心・心理・あり方書評

「好きなこと」だけして生きていく。

心・心理・あり方書評
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心屋仁之助さんの「「好きなこと」だけして生きていく。」という本を読んだのでご紹介しよう。

この本は2014年に出版された直後に購入して読み衝撃を受け、それ以降何度も読み返してきた。

再読するたびにまた新たな気付きがあるが、今回もやはりいくつもの気付きを得た。

今回特に深く刺さったポイントを中心に紹介しよう。

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そこそこだと思っていると、そこそこの結果しか出ない

自分のことを「そこそこにできる人間」と思っていると、そこそこの結果が出る。

心屋さん自身も本を出し始めた頃は、「そこそこ」だと思っていたそう。

すると本はそこそこ売れるが、そこそこしか売れない。

あるとき自分が「そこそこの人間」だと思っていることに気付き、心屋さんは「自分はすごいんだ」と思う「ことにした」とのこと。

すると、そう気付いて以降、急に何もしないのに本が売れ出したという。

「そこそこ」だと思っている間は自分で一生懸命頑張って本を売る努力をしていて、頑張った分くらい売れていたという。

だが、「自分はすごいんだ」と決めてからは、努力をすることを止めた。

なぜならすごい人は努力なんかしなくても、もともとすごいからだ。

すると、出版社の営業の人たちが頑張って本を売ってくれるようになった。

心屋さんの文章を引用しよう。

「そこそこだと思っている人に、すごい結果が来ると、そこそこだと決めている自分の中で「ふさわしくない」という葛藤が生じるので、わざわざその結果が続かないようにします。自分はすごくないんだと自分で天井を決めていたのです。

でも自分を「すごい」と思って、そういうことにしておくと、周りがそれに合わせて動き出します」

僕も自分がそこそこだと思って生きている節が大いにあるので、今日この瞬間から自分は「すごいんだ」と思う「ことにして」生きていこうと思った。

僕はすごいんだ!!

支えてもらい上手になる

僕自身、人に頼るのが若いころから苦手だった。

何でも自分で背負い込んで、全部自分でやらねば、と決めつけて頑張ってしまうのだ。

でも実際は一人でできることなんてちっぽけで、大した成果が出ない。

大した成果が出ないが自分ばかりが苦しくて、周囲の人に対して「誰も助けてくれない」という被害妄想を抱いたりもしていた。

さらに周囲のサポートをたくさんもらっている人が羨ましいのだが、羨ましいと素直に思えず怒りの感情が湧き、「なんだあんなヤツ」と敵意を持ったりもした。

自分で周囲からのサポートを断っておいて、自分が孤独で誰も助けてくれないと嘆いていた。

でも僕自身最近その癖を止めた。

勇気を持って「助けてもらえますか?」と言うようにした。

「支えてもらえますか?」「手伝ってもらえますか?」「助けてもらえますか?」と言って、断られたことは実はまだ一度もない。

むしろ、1のお手伝いをお願いしたら50くらいのサポートを返してもらえるような、ビックリすることが起こったりしている。

これからもどんどんたくさんの方に支えてもらえるよう、さらに支えてもらい上手を目指そうと思う。

やりたいけれどできないのは、やりたくないから

僕は「やりたいけれどできない」ことが多く、いつも不思議に思っていた。

本を読みたいのに読めないとか。

書評を書きたいのに書けないとか。

色んなことが「やりたいのにできない」と感じていた。

でも、最近全部が分かってしまった。

やりたいけどできないのは、やりたくないからだった。

僕は本を読んで書評を書くと、ブログのアクセス数が増える傾向にある。

そんなのは分かり切ったことだ。

ブロガーとしてブレイクしたときは、書評を書きまくって人気記事がたくさん出来たのだ。

ここに罠があった。

本を読みたいのに本が読めないのは、潜在意識が僕に本を読ませたくないと思っていたから。

なぜかというと、本を読んだら書評が書けてしまうから。

そして書評を書きたいのに書けないのにも理由があった。

書評を書きまくったら、僕は成功してしまうから。

僕の中の潜在意識が、「僕は無力で一人では何ごとも成し遂げられない」というビリーフを抱えていた。

ビリーフというのは、幼少期の親との関係性の中で作られてしまった否定的な自己定義である。

無力で何も成し遂げられないはずの僕が、書評を書き続けたら大成功してしまう。

さっき書いた「そこそこの人生」と同じで、成功しそうになると無意識にブレーキがかかるような行動を取ってしまう。

そのことに僕はようやく気付くことができた。

すると、急に本を読むのが楽しくなり、こうして書評をサクッと書けるようになった。

やりたいのにできないとき、我々の潜在意識は「絶対にやりたくない」と頑張っているのだ。

この仕組みが分かると、自分がやりたいのにできないことは、どんどん目の前から消えていく。

そしていつか、「好きなことだけして生きていく」世界へと突入していくのだ。

まとめ

ひさしぶりの再読だったが、やはり目からウロコが何枚も落ちた。

共感する部分、気付きを得る部分が毎回どんどん変わっていくのも面白い。

特に「やりたいのにできない」ことについては、最近自分の中のビリーフを見つけて解放できた部分なので、とても共感した。

これからもどんどん「やりたいのにできない」を見つけては解放していきたいと思う。

やはり素晴らしい本でした。

オススメです!!

そして次のページ以降は、2015年に書いた書評を載せておきます。

「「好きなこと」だけして生きていく。のチェックはこちらから!!

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