5月28日に僕の手許にやってきたiPad。あっという間にあれから10日が経過したので、まずはこの10日間の僕なりのまとめを書いてみる。
全体の印象: とにかく素晴らしい!
とにかく素晴らしいの一言。到着まではMacとiPhoneの中間と言われてもイマイチ実感がなかったが、届いてみて良く分かった。簡単なことならいちいちMacを起動しなくても済んでしまう。Macはデスクにあって構えなければならないが、iPadならリビングや寝室、トイレ、お風呂でも使えてしまう。
動きが軽快で画面が広く美しい。そして片手で持って歩ける軽さ。絶妙のバランスである。
使用シーン: 予想外の結果
購入するまではiPadは自宅で使うものと思っていたのだが、結果として先週は毎日ずっとMacBookとiPadを両方持って歩いていた。つまり従来より鞄の重量が700g増えてしまったわけだ(^_^;)。
理由は簡単で、iPadはずっといじっていたい触り心地なのだが、現段階ではまだMacBookがないと支障を来すことが多いから。でもオフィスや移動中でも、ちょっとした時間に受け身の操作、メールチェックやウェブのブラウズ、RSSの巡回、Twitterなどをするだけなら、MacBookよりもむしろ持ち方、置き方の自由度が高いiPadの方が使い心地が良い。
特にRSS巡回に関しては、Mac版のアプリの完成度がイマイチということもあって、iPadでの巡回が現段階てもっとも効率良く、気分も良いチョイスとなっている。
そしてもう一つ予想外だったのが、Macと連動して動くアプリが予想以上に便利なことだ。
iPadをMacのサブモニタとして使ってしまうAir DisplayやMacに格納されている動画をiPadにストリーミングしてしまうAirVideo、iTunesの音楽ファイルをiPadでストリーミングできるStreamToMeなど、WiFiをフル活用してMacと連動するアプリがとても便利。この手のアプリはこれからもどんどん出てくるだろう。楽しみだ。
そしてもともと予定していた家庭内での利用に関しても、予想以上に便利で嬉しい。特に良いと感じているのが朝で、目が覚めて枕元のiPadのロックを解除すれば、すぐにメールチェックとTwitterのMentionの確認が終わってしまう。
Macは起動するのに時間がかかり、今まではその時間ぼーっとモニタの前で待っていたのだが、今ではiPadでTwitterのMentionに返信している間にMacが起動するようになり、朝の忙しい時間をセーブできている。
もちろんリビングでニュースを読んだりちょっとした情報をWikipediaで調べたりも便利で楽しい。そう、とてもカジュアルなのだ。デスクに向かわなくていい。自分の姿勢に合わせて縦でも横でも使え、お風呂にだってトイレにだって持っていけてしまう。こんなデバイスいままでなかった。
今後に期待: マルチタスク、親指シフト、日本語変換
とにかくマルチタスクが欲しくてどうしようもない。これは秋には実装されることが分かっているので待つだけなのだが、上述した通り有り得ないぐらい便利なデバイスなので、マルチタスクになっていないことが残念で仕方がない。
ある意味iPhone OS 4になる前の現状のiPadは、まだ本当の意味ではデビューしていないのかもしれない。マルチタスクが使えるようになった時に、iPadが本来持つ力が全て発揮できるようになるのだろう。
もう一つは親指シフトだ。これもマルチタスクが実現すれば、勝間和代氏がTwitterで呟いていたように、バックグラウンドで動作する親指シフトエミュレーターも開発されるだろうし、日本語変換もATOKやかわせみなどが進出することもできるようになるだろう。
というわけで、「秋」と言われているiPad用iPhone OS 4.0の登場を首を長くして待とう。
以上、iPadがやってきて最初の10日を簡単にまとめてみた。まだ発売から10日ということで、アプリも利用シーンもこれからどんどん増えていくことだろう。
スタート時点でこんなに素敵なiPadが、今後どのように飛躍していくか、とても楽しみだ!
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。