お金・マネー書評

「お金持ち体質」の人が「朝」にしている 10 の習慣

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4. 30分の早起きにレバレッジをかけよう

この本の中で著者の田口さんは1日30分早起きして、そこでさまざまな良い習慣を構築しようと説いている。

たかが30分と思ってはいけない。

この30分を何倍にも有効に使えるようにレバレッジを掛ける方法がある。

30分早く起きる。そして今まで朝食を食べてから出勤していたならば、起きて支度をしたら早い時間の電車に乗り、オフィス近くまで先に行ってしまう。

そしてオフィス近くのカフェなどで朝食を摂る。

これで朝の時間は大きく使いやすくなる。

今まで遅刻ギリギリで行動していたならば、電車はラッシュの一番酷い時間で、ぎゅうぎゅう詰めだっただろう。

30分早起きしてさらに朝食の時間も前倒しして家を出れば、1時間以上早い時間帯の電車に乗れる。

その時間帯の電車も混んではいるだろうが、始業ギリギリ時間帯ほどのラッシュではないはずだ。

ギューギューの電車の中では本を読むこともできず、ボーッと過ごすことになるが、余裕のある電車なら自分への投資時間として有効活用できるだろう。

そして通勤中も「遅刻するかも」という心理的負担がないので、心安らかだ。

さらにオフィス近くに着いてから心に余裕を持って朝食を摂ることができる。

まさに一石三鳥だ。

特に通勤時間が長い人は試してみる価値があるのではないだろうか。

5. 早朝出社で攻撃的に仕事ができる

仕事においてスタートダッシュは重要だ。

僕も20代の頃は遅刻の常習犯だったので分かる。1日のスタートで負けると一日ずっと負け組なのだ。

ギリギリでオフィスに飛び込み慌ててメールを立ち上げる。

するとすでに客先からクレームのメールが届いている。

アポの予定もあってどうしようと慌てていると、タイミング悪く上司から「これやっといて」と仕事が降ってくる。

他部署の担当者から督促の電話が掛かってきて、もうパニック。

そんな経験はないだろうか。

僕は山ほどこういう状況を経験してきた。

朝に負けるのは一日負けることなのだ。

上司より早く、他部署の担当者より早く、客先より早く出勤する。

それだけで僕たちの一日は完全に生まれ変われる。

メールチェックを一番乗りで済ませば、懸念事項を上司に先回りで相談できる。

他部署との調整に先手を打てる。

客先からクレームが届く前にフォローアップのメールを一通送っておくことができる。

先手を打つことで攻撃的になれる。自分のペースで仕事が進むから、余裕を持って時間を過ごせる。

すると、残業せずに早く帰れるようになっていくのだ。

仕事がどうしても後手に回ってしまう方は、先手必勝のための早起きは非常に有効だ。

6. 考える時間を作る

あなたは「純粋に考える」時間を日々作っているだろうか。

仕事のこと、将来のこと、恋人のこと、家族のこと、もちろんお金のこと。

歩きながら何となく、ではなく、一日の中に時間枠として「考える」時間を持つ。

これが実に大切なことなのだが、夜更かしで朝から後手に回る人はこの時間を持つことができない。

自分がやるべきこと、やりたいことは何なのか。

いつまでにできるのか。何を変えなければいけないのか。

何となく考えて終わりではなく、ノートやタスク管理ツールなどに書き出し、形にしていく。

考える時間の確保は何と言っても朝だ。一日の仕事を終えた夜は気持ちが「反省」モードになりやすく、前向きになりにくい。

僕自身も朝に考える時間を設定しているし、多くの企業経営者やエクゼクティブが早起きなのも、この「考える」時間の確保が日中では難しいためと言っても過言ではない。

考える時間を確保する。とても大切なことだ。

 

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