンド、サードと上げていき、どんどん加速していくことができる。
努力における伸び悩みも、これとまったく同じ仕組みだ。
ブログを例に取ると、0からスタートしたブログを月間1万PVまで成長させるのに必要な「やり方」と、1万PVのブログを10万PVにするテクニックは違う。
それまで順調に伸びてきたPVが頭打ちになったということは、次のやり方にシフトすべき時ということなのだ。
伸び悩んだ、壁にぶつかったということは、次のステージに上るための扉の前に立ったということだ。
まさに「次元上昇」のチャンスなのだから、大いに喜びつつ、新しいやり方を見つければいいのだ。
「今までのやり方では通用しない」からこそ、「新しいやり方を見つける」ための工夫をするべきタイミングなのだ。
そして、その鍵が見つかれば、あなたは次のステージへと、次元上昇することになる。
伸び悩みの原因はDoing(やり方)でありBeing(あり方)ではない
伸び悩みを感じると、多くの人は成果が出なくなったことにガッカリし、そして自分を責めてしまう。
「俺はここが限界か」
「しょせん私はこの程度」と。
しかし、ここに大きな勘違いがあるのだ。
とても大事なことだから、しっかり読んでほしい。
伸び悩みを感じるようになったのは、あなたの能力や人間性などの「あり方」(Being)が限界に達したからではない。
単に、今までの「やり方」(Doing)が限界に来ただけなのだ。
だから、単純に「新しいやり方」を見つけてシフトすればいいだけのこと。
それなのに、多くの人は,自分の存在、あり方を否定して、努力自体を投げ出してしまう。
先ほどの自動車の例でいうと、ギアには「セカンド」や「サード」もあるということを知って、ギアを変える(やり方を変える)だけで、車は速く走れるようになる。
それを、ローで加速しないことを「この車がポンコツだからダメなんだ」と責めて、走るのを止めてしまうのが、Beingを責めている状態だ。
伸び悩みの原因は、あなたの能力や才能の問題ではない。
あなたがやっている努力の「やり方」だけの問題なのだ。
だから、やり方を改善する工夫を一生懸命やればいい。
自分を責めて工夫を諦めてしまうと、そこで進化は止まってしまう。
多くの人はすぐ目の前の未来に期待しすぎる
多くの人が伸び悩みのタイミングで努力を止めてあきらめてしまうのには、もう一つ理由がある。
それは、多くの人は、すぐ目の前の未来に期待しすぎて、本当に成果が出るまで頑張れない、ということだ。
たとえばブログを始めて、コツコツ書いてきて、月間3万PVくらいにまで育ったところで、頭打ちになったとする。
ここがギアをシフトするタイミングなのに、多くの人は、ここで諦めてしまう。
「こんなに頑張ったのに、たかが3万PVにしかならなかった」と嘆いて止めてしまうのだ。
そうではないのだ。
多くの人は、すぐ目の前の未来に期待しすぎている。
自分の能力を開花させることが出来る人は、もうちょっと先の未来の自分を信じることができる人だ。
コツコツ努力をして改善を続けていくことで、いつか自らが花開くことを信じられる人だ。
世の中には、いろんなことにチャレンジして、どんなことも上手く成功させる人がいる。
その人は、世界の原理原則、成功法則を知っているのだ。
すごくシンプルな成功法則だ。
「止めなければ絶対成功する」という、成功法則を。
成功の絶対法則「習慣化のための習慣化」
「止めなければ成功する」という法則を知っている人は、習慣化の達人だ。
そして、習慣化の達人たちは、「成果を上げるために習慣化」することをしない。
多くの人は、短期間で成果を上げるために習慣化をするから、成果が出なくてガッカリして止めてしまう。
でも、それは成功のための絶対法則からずれたやり方なのだ。
絶対法則はこうだ。
「習慣化するために習慣化する」のだ。
視線を切らさず、毎日コツコツ続け、しっかり改善していく。
でも、短期間の成果は期待せず、とにかく「続けることを目的に続ける」のだ。
もちろん改善サイクルを回すことは大切だが、改善に意識が向きすぎると、すぐに成果が出ないとガッカリしてしまう。
人間がなにか一つのことをマスターして成果をあげるには、僕たちが思っているよりも、ちょっとだけ長く時間がかかる。
その時間差を知っている人は、成果が出ることを期待せず、とにかく「続ける」ことにフォーカスし、ずっと続けるのだ。
そしてこの時間差を知らない人は、思考が捏造した「理想の成長カーブ」どおりに自分が成長できないことを嘆き、うんざりして、止めてしまうのだ。
そこで止めたら一番もったいない!!逃げるな!!!
端的に言えば、「伸び悩んで頭打ちになっている」状態が現れたということは、「もうあとちょっとでブレイクスルーできる場所まで来た」ということだ。
今までの楽習や練習が脳内で積み重なり、あとちょっとで突破できるところまで来ているのだ。
成功法則を知っている人は、だから、伸び悩みを歓迎する。
今までのやり方で到達できる最高地点に来た自分を祝福し、そして、自分のBeingを讃えるのだ。
そして、自信に満ちあふれたBeingで、新しいやり方を試していく。
上手くいかなくたって、失われるものは何もない。
もともとの自分は最高地点まで来た素晴らしい実績を作ってきた人間だ。
成功したら素晴らしい。でも上手く行かなくてもいい。
それは失敗ではなく、成功のための準備期間だからだ。
「失敗」とは、努力を止めてしまった人だけに訪れるものだ。
だからこそ、伸び悩みを感じているあなたには、声を大にして、ここ言いたい。
「そこで止めたら一番もったいない!!逃げるな!!!」と。
まとめ
自分のステージを上げるためには、未来の自分を信じることだ。
それも、普段イメージしているよりも、ちょっとだけ先の未来の自分だ。
未来の自分を信じることで、チャレンジすることが怖くなくなる。
失われるものがなくなるから、どんなチャレンジも楽しんでワクワクしてできるようになる。
上手くいかないことがあっても、そこで腐らずまた違うやり方をして、上手くいくまで繰り返せばいいのだ。
伸び悩みを感じるようになったら、「来たー!!」と喜んでほしい。
そして、進化する自分を信じよう。
突破している自分をイメージして、信じよう。
信じてイメージすることで、未来は実現していく。
僕の本もよろしくね
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。