ブックレビュー2010年の93冊目は、本田直之氏 & 松村太郎氏共著、「本田直之式ハッピーワークスタイル」読了。
とても楽しくてワクワクし、しかも勉強になる。そんな素敵な本だった。
本田直之式ハッピーワークスタイル by 本田直之 & 松村太郎 〜 MacとiPhoneで楽しくビジネスしよう!! [書評]
僕がヘビーローテーションで読みまくっている大好きな本田直之氏と、いつもブログを欠かさずチェックしているTarosite.netの松村太郎氏の共著とあれば、面白くないはずがない。
期待して読み始めたが、実に楽しかった。
しかも冒頭には僕が尊敬する吉越浩一郎氏と本田氏の対談まで載っているではないか!
本田氏はMac歴一年半と、決して古いユーザーではないが、今ではAppleストアで講演するほどMacを使いこなしているという。
吉越氏は最近Macに乗り換えたばかりとのこと。
本書はビジネス・自己啓発書の大家である本田氏と、Mac・iPhoneの大御所松村氏がコラボすることで、MacやiPhoneをいかにビジネスに活用し、「仕事」を楽しく発展的なものに仕上げていくかに主眼が置かれている。
「仕事」「ビジネス」と言っても、単に「PowerPointの代わりにMacにはKeynoteがあるからこれを使いましょう」という形式的なものではない。
KeyNoteを使うにしても、効果的で相手の心をつかむプレゼンとはどのようなものかについて、本田氏と松村氏が腕によりをかけて教えてくれるのだ。
そしてそのプレゼンをサポートしてくれるツールがKeynoteというわけ。
従って、本書はMacとiPhoneを売込むための宣伝本とは異なる。
SkypeやDropbox、それにEvernoteなどのツールに関する説明や使いこなし術にもかなりのページを割いており、あくまでも「快適かつ効果的に仕事をする自分」が中心で、それを助けるツールがMacとiPhoneという位置づけはズレない。
だからこそ、デジタルだけではなく、あえてアイデア出しのツールとしてはアナログ、つまり紙の重要性をも説いている。
デジタルツールと自己啓発を組み合わせた本の多くが、一つのツールで全てを網羅する方向で話を誘導してしまうのに対し、本書はあっさりとその拘りを捨てている点が、いかにも現実的だし、読んでいてしっくりくる。
本書は入門書として位置づけられているため、本書で興味を持ったツールや手法については、読者が自分自身で深堀していく必要がある。
そのため、本書を読んだからといって、すぐにバリバリと仕事ができるようになるわけではないし、今まで眉間に皴を寄せていた人間が突如仏様のような顔になることもないだろう。
だが、MacとiPhoneの組み合わせがいかに素晴らしいかは、本書を読んでもらえばすぐに分かると思う。
最近はiPhoneを買ったことをきっかけにWinからMacに乗り換える人が多いという。
もしあなたがiPhone & Windowsユーザーで、Mac購入を迷っているのなら、是非本書を読んでみて欲しい。
きっとあなたも新しい自分の可能性に気づくはずだ。
「本田直之式ハッピーワークスタイル」のチェックはこちらからどうぞ!!
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。