朝に行うマインドフルネス & タスクの洗い出し「マインドフルネス・モーニングレビュー」が素晴らしい
試行錯誤中ではあるが、だいたいやっていることはまとまってきたのでご紹介。
僕はこの一連の行動を「マインドフルネス・モーニングレビュー」と名付けた。
以下の順で原則毎日行っている。
1 「今日するべきことは何か」と問いを立てて、ノートを開いて15分マインドフルネスを行う
毎朝、ノートを開いてボールペンを置いた状態で、15分のマインドフルネスを行う。
マインドフルネスをスタートする前に、自分自身に「きょうするべきことは何か?」という問いを立てておく。
マインドフルネスはiPhoneアプリMeditateを使って時間を測っている。
2 マインドフルネス中に湧き上がってくる「やるべき」ことをノートに書き出していく
マインドフルネスをスタートすると、さまざまな雑念が湧いてくることが多い。
その雑念のほとんどは、「事務タスク」だったり「付き合い」だったり「心配事」「不安」などだったりするので、それらをどんどんノートに書き留めていく。
雑念が一通り出尽くすと、心がしーんと静かになるときが来て、いわゆる瞑想状態になる。
そのまま瞑想を続けるのだが、毎日ではないが、ときどきとても本質的な、「自分はこれをやるために生きているのだ」というような言葉が出てくることがある。
それがでてきたら、ノートに書き留めて、また瞑想を続ける。
3. OSHO禅タロットを一枚引く
マインドフルネスを終えたら、OSHO禅タロットを一枚引いてリーディングをする。
瑣末なノイズに翻弄されないよう、より本質に近づけるよう、メッセージを読み取るのだ。
OSHO禅タロットについては、こちらで紹介しているので参照してください。
4. ノートに書き出した「今日やること」「今後やること」をタスク管理ツール Todoistに入力する
デスクに移動してMacのタスク管理ツールTodoistを開き、ノートに書き出したメモを見返す。
ほとんどの場合、その日やることか、今後やることが書かれているので、それらをツールに入力する。
あとは、書き出したタスクを実行していくだけ。
以上が僕がやっている「マインドフルネス・モーニングレビュー」の手順。
15分の瞑想に禅タロットのリーディング、そしてタスク管理ツールへの入力で、合計20〜25分くらいでできる。
寝る前の5分マインドフルネスで翌日への質問を立てる
朝に「その日やること」を洗い出すようにして効果の素晴らしさにビックリしたので、夜にも5分のマインドフルネスを導入している。
夜は時間は短く5分、そして同じようにノートとボールペンを持って、ベッドの上でマインドフルネスをしつつ、「翌日何をすべきか」を問いながら行う。
翌日やりたいこと、やるべきことを書き出したら、電気を消して寝てしまう。
そして翌朝は、前夜書き出したリストを見てから「マインドフルネス・モーニングレビュー」を行う。
すでに書き出してあることは雑念として湧いてくることはないので、新しく出てきたものを追記していけば良い。
週次・月次にも活用開始!
毎日の「日次」で素晴らしい効果を発揮してくれているため、今週から一週間単位の計画「週次計画」にもマインドフルネスを導入してみたのだが、これが素晴らしい。
今後月次や年間計画などの際にも、どんどんマインドフルネスを導入していこうと思う。
あと、奥さんと定期的に家族会議をしているのだが、この会議の冒頭でも5分程度のマインドフルネスを導入してみようと思っている。
マインドフルネスとタスク管理、何が素晴らしいの?
従来のタスク管理は、人間の「頭」、思考で考えたリストになっていた。
仕事のことを入力する機会が多いわけで、すると必然的に「やらねばならぬ」ことリストになる。
すると、時として、タスクリストは「やらなきゃならないんだけどやりたくないことリスト」に化けてしまい、見るのもイヤ、ということになる。
そういうリストを管理するのはストレスだし、見ていてまったく楽しくない。
ともすれば、仕事の効率化には逆行する結果になってしまう。
その点、マインドフルネス中に出てくる「やること」は、「やるべきこと」ももちろんだが、「本質的にやりたいこと」「自分にとって大切なこと」がどんどん出てくる。
すると、「バタバタ忙しく活動したけど、何となく消耗しただけの一日」というような結果にならなくなる。
思考だけで考えた、表面的なリストではなく、心が望んでいる、より深く本質的なリストができあがるのだ。
そして、ここも大切なのだが、「やるべきだけどやりたくないな」と思った時に、やるべきことができた後の自分をイメージすることで、やりたくないという感情が瑣末なものに感じられて、ハードルが大きく下がるのだ。
これも、表面的な意識で「面倒くさい」と思っても、もう一段深く掘り下げて、「できるようになった自分」をありありとイメージすることで、心が喜ぶ状態になれるのが素晴らしい。
以前からもどかしく感じていた、「自分の本質にリーチできていない」「もっと自分のセンターと対話しながら生きたい」という気持ちが、大きく改善してきている。
これは素晴らしい結果だ。
どんどん先を見据えて生きていこう
上にも書いたが、今後は週次、月次、そして年間、5年と、どんどんスパンの長い計画にも、マインドフルネスを導入していきたい。
とかく頭で考えただけの計画は、表面的でぐさっと刺さらないものになりがちなのが僕の欠点。
深く心に刺さるビジョンを書き出して、そのビジョンを生きる人間になろうと思う。
昨年作った60年計画も、書き直したいと思っている。
今からとても楽しみだ。
まとめ
先日Facebookで、タスク管理手法「GTD」のスペシャリスト、モヨリさんと「タスク管理とマインドフルネス」についてお話しをしていたときに、モヨリさんが言われた言葉が印象的だった。
デビッド・アレン氏の名著「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」という、タスク管理のバイブルがある。
この本の中で、デビッド・アレン氏は、GTDで「水のように澄んだ心」を手に入れられる、と繰り返し書いている。
モヨリさんは、デビッド・アレン氏が言う「水のように澄んだ心」とは、マインドフルネスなのではないか、とコメントされたのだ。
これは僕も納得。
アレン氏はマインドフルネスという言葉は使っていないが、状態としてはマインドフルネスなのではないだろうか。
表層的な思考だけでタスクをとらえるのではなく、心の奥底から湧き上がってくるビジョン・ミッションを顕在意識側に引っぱり上げて、それをタスク化する。
それが、マインドフルネスとタスク管理を統合することで得られるものだ。
これって、実は凄いことなのではないか?と期待している。
しばらく色々実践して、また報告したいと思っている。
皆さんも興味があったらぜひ実践してみてください!
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10/10〜12に越後湯沢で開催する岡部明美・大塚彩子・立花岳志のコラボワークショップにて、今日説明した「マインドフルネス・モーニングレビュー」の解説と実践ワークをやります!
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。