10. ダイエットで変わるのは見た目だけではなく心と理解する
ダイエット前の僕は、自分のことが嫌いだった。
若い時はあんなに細かったのに、と、いつも後向きに考えていた。
写真を撮られるのは大嫌いで、カメラを向けられるとスッと逃げていた。
今回の本で、表紙に太っていた頃の写真を使おうということになったとき、当時の写真の少なさに驚いた。
「自分は醜い」と思いながら生きるのは辛い。「自分の汗は臭うのではないか」と思いながら、滝のような汗を流すのは悲しい。
地下鉄の階段を一度には昇れず、途中で一度休む自分は情けない。
だから堂々と自分の意見が言えなくなるし、考え方も後向きになり、斜に構えるようになる。
「どうせうまくいかないよ」と。
洋服屋も嫌い。お相撲さんみたいな服しかサイズが合うものが売ってないから。
店員さんが、他の客には寄っていくのに、僕が店に入ると蜘蛛の子を散らすように逃げていくから。
洋服屋さんが嫌いだから、オシャレをしなくなり、ますますやぼったくなり、不潔にもなる。悪循環だ。
僕が27kgのダイエットに成功して感じた、一番大切なこと。
それは、自分の姿を好きになるということ。
顔は変えられないし、薄くなった髪の毛は生えてこないけれど、それらは自分の努力ではどうにもならないことだ。
でも、太っている自分は、自分の努力で変えることができる。
そして、頑張って痩せた自分のことを、誇りに思えた時、僕の中に、すごくまっすぐな自信が生まれた。
うん、僕40歳にして、頑張ったじゃないか、と、自分を褒めて好きになる。
それが多くの人がダイエットに求める、一番の理由なのだと、僕は気づいた。
▲ 41歳当時。痩せたばかりの頃に太っていたころのズボンを履いてみた。
まとめ
27kgというと、5kgのコメ袋5個以上だ。
そんな大量の脂身が身体についていれば、顔の形も変わるし血管も詰まるだろう。不健康になって当たり前だったのだ。
でも、誰だって太りたくて太ってるんじゃない。
どうしていいか分からないから、太ってしまう。
痩せる方法が分かれば、やせる仕組みがあれば、誰だって「デブ」な自分とお別れできるのに、正しい方法が分からないからやせられないのだ。
太っていた時の僕は、食べることに執着していた。
でも、僕は食べることを楽しんでいたかと言われると、楽しんでいなかったと感じる。
失った何かを埋めるために食べている。現実を見ないために詰め込んでいる。
怒りを抑えるために流し込んでいる。
そんな感じだった。
痩せることによって、見た目が若々しくなる。そして健康になる。
周囲が自分に好感を持ってくれるのが伝わるようになる。そして自分のことが以前よりちょっと好きになる。
僕は自分の本のサブタイトルに「やせる「仕組み」で人生を劇的に変える」と入れた。
これは大げさなことではない。
そして僕だけに起こった奇跡でもない。誰でも簡単に実行可能で効果も出る、正攻法だ。
本には4人のiPhoneダイエット成功者の方にコラムに登場してもらい、成功の秘密を語ってもらっている。
「やせたい」「キレイになりたい」「美しくなりたい」。
そう願うすべての方に、リバウンド地獄から生還した僕が、心を込めて書きました。
日本からデブが一人もいなくなる日を夢見て。
No Second Life。実行しよう。
もし良ければ、本も読んでくれたら嬉しいです。
「やせる「仕組み」で人生を劇的に変える! iPhoneダイエット」のチェックはこちらから!
併せて読むと良い参考図書
ダイエットに関する人気エントリーはこちらにもたくさん!ご一緒にどうぞ!
更新履歴
2012年10月30日 オリジナルコンテンツを公開しました。
2020年3月13日 加筆訂正して2020年版最新状態にアップデートしました。
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。