習慣書評

マイナス思考からすぐに抜け出す 9つの習慣 by 古川武士

習慣書評
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3. イヤな気持ちは紙に書き出す

僕たちが不安になったりイヤな気持ちになったときには、多くの場合頭の中で堂々巡りが起こっていることが多い。

漠然とした将来への不安とか、お金に関するトラブルの可能性など、モヤモヤとして思いがぐるぐると頭の中を駆け巡るのだ。

そんなときは、イヤな気持ちの原因を紙にどんどん書き出してみるといい。

感情を書き出すことで、自分を悩ませている物事の全体像が見える。

そしてそのことで、問題は数え切れないほどあるわけではないことが見え、また、実際には大した問題出はないことも分かる。

すると、物事を客観視できるようになり、勇気をもって乗り越えるための方策を考えられるようになるのだ。

モヤモヤした感情は原因を書き出すことで分解され、その正体が明らかになるのだ。

4. 長い時間軸から俯瞰する

僕たちは今この瞬間にある悩みに全身を囚われてしまう。

しかし、その悩みというのは、一生涯続くものではないのだ。

一年前の今日、何に悩んでいたかを憶えている人はほとんどいないという。

長い人生という時間軸から見れば、今日の悩みなど一瞬のことなのだ。

時間軸を長く考えるようにすると、目の前の些細なことに振り回されなくなる。

何が大切なことで、何を重視するべきかが見えてくる。

だからこそ、長期的なビジョンや視野を持とう。

些細なことが気にならなくなっていくはずだ。

5. コントロールできることに集中する

僕たちの人生には、コントロールできることとできないことがある。

自分の親を変えることはできないし、学歴や職歴など、終わったことは変更できないことが多い。

しかし、僕たちはコントロールできないことで悩んでいることが多いのだ。

たとえば不本意な異動を命じられてしまったとか、上司と上手くいかないなどというケースもそうだ。

異動は会社命令で自分の意志でコントロールすることはできないし、上司を選ぶこともできない。

しかし、異動が短期で終わるように会社に希望を伝えることはできるし、上司が何を望んでいるのかを知るために積極的にコミュニケーションを取ろうとすることはできる。

できないことにフォーカスしても、結果を変えることはできないのでストレスが溜まるばかりだ。

原則として、コントロールできることは「自分と原因」、できないことは「他人と結果」だ。

ここをしっかり切り分けて、コントロールできる部分に意識を集中させよう。

 

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