6. ギックリ腰は突然起きない
高橋さんの治療院を訪れるぎっくり腰の患者さんの多くは、「突然ぎっくり腰になった」と訴えるという。
だが、高橋さんに言わせれば、「ぎっくり腰は突然なんか起きない」ということになる。
ぎっくり腰には必ず予兆があるものだという。ただ、多くの人は、その細かい不調に気づかないか、無視してしまい、結果として大変な状態になってから治療院に駆け込むのだ。
そうならないためには、ちょっとした不調を感じた段階で治療をすることが大切だ。
だが、そもそも一番大切なのは、細かい不調が出ない生活をすること。
そしてそのために最も大切なのが、「正しいS字姿勢」で日々生活を送ることなのだ。
ぎっくり腰は激しい痛みを伴い、身動きもできなくなってしまうため、多忙な人が発症すると影響が大きい。
そうならないように、是非正しい姿勢を身につけて欲しい。
7. 休むことも大事なトレーニング
適度な運動は身体に良いとされているが、健康に目覚めた真面目な人は、「適度」を忘れ、運動をやりすぎて身体を痛めてしまうことも多い。
僕も耳が痛いのだが、運動はやり過ぎれば身体にとってはストレスになり、健康を害する元になってしまう。
休養は「サボリ」という意識を持ってしまうアスリートも多いが、「回復」のための大切な時間なのだ。
電化製品は壊れたら部品を取り換えることができる。
だが人間は自分の身体を取り換えることはできない。
疲弊した時にはしっかり休んで回復を優先させ、元気を取り戻してから活動する。
当たり前のことなのだが、現代人は忘れてしまいがち。
是非気をつけよう。
8. 「瞑想のススメ」
僕は著者の高橋さんに奨められて瞑想を始めた。
定期的に瞑想をする習慣が身についたのは、本当に素晴らしいことだ。
瞑想は人生の質を高め、自分が進むべき方向を導くツールとして機能する。
具体的な瞑想の手法については本書を読んでいただきたいが、得られる効果は大別して以下の3つだ。
・脳とからだのリラックス
・迷いが消え、ひらめきが得られるようになる
・「将来のなりたい自分」に近づく「未来地図作り」
瞑想とは、頭の中を空っぽにして、情報を整理する作業だ。宗教でもなんでもない。
人間は通常目覚めている時間は常に情報を浴び続けている。
それを意識的に遮断することで、表層的な情報が整理され、その奥から、潜在意識下にある「ひらめき」や「願望」などが現れるのだ。
瞑想の効果はやってみないと分からない。
是非15分の瞑想を習慣化してほしい。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。