「人生を劇的に変えるには習慣を変えるしかない」。僕はそう思っている。
なので、日々の生活がしっくりこなかったり、何かがうまくいっていない時には、習慣がうまくいっていないことが多い。
たとえば「夜更かしが続いて寝不足が続いている」とか。
たとえば「夜の会合が多すぎて飲み過ぎが続いている」など。
ならば、まずは夜の会合を入れられないようにMacのBusyCalに「飲み会ブロック」専用カレンダーを作成して夜の時間を真っ赤に表示させてみる。
さらに、夜の20:45になると毎晩「お風呂にお湯を入れる」、21:10には「お風呂に入る」、21:50には「寝室に移動」と鳴るDueの繰り返しタスクを設定する。
そして、なるべく飲み会を入れないようにして、家で早寝早起きをするように生活を改善していく。
くだらないと思うかもしれないが、こういった一つ一つの地味な改善が、じわじわと生活を改善してくれるのだ。
良質の睡眠がきちんと取れていれば日中の集中力は高く、体調も良くなる。
仕事も進むし運動もたっぷりできる。自宅で食事をすれば支出も減るし栄養バランスも良くなる。深酒の心配もない。
習慣力は本当に大切なのだ。
といっても、自分にとって居心地の良い完璧なタスクリストが作れるようになるのには、それなりの時間がかかる。
僕はいまメインのタスクリストはOmniFocusにしていて、ルーチンタスクのサブタスク一覧をToodledoに表示させているが、自分なりに満足したリストになってきたのは、まだここ半年くらいだろう。
タスク管理を本格的に始めて3年近く経つが、まだまだゴールは見えない。日々改善の連続である。
居心地の良いタスクリストを維持するコツは、季節や自分の変化に合わせてちょくちょくタスクリストを更新することだ。
やらなくなったタスクが入っていると、それを見た時に心の中で僕らは「そこ、ホントはやらないんだけどな」というネガティブな信号を出す。
古くなったタスクリストや、しっくりしていないリストは見たくなくなるので、タスクも出来にくくなる。
だから、リストを見ていてモヤっとしたら、すぐにそのモヤモヤの原因を突き止めて、そこを最新の状態に更新するのだ。
現実との齟齬がなく、実行していて気持ちがいいタスクリストができると、実行していると楽しくなってリズムが出てくる。
そういう状態にできると、実行することが苦にならなくなるので、ストレスフリーでタスクが実行できるようになる。
先日季節の変化と自分の心境に合わせて、タスクの実行順を大きく入れ替えた。
夏は気温が高いので、ランニングをそれまでの昼前から朝一番に動かし、筋トレと瞑想も昼から朝に動かした。
それに伴い、タスクの実行時間帯や実行順が大きく変わったので、参考までにリストを晒してみる。
皆さんがここまでやる必要はないと思うけど、参考になる部分があれば採用してみてください。
朝のルーチンタスク・リストをアップデートしたので晒してみる
1. ファーストタスク
「ファーストタスク」は目が覚めた直後にすることリスト。10分かからない。
「パジャマを抜いて裸になる」「トイレにいく」「水を飲む」は省略してある。
ちなみにそれぞれの画像はクリックすると拡大されますので、じっくり見たいかたは拡大してどうぞ。
体重は毎朝起きた直後に測ることにしている。併せて血圧と体温を測り、結果を記録する。
あと、セルフイメージとミッションステートメントの音読は、目覚めた直後で意識が完全に覚醒する前の、ちょっとボーッとした時間帯が良いそうなので、ここで。
この「ファーストタスク」が終わったら、「瞑想」を15分して「筋トレ」をして、それから「ランニング」に出る。
なので、パジャマを脱いだらそのままランニングウェアに着替えてから、このファーストタスクを実行している。
2. 日次レビュー
ランニングから戻り、シャワーを浴びて着替えたら「日次レビュー」の時間。ここは30分くらいかかる。
前日の振り返りが中心。
僕は夜にレビューをやろうと思っても定着できないので、翌朝に前日分を振り返る。
ライフログ系のアプリのスクショを取ったり、Webサービスのデータをエクセルに入れたりしている。
お金の計算もココでやっている。
本当はお金の計算は夕方に別にやっている「日次クローズ」に移したい。
ただ、夕方は外出の予定があったり疲れていたりで不安定で、習慣化しにくい。
もともとお金の計算が苦手で、習慣化しにくい時間帯に移動したら実行しなくなってしまったことがあったので、仕方なくここに置いている。
朝ならちゃんと実行できるから不思議。
3. 日次スタート
「日次レビュー」が前日の振り返りなのに対して、「日次スタート」はその日やることの最終確認。
前日の夕方にやる「日次クローズ」で翌日の予定は確認しているので、ここはサクッといく。10分かからない。
iPhoneのEvernote同期をこのタイミングでするのは、日次スタートが終わった後は執筆タイムになるので、しばらくiPhoneは触らなくなるため。
まとめ
僕は個人事業主なので、これらの朝の3つのルーチン群は、仕事とプライベート両方のタスクが混在している。
会社勤めの方は、仕事のタスクは会社に出勤してから別にやるだろうから、ここまで項目は多くならないだろう。
ここまで色々やる必要があるか?と言われれば、僕の場合はこれをやっておくと、とても快適に一日が過ごせている、としか答えようがない。
すごく忙しい日や二日酔いの日などにスキップしてしまうことがあるが、日記などは遡ってでも必ず全部埋めるようにしている。
日記がないと、週次レビューの時にその日何をやっていたかを思い出すのが面倒なのだ。
人間の記憶がいかに曖昧かは、あとから日記を見返してみると良く分かる。
というわけで、2013年夏バージョンの立花式朝ルーチンはこんな感じ。
参考になる部分があれば参考にしてください。
今日もこのリストに従って、快適にタスク管理しております(^-^)。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。