ランニング用GPSウォッチとして
僕はランニング用のGPSウォッチとして、Garmin 620を持っている。
当初は「Apple Watchがあれば、iPhoneなしでもランニングのログが残せる」という話になっていたが、残念ながらそうはならなかった。
なぜなら、そもそもApple WatchはGPSを搭載していないからだ。
Apple Watchのランニングログアプリは、原則としてiPhoneと一緒に走ることで正確なログを残せる仕組みになっている。
僕は残念ながら、いま足を痛めていてランニングができないので、代わりにお友達の井ノ上陽一さんのブログのレポートを参照いただきたい。
Apple Watch Sportラン!ランニング用としてはオススメできない5つの理由 | EX-IT
GPSを積んでいないという理由のほかにも、バッテリーの持ちが悪いことや、ラップタイムの計測や通知など、Garminに搭載されている機能がApple Watchにはない。
もし、あなたが「ランニング用GPSウォッチの代わりとして」Apple Watchの購入を検討しているなら、費用対効果を考えても、オススメできない、というのが現状だ。
高級腕時計として
Apple Watchはその名のとおり、腕時計である。
僕が持っているウエアラブルのうち、「腕時計である」と謳っているのは、Apple WatchとWithings Activiteだけだ。
Nike+ FuelbandやFitbit Oneなどは、時刻表示機能はあるが、腕時計ではなく、「アームバンド」だったり、「付属のリストバンドを利用すれば手首に巻ける」ガジェットだったりする。
正直言って、僕は腕時計をする習慣がなかったので、腕に時計があることを、あまりありがたいとは感じられていない。
WithingsにくらべてApple Watchは重く、手首に重量を感じる。
前述した「スタンド」機能を使おうと思うと、デスクでこうしてブログを書いているときも手首にApple Watchをはめたままにするのだが、最近手首に軽い痛みを感じるようになった。
まさか腱鞘炎? ブロガー・作家として活動する僕にとって、Apple Watchをしているせいで腱鞘炎になったりしたら、まさに本末転倒である。
いまのところ様子を見ているが、腱鞘炎がひどくなるようなら、Apple Watchを手首に巻くことは諦めないといけないかもしれない。
というわけで、腕時計としての評価は、残念ながら僕はできない。すみません。
iPhoneの「通知センター」として
僕がApple Watchで非常に気に入っているのが、iPhoneの「通知センター」としての機能だ。
Apple純正、サードパーティー、さまざまなiPhoneアプリが、Apple Watchに通知を送ってくれるのだが、これが非常に便利だ。
たとえばFacebookのメッセージが届くと、音とバイブレーションでApple Watchに通知が出る。
そして、メッセージ本文も、そのままApple Watchで読むことができてしまうのだ。
iPhoneをポケットから出す、とか、鞄から出す、という手間がなく、手首をちょっと傾けるだけでメッセージ全文を読むことができる。
これはビックリするくらい便利だ。
電話着信も、僕はあまり使うことはないが、iPhoneを取り出さずにそのまま通話が出来てしまうのは素晴らしい。
ほかにもリマインダーアプリDueのリマインダーや、天気予報アプリ「気象ライブ」の天気予報など、iPhoneの出先機関としての通知機能は、予想以上に便利だと感じている。
現状まだまだ対応しているアプリが少ないのが現状だが、今後どんどん対応アプリが増えることで、iPhoneの出先機関としての機能は、ますます便利になっていくだろう。
あと、これは時計の機能に入るのかもしれないが、Apple Watchのタイマー機能もすごく便利だ。
「パスタを10分茹でたい」とか「20分読書に集中したい」というときに、手首だけでタイマーが完結するのはすこく楽だ。
ただ、読書中に通知が鳴ってしまうと気が散ってしまうので、読書前には機内モードにすることをオススメする。
結論:Apple Watch は「今後に期待だが現段階では費用対効果が低いデバイス」だ
10日使ってみて、僕はは「面白い」と思っている。 でも、「すごく便利」とか、「なくてはならない」とは思わない。 もし僕が外出するときに、iPhoneを忘れて家を出たら、相当急いでいても、一旦取りに帰るだろう。 でも、もしApple Watchを忘れて家を出て途中で気づいても、僕は多分取りには帰らない。 「まあいいか、今日はなくても」程度である。 現段階のApple Watchの価値は、僕にとってはその程度である。 冒頭にも書いたが、Apple Watchは、他のウエアラブルが機能を絞っているのに対して、さまざまな機能を盛り込んだ、「総花的」なガジェットである。 現状は、その総花主義のためにバッテリーの持ちが極端に悪く、また、それぞれの機能も中途半端なものになっているように感じる。 しかし、一度リリースした製品のブラッシュアップ力については、Appleは凄まじいものがある。 初代iPhoneからiPhone 3G、3GSへの劇的な進化。 初代MacBook Airのダメダメっぷりから、2代目での圧倒的な進化。 それを考えると、Apple Watchに関しても、現状の中途半端さを、Appleは全力を挙げて磨いてくるのだろうと思っている。 そういう意味では、初代Apple Watchは、イノベーターやアーリーアダプターの人たちにとっては嬉しく楽しいガジェットだが、キャズムを越えてiPhoneのように爆発的にヒットするのは、もうちょっと先のことになるのではないだろうか。 そういう意味では、恐らく来年出るだろう第2世代、再来年出る第3世代くらいのApple Watchが、製品としての完成形に近い状態になるのではないだろうか。 それが現段階で僕が感じていることだ。 なので、「新しいもの好きでガジェットを触っているだけで楽しい」人や「とにかく人より先に新製品は買わないと気が済まない」という人以外にとっては、Apple Watchは「現段階では費用対効果が低いデバイス」である、というのが僕の結論。 僕は「新しいもの好きでガジェットを触っているだけで楽しい」人なので、これからもApple Watchを使い続けようと思っている。 新しいアプリが出たり、OSがアップデートされたりすると、どんどん出来ることが増えるだろうからね。 楽しみだけど、腱鞘炎だけは困るので、ちょっと対策を考えよう。 以上が、Apple Watchを10日使ってみてのレビューでした! またしばらく使ったら心境の変化があるかもなので、また書きますね〜♪
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。