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岡部明美 LPL養成講座 最終第5講 合宿セミナーを迎えるにあたって

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今日から土曜日まで、あけみちゃんこと岡部明美さんの 7期 LPL養成講座 の第5講の合宿セミナーに参加する。

昨日突然発熱してヒヤヒヤしたが、今朝には何とか熱も下がりホッと一息。

7月から始まった7期LPL養成講座は、3日 x 5ヶ月の合計15日という長丁場の学びの場である。

それだけではない。講座と講座の間には課題図書があり、課題ワークがあり、さらに自主トレという受講生同士が集まって行うトレーニングも課されている。

実はこの文章も、LPLの課題なのだ。

僕の場合LPL養成講座の意義を読者の皆さんに伝えることもミッションの一つだと思っているので、せっかくなのでこの「感想文」をブログで公開することにした。

 

 

 

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岡部明美 LPL養成講座とは

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LPL養成講座とは、あけみちゃんこと岡部明美さんの実戦的リーダー養成講座である。

あけみちゃんはもともとセラピスト出身で、この講座も当初は「セラピスト養成講座」であった。

しかし、あけみちゃん自身が「セラピストとしてクライアントの過去のクリーニングをするだけではなく、未来のビジョン・ミッションを描くサポートをしたい」と強く願うようになったのに伴い講座の内容も進化する。

その結果、従来は人間の過去の傷を癒す手伝いをするセラピストを養成する講座に、企業経営者や僕のような個人事業主が殺到することになる。

LPLとは、「ラビング・プレゼンス・リーダーシップ」のことである。

ラビング・プレゼンスは、ハコミ・セラピーの最も重要な概念の一つで、注意深く愛に満ちた意識状態のことを言う。

この「ラビング・プレゼンス」に「リーダーシップ」という、まったく性質の異なる言葉が連結して、LPL養成講座は生まれている。

あけみちゃんのWebサイトからLPL養成講座とは何かを引用しよう。

岡部明美の「LPL養成講座」は、これまでの岡部明美「カウンセラー&セラピスト養成講座」の発展・進化系です。

LPLとは、「ラビング・プレゼンス・リーダーシップ」の略です。愛と共に人の心に寄り添い、相手の中にある答や真実に出会うサポートをし、相手の中から「愛と意志」「新しい選択」が出てくるようなサポートの仕方をこの講座で学びます。

援助の手法としては、岡部明美が長年学び、使ってきた様々なカウンセリング、セラピー、ビジョンコーチングなどの手法を余すことなくお伝えします。いずれも、人がイキイキと自分らしさを取り戻し、自分の個性と可能性を発見し、いのち輝かせて生きる道を歩む支援の仕方を学びます。

カウンセラーやセラピスト、ドクターやナースなどの援助職の方にとっては、更なるスキルアップになる講座でしょう。そして、経営者などリーダーの立場にある方々にとっては、より豊かなコミュニケーション、人材育成の方法を学ぶことができ、良い社風になるための様々なヒントや答をこの講座で見つけられるでしょう。

 

多くの企業経営者さんたちは、古い形のリーダーシップでは従業員や役員とのコミュニケーションが上手く行かなくなりつつあることを知っている。

「命令」「束縛」「恐怖」といったキーワードで従業員を縛り、言うことを聞かせることは確かに「楽」だった。

しかし、高度に情報化し、グローバルな競争に晒される現代において、そのような「ボス・マネージメント」には限界が訪れている。

会社の理念・ミッションを従業員と共有し、従業員の心の傷や痛みを理解し癒し、ともに歩む経営を目指す。

それがあけみちゃんのLPL養成講座が目指すリーダー像だと、僕は理解している。

 

 

 

LPL養成講座に参加を決めた理由

僕がLPL養成講座への参加を決めたのには、幾つか理由があった。

当時の僕の状況はあまり良いものではなかった。

簡単に紹介しよう。

 

激しい燃え尽き状態

17年間のサラリーマン生活を2011年3月に終え、フリーという世界に自分自身の身を置いた。

そして2012年には4冊の本を出版し、お陰さまで売れ行きも良かった。

セミナーやイベントにはたくさんの方が参加してくださり、僕はフリーとしての基盤を固めることができた。

しかし、そのいっぽうで、僕は急激な変化についていけず、完全に燃え尽きてしまっていた。

昨年10月に4冊目の本「iPhoneダイエット」が出た。

しかし、その頃、僕はもう原稿なんか1文字も書きたくなかった。

あれほど「本を出したい」とうわごとのように言っていた僕が、わずか半年ちょっとの間にそんな状態になってしまったのだ。

本だけではない。

ブログも全然書きたくないし、セミナーもやりたくなかった。

人前で話すことなんて何もないし、ブログや書籍で語りたい言葉もすべて空っぽになっていた。

かろうじてブログは続けていたものの、書籍の企画もセミナーも全部ストップし、僕はモラトリアムの中に潜り込んでしまった。

僕が初めてあけみちゃんの3daysワークショップに参加した今年の3月は、僕はそんなひどい状態のさなかにあった。

 

 

ライフハック・自己啓発の限界

僕のブログは「ライフハック系」と分類されることがある。

僕自身はそんなに自分がライフハック系だとは思っていなかったのだが、確かに「仕事術」や「時間管理術」「読書術」のような、ちょっとした工夫は好きだ。

あと、僕はサラリーマンから独立してフリーになるにあたり、自己啓発書を片っ端から読み、できることはとにかく実践してきた。

だから、自分のセミナーでも、「ブログ術」「習慣力」「ブランディング」といった、ライフハック的要素や自己啓発的要素が強いものを多く扱ってきた。

しかし、自分自身が燃え尽きつつあったこともあったが、僕の中でライフハックや自己啓発の限界を感じてしまったのも、この時期だった。

セミナーで僕は「夢を叶えよう!」と「ポジティブでいこう!」と受講生に訴えていた。

しかし、質問タイムに受講生から「私は自分が何をしたいのか分からないのです」「自分のことが好きになれないんですが、どうすればいいでしょうか」という言葉を投げ掛けられたとき、僕には返す言葉がなかった。

「ライフハックやポジティブシンキングでは人間は救えない」

僕はその解決手段を本気で探し求めていた。

 

 

ゴールはただのスタート地点だった

「独立して出版し、著者になる」。

これは僕の長らくの大きな夢だった。

そして僕はその夢を叶えた。

しかし、そこはゴールではなかった。

ただのスタート地点だったのだ。

僕の本はそこそこ売れたが、世の中にはもっもずっと凄い人がゴロゴロいる。

僕は43歳にして、やっとスタート地点に辿り着いたに過ぎなかった。

その事実に僕は呆然とした。

いったい何をすればいいのか。どこに向かっていけばいいのか。

その答えを見つけないと、次の一歩が踏み出せない。

そんな焦りがあった。

 

 

あけみちゃんLPL養成講座に賭ける!

そのような状況の中で、僕は7期 LPL養成講座の受講を決めた。

最大の理由は、当時僕が一番気になり、そして求めていたものを講座が与えてくれるのではないか、と感じたからだ。

それは、僕の中で封印してしまっていた、「感情」「直観」「感覚」「感性」といった、右脳的なアプローチを取り戻し、僕自身の中で統合することだ。

 

 

僕は周囲から「すごくロジカル」「論理的」と言われることが多い。

でも、僕は子供の頃からサラリーマン時代の最初のころまでは、めちゃくちゃ感性の人だった。

両親ともにミュージシャンだったし、祖父は日本画家だ。芸術家一家だったし、音楽の成績も抜群によかった。

ところがサラリーマン時代に当時の上司から「お前の仕事は感覚でやっていてダメだ」「すべてを数値化して考えろ」「ロジカル・シンキングを磨け」と徹底的に叩かれた。

そこで僕は自分が感覚的、感性的であることは「悪」だと思い込み、それらを封印してしまった。

もちろん感情や感性がない人なんていないのだが、極力出さず、クールでロジカルでありたいと思った。

 

 

ロジカルでクールであることは、企業のマネジメントをしていくうえで「便利」で「効果的」ではあった。

しかし、人間は最終的には感覚的な部分とロジカルな部分が統合されてこそ、完成されるもののように感じていた。

自分自身が一つの「達成」を果たし、燃え尽き、では次の僕は何をするの?となったとき、そこには豊かな感性や情緒、それに直観やひらめきが僕のロジカルに統合されてこそ、次の僕の世界が見えるのではないか、と思ったのだ。

あけみちゃんのLPL養成講座を受講すると、男性は「意志から愛へと統合される」という(女性は「愛から意志へと統合される)。

もちろん今こうして書けるほど当時は筋道だって考えられていたわけではない。

しかし、「あけみちゃんに賭ける!」という直観に僕は従ったのだ。

「直観に従う」という判断自体、当時の僕には大きな飛躍だった。

そして僕の判断は、完全に正しかったことが、あとで分かる。

 

 

 

LPL養成講座の学び

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過去の自分と向き合うこと

LPL養成講座では、第1講から第3講にかけては、自分の「過去」を徹底的にクリーニングしていく。

第1講では幼少期の体験について、第2講では思春期と、その投影としての夫婦・パートナーについて、第3講では青年期・自我について。

この作業は、ときとして多くの苦痛を伴う。

僕たちは、本当に辛かったこと、悲しかったこと、イヤだったことは、心の奥底に「封印」して、なかったことにしてしまう。

なぜなら、その傷と毎日向き合っていたら、辛すぎて生きていけないからだ。

だから、過去と向き合うためには、僕たちは封印していた「傷」と向き合い、その傷を白日のもとに晒さなければならない。

 

 

あけみちゃんから、一流セラピストがクライアントの過去の傷を引っ張り出し癒す手法を僕たちは学ぶ。

そして受講生同士でその手法を用いて、お互いの過去の傷を引っ張り出し、そしてそれをクリーニングするというトレーニングを徹底的に行うのだ。

ずっと封印していた傷を引っ張り出されて号泣する人もいる。どうしても過去の自分と対峙したくなくて、逃げることもある。

僕も正直この作業は辛かったし、当初はその意義が十分には理解できていなかった。

しかし、この作業を行うことが、非常に大切で重要なことだと、第4講で気づくことになる。

 

 

封印した傷が癒えないとビジョンは出てこない

僕たちの意識の95-97%は潜在意識だと言われている。

僕たちは自分のことなんて、なーんにも分かっていないのだ。

「理由もなく不安」「漠然とイヤな気持ち」「頭では分かってるのにできない」

そんなことが良くあるだろう。

これらは、表層の「顕在意識」ではなく、潜在意識に自分がコントロールされている状態を指す。

 

 

さて、LPL養成講座の受講生はなぜ過去のクリーニングを徹底的に行わされるのか。

それは、過去の傷を封印しているということは、顕在意識と潜在意識の間に「蓋」がされている状態だからだ。

蓋をしているということは、顕在意識と潜在意識が自由に行き来できない。

潜在意識の奥深くにある、豊かな感性は、その人が生きるための「大いなるビジョン」そして「心からやり遂げたいと願うミッション」に満ちている。

心の奥から願うビジョン・ミッションを持って生きる経営者と、頭だけで数字や事業計画を考えている経営者。

その違いの大きさが想像できるだろうか。

自分がこの世界に生かされている理由(ミッション)を知り、そのミッションを自分の生命が尽きるまでの期間に達成しようと生きる人は本当に強い。

だから、受講生たちが、本当のビジョン・ミッションを導き出せるようにするために、自分の中の「パンドラの箱」を開けなければならないのだ。

 

 

パンドラの箱を開けると、そのすぐ下には、封印していた「痛み」「傷」がドバッと出てくる。

見たくないもの、聞きたくないもの、絶対に許せないと思っていた過去が、ずるずると出てくるのだ。

しかし、この傷と向き合い、過去の自分をいまの自分が抱きしめてあげることで、過去の傷は昇華され、癒えていく。

そして、過去の傷が癒えると、その下に隠れていた、豊かな感性とともに、大いなるビジョン・ミッションが見えてくるのだ。

僕自身、第3講と第4講で、大きなブレイクスルーがあり、心の中に閉じ込められていた「小さい頃の傷」を癒してあげることに成功した。

そしてそこから、それまで想像もしなかったような大きなビジョン・ミッションが見えてきたのだ。

 

 

過去から未来へと飛躍する第4講

LPL養成講座では、第1講から第3講まで、徹底的に過去のクリーニングを行ったあと、第4講で「愛」と「ビジョン」を学ぶ。

多くの人にとって、「目標」や「目的」は「自分・自我」のレベルで作られていることが多い。

しかし、「愛」について学ぶことで、僕たちは自分の人生が有限であり、愛する人とも必ず別れるときが来ることを知る。

「他人とは、生きて別れるか死んで別れるかの二種類しかない」。あけみちゃんの言葉がとても印象的だ。

僕たちにとって、「夢」とは、この肉体を持った生命が尽きるその日までに成し遂げるべきことなのだ、と心から気づくこと。

それによって大いなるビジョンが見えてくる。

頭でひねくり回した小さなビジョンではない。

体全体、体中の細胞すべてが歓声をあげるような、大いなるビジョンが見えてくるのだ。

そのビジョンを形にしていく「ビジョン・コーチング」で、その「夢」に言葉が与えられ、僕たちは進むべき道を改めて理解する。

そして今日からの第5講で、さらなる未来へと飛躍すべく、僕たちは夢を語りに出かけていくのだ。

 

 

 

まとめ LPL養成講座とは「愛と意志の科学」の講座である

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心理学やセラピストというと、怪しいとか「宗教ですか?」といぶかしむ人もいるかもしれない。

しかしそれは完全な誤解である。

LPL養成講座は非常に科学的かつ合理的な講座だ。

扱っているターゲットが人間の心という、形のないものであるだけだ。

形がない人間の心を正しく取り扱うには、専門の知識とテクニックが必要だ。

LPL養成講座では、その考え方と手法を学ぶ。

 

 

経営者や自営業者たちは、この講座を通じてまず自分自身が癒され、そしてビジョンを持つことができる。

そして同時に、あけみちゃんが僕たち受講生を癒し導いた手法をも得ることができる。

経営者の方たちは、自らの会社に戻り、今度は自分たちの会社で働く人たちの心を癒し過去をクリーニングし、そしてビジョンを共有することができるようになる。

「命令されたからいやいや従う」「食っていくために仕方なく働く」のではなく、「社長と会社のビジョンを共有し、ともに達成するために働く」「自分の夢を達成する過程として、自分と会社がともに成長するために働く」という関係性へ。

「経営者を変えないと社会は変わらない」とあけみちゃんは言う。

あけみちゃんは経営者たちが愛とビジョンに目覚め、会社を自ら変革するサポートをすることで、日本と日本人の働き方を変えようとしているのだ。

まさに「愛と意志の科学の講座」。僕はLPL養成講座をそう位置づけている。

 

 

今日からの第5講をもって、7期 LPL養成講座は終了する。

僕はこの5ヶ月間で、日本全国から集まった、多くの素晴らしい友人を得ることができた。

それぞれ自分自身のビジョンを持つ、多くの同士を得られたことも、この講座で得られた貴重な宝物の一つだ。

これらの多くの宝物のおかげで、どうやら僕は燃え尽き状態から脱却し、次の目標を見据え、そこに向かって飛躍する準備が整いつつある。

来年に向けては、LPL養成講座で学んだ多くのことを、僕なりにアレンジして統合して、皆さんに何らかの形でシェアしていきたいと願っている。

今日からの3日間、めいっぱい学び、体感し、楽しみたいと思う。

あけみちゃん、主催の皆さん、そして受講生のみんな、今日からの第5講、よろしくお願いします!!

 

 

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