書評

モノへの執着から開放されよう! 読書メモ「断捨離のすすめ」 by  川畑のぶこ

書評
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「断捨離」と「整理整頓」は違うのか? 世の中でずいぶん断捨離が多く語られるようになり、断捨離に関する本もたくさん出版されている。

なぜ僕らは断捨離という言葉にここまで惹き付けられるのか?

それは、断捨離が、整理整頓をするという「モノの状態」を目的とするのではないからなのだろう。

 

 

断捨離が目指すのは、「モノへの執着」から解き放たれ自由になった自分の状態。

ガラクタに埋め尽くされ停滞した部屋に新鮮な空気をたっぷり招き入れ、結果として運気が上がる。

 

 

大切なモノだけを持ち、大切なモノを毎日使う。

食器を見てウキウキし部屋のインテリアに癒される日々。

 

 

これこそが断捨離が目指す世界観。

そして高い運気で生きる人には良い仕事や出会いが次々と舞い込んでくる。

ここまで言われれば興味を持つ人が多いのも頷ける。

 

 

「断捨離」については、考案者であるやましたひでこ氏の「新・片づけ術  断捨離」が元祖だが、この本「断捨離のすすめ」もとても良い本だ。

やましたひでこ氏の「新・片づけ術 断捨離」のエントリーはこちら。

 

 

本書「断捨離のすすめ」は、やましたひでこ氏が監修し、心理療法家の川畑のぶこ氏が執筆している。

 

 

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僕自身かつては非常にモノが多い人間で、モノに囲まれて暮らしていた。

散らかった部屋ではないのだが、とにかくモノが多くて常に溢れている状態。

その状態が当たり前だったので、特に苦痛も不満も感じていなかった。

 

 

でも断捨離を知りやました氏の本を読んで僕はすぐに断捨離を実行した。

古くて使わなくなったMacや古くて着ない洋服などを片っ端から捨てた。

すると、本当に心が軽くなり、それ以降自分の運気が上がったように思う。

 

 

この川畑氏の本にも書かれているが、現代の日本人の家には、とにかくモノが多すぎる。

必要以上にモノに囲まれて生きていると、僕らはモノを大切にしなくなる。

そしてモノを雑に扱うと、部屋は荒れ服装も乱れ、心も停滞してゆく。

 

 

「タダでくれるモノはもらわないと損だ!」 僕らはそう考えて行動しがちだ。

でも、もらって帰っても使わないなら、その物体が占領している場所にかかる費用(家賃など)は、モノが置かれている間ずっと支払われているのだ。

結果で考えれば、使わないものをため込むことは大損なのだ。

 

 

断捨離で中心になるのは「自分」と「今」という二つの価値観。

モノが「使える」からとっておくのではなく、「自分」がモノを使いたいかどうかを考える。

「10年前」に良く着た服だからとっておくのではなく、「今」「自分」が着たい洋服かどうかを考える。

 

 

不要なものを捨て、空間を広げる。 見たくないものを見ない。

使っていて心地良くないものを使わない生活。 これを目指そうではないか。

断捨離への想いを新たにさせてもらった。良い本だ。

 

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