ブックレビュー2010年の83冊目は本田直之氏著、「カラダマネジメント術!」を読了。
シンプルな文章で明快なロジック、でも課題は重くてしかも猛烈に大事なことが書いてある。本田直之氏の本はどれも素晴らしく、全部読もうと思っているのだが、本書もやはり素晴らしかった。
カラダマネジメント術! by 本田直之 〜 30代以上必読の書!! [書評]
ただし、この「カラダマネジメント術!」は、今まで読んできた「レバレッジ」シリーズや、「パーソナル・マーケティング」などとは視点が異なる。
いや、その表現は正確ではない。視点を大きく持てば自分の人生をマネジメントするという共通の大命題から出発しているのだが、派生の仕方が従来の本とは違うのだ。
タイトル通り、本書はカラダの本である。
ビジネスパーソンが30歳を越えたときに向き合わなければならない肥満・メタボ・体力の衰えに焦点を当てている。
しかも、ただのダイエット本や運動本ではなく、ビジネスやセルフ・ブランディングとカラダの問題をリンクさせているところが本田氏らしい切り口である。
カラダの問題は我々のビジネス人生とも密接に関係していることは、実は僕らは皆心では分かっている。
分かっているがなかなか口に出さないのは、皆それを弱みだと思って後ろめたく感じているからだ。
体力がなければメンタルに弱さが出たり、早起きが出来ず仕事に追われる生活になったり、ちょっと案件が重なるとすぐにイッパイイッパイになったりと、ビジネスにも影響が出る。
もっとひどくなって生活習慣病になったりしたら、仕事への影響は甚大なものになる。
本書では、そのように僕らが抱えるカラダに関する問題を整理してから、いかにカラダをマネジメントしていくかについて、シンプルかつスパルタに教えてくれる。
本田直之氏はサーフィンもするしトライアスロンにも出場するスポーツマンである。
そんな本田氏だから出来たんだ、と諦めないで欲しい。
僕自身もランニングで25kgのダイエットに成功しているが、決して意志が強い訳でもスポーツマンだったわけでもない。
とにかく危機感を持って本気で取り組むことで、カラダ・マネジメントは成功すると信じている。
ただし、「本気」と言っても、やみくもに必死にやれば良いというものではない。
しっかりとした知識を身につけ、プロからしかるべき指導を受けることで、最短コースでトレーニングを行い成果を出し、目標を持ってその目標をクリアすることで達成感を得ていく上昇するための仕組みを作ることも忘れてはならない。
本書によれば、30代の80%は定期的な運動習慣を持たないという。
一番運動しなければならない世代がほとんど運動できていないのだ。
30代から溜まる「カラダ負債」を一掃し、爽やかで充実した、そして攻めの40代を迎えるために、今日からカラダ・マネジメントをスタートして欲しい。
「カラダマネジメント術!」のチェックはこちらからどうぞ!!
書評記事はこちらにもたくさん!もう1記事いかがですか?
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。