本田健氏著、「大好きなことをしてお金持ちになる」を読了したのでご紹介。
本田健氏の著書を読むのは初めてなのだが、どこかで名前を聞いた憶えがあると思ったら、昨年11月に読了したハーブ・エッカー氏著の「ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人」の日本語訳がこの本田健氏だった。
さっそく紹介しよう。
大好きなことをしてお金持ちになる by 本田健 〜 成功するだけでは幸せになれない。何をして成功するかが重要だ![書評]
さて、この「大好きなことをしてお金持ちになる」だが、色々と考えさせられる内容だった。
タイトルの通り、ただ成功することを目指すのではなく、大好きなことをして、その結果裕福で幸せになることを目指しましょうということを、自身が大好きなことをしてお金持ちになった経験に基づいて紹介している。
内容的には1月に読了したジョー・ヴィターレ氏の「宇宙スイッチ」に近い。
ただ、自分と同じく現代に生きる日本人が書いている分、本書の方がよりリアルで真実味がある。
そして同時に、成功に対する甘い言葉ばかりを並べるのではなく、現実の厳しさについてもしっかり触れていてリアルであった。
本書のポイントは大別して3つだと感じている。
1. 幸福に生きるためには、大好きなことをしてお金持ちになる必要がある
2. 大好きなことをお金に換えるコツを掴もう
3. 普通の人生から大好きなことでお金を得る人生の移行期にしっかり耐えよう
まず何といっても大事なのが、大好きなことをしてお金持ちになるという点。
人を騙してお金を得たり偶然宝くじに当たってお金を持っても人間は幸せになれないと著者は説いている。
好きなことをしていれば人間疲れないし他者に対する感謝の念も生まれ、周囲にも自分をサポートしてくれる人が集まってくる。
言われてみれば当たり前のことだが、実際大好きなことを生業にできている人は少ないだろう。
そして二つ目の大好きなことをお金に換えるコツを掴むというのも非常に重要なポイントだろう。
著者はこれを5つのキャッシュポイントという考え方で説明している。
1. 得意なこと、2. 経験があること、3. 人が求めること、4. 人が喜ぶこと、5. 時代の流れ、世の中の関心が向かうもの、以上の5点だ。
どんなに好きなことをやっていたとしても、それがまったくお金を生まないのでは、長く続けていくことは不可能だ。
どうやって好きなことがお金を生むようにできるかを必死に考え、自分が向かっている方向を調整することが大切だ。
そして最後の移行期の乗り切り方もとても大事なことだ。
やりたいことをやる、と宣言していきなり会社を辞めてしまっては、明日からどうやって生きて行くのか。
著者は移行期を乗り切るコツを示すとともに失敗例にも触れ、どうすれば着実に自分自身を現在の普通の日々から大好きなことをしてお金持ちになる日々へと脱却できるかを説いている。
まとめ
人生は一度きりで二度と戻ることも繰り返すこともできない。
だからこそ人は成功していと思うしお金持ちにもなりたいと思うのだ。
だが、何をして成功し、何をしてお金を得るかを考える時、人は自身の存在意義と向き合わなければならなくなる。
何をして生きていきたいのか。何をミッションとして産まれてきたのか。与えられている時間は、実はとても短い。だからこそ人はもがくのだ。
もちろん僕もだ。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。