富山市中心部、総曲輪の荒町に昨年末にオープンしたばかりの、新進気鋭のお寿司屋さん、「つか田」に行ってきたのでご紹介。
2016年6月の北陸、富山、金沢、奥能登への旅、富山編1日目。
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2016年6月 北陸旅行記 目次
富山の市電でホテルに到着した僕は、荷物だけ預けてすぐにランチを予約したお店へと向かった。
富山に来るのは2回目で、まだまだ土地勘もないので、とにかくネットを駆使して良さそうなお店を予約していた。
初日のランチは「つか田」という、昨年12月にオープンしたばかりのお寿司屋さん。
さっそく紹介しよう。
鮨 つか田 〜 富山市中心部にオープンしたて!新進気鋭の正統派江戸前寿司が美味かった!大将一人で年中無休で通し営業中!! [2016年6月 北陸旅行記 8]
2015年12月オープン!年中無休で通し営業!鮨 つか田
▲ やってきました、鮨 つか田。
周囲は総曲輪の飲み屋さん街で、風情のようなものはまったく感じない。
▲ 1Fの看板も、ちょっと殺風景かな、という感じ。
▲ 入口のドアも、お寿司屋さんという感じではない。
▲ 12時15分に入店したところ、お客さんはまだいなくて、8席のカウンターの真ん中に通された。
物静かなご主人に挨拶をして、写真撮影の許可をいただき、まずはビールをお願い。
店内も殺風景とは言わないが、装飾にはこだわっていない様子だが、昨年(2015年)12月開店なので、ピカピカできれいである。
富山の旬の魚ばっかり!つまみが旨いぞ!
▲ 「東京から着いたばかりなので地物でお造りからお願いします」と言ったところ、温和そうな大将が「もともとうちは地物ばかりですから」と微笑んだ。
そして登場したのがこちら。
▲ 奥が魚津産のバイ貝。
東京だとバイ貝は小さいものが殻つきで煮て、爪楊枝が刺さって出てくるイメージだが、北陸に来ると、大ぶりのものを切って出してくれることが多い。
この魚津のバイ貝も、甘くて良い風味。
ツブ貝に似ているが、もっと素直で優しい味だ。
手前はトリ貝で、こちらは愛知産だが、季節物なのでコースに入れているとのこと。
甘くてふっくらした、良いトリガイだった。
▲ こちらは氷見のサバ!!
このサバは脂が滑らかですごく美味しかった。
冬に来た時には富山で氷見の魚をまったく食べられなかったので、今回はリベンジを果たした気分。
▲ こちらは黒部のヒラメとその縁側。
黒部は山とダムのイメージだ、と僕が言うと、ご主人に「黒部は山から一気に雪解け水が下るので、水がきれいで、対流があって、良い魚が獲れる、と教えてもらった。
ヒラメも上品であっさりしていて美味しかった。
富山のお魚は全般的にあっさりしている、とも大将の言葉。
▲ お造りがとても美味しいので、昼から冷酒など。
ご主人にお任せで、この「羽根屋 純米吟醸 煌火(きらび)」。
華やかで爽やか。まさに初夏にぴったりのお酒だった。
▲ ここで変化球。
塩ゆでしたヒメタケノコが登場。
東京では滅多に見かけないヒメタケノコ。
僕は一時期毎年青森県の弘前方面に行っていて、現地ではタケノコといえばこのヒメタケノコだったので、毎年どっさり食べていた。
懐かしい。
▲ 「もうちょっとつまみたい」とお願いしたところ、穴子の白焼きを出してくれた。
甘いツメが掛かった白焼きは珍しい。
香ばしくて美味しいけど、僕はわさび醤油でもいいかな。
▲ もうちょっと冷酒を、ということで、今度はスッキリ系、千代鶴のの純米。
握りにはこちらがキリッとして合うかも。
丁寧な江戸前の仕事が光る!握りも旨かった!
▲ そしていよいよ握りに突入。
最初はヒラメの昆布締めから。
ご主人は長く東京で修業されていて、昨年12月に富山に戻ってこのお店を開店したばかりとのこと。
さすがの江戸前の仕事。
〆はどちらかといえば浅めだけれど、ふんわりと昆布の薫りが立っていい感じだ。
あと、つまんだあとなので、かなりシャリを小さくしてくれているのも嬉しい。
▲ 続いてはイワシ。こちらも地物。
ぷっくり丸みを帯びて爽やかな脂が良い。
やっぱり富山の魚はイワシもあっさりしている。
▲ 続いてはこれも季節の魚、カスゴダイ。
こちらも〆てあって、爽やか。
▲ まぐろの漬け。
浸けは浅めでスッキリと。
▲ 煮はまぐり。
穴子のときも感じたか、ツメが比較的強く甘めなのが特徴。
イヤではないが、お魚が比較的あっさりしているので、このツメの甘さが突出する感は多少ある。
▲ 大ぶりで立派なコハダ。
しっかりした〆で旨みが詰まっている。
▲ 穴子は今度は煮てあるフワフワ系。
▲ ウニは色鮮やかなバフンウニ系のネットリしたもので。
コースはここまで。
▲ 最後に赤身の鉄火巻きをお願いしてフィニッシュ。
▲ シンプルなお味噌汁に、目の前で大将がわさびを丸めてポーンと投入。
わさび汁は初めて食べたけど、爽やかでいいね。
まとめ
カウンター8席とはいえ、年中無休で昼から夜まで通し営業はすごい。
そのことをご主人に質問したところ、オープンしたばかりで多くのお客さんに知ってもらいたいし、どうせ店内でずっと仕込みをしているので、ならば店を開けていればお客さんにも来てもらえるのでは、との発想とのこと。
「それに、自分独身なんで、家にいてもつまらないんで、店にきてた方が楽しいんで(笑)」というのが、年中無休営業の理由だそうだ。
東京で長く仕事をされていただけあって、江戸前のお仕事も素敵だし、あと、メニューの構成もお任せてきるのが良いね。
まだオープン半年なので、どんどん知名度が上がるような気がする。
名店の予感がするぞ。
富山市 鮨 つか田。次回は夜に来よう。
期待してます!!
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鮨 つか田 お店情報
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。