八木龍平さんが書かれた、「成功している人は、なぜ神社に行くのか?」を読んだのでご紹介。
日本独自の地域宗教である神道。
その神道の祈りの場が神社である。
僕は祖母の実家が仏教ではなく神道の家だったので、お葬式も神式でやっており、お坊さんではなく神主さんがお葬式にやってきて、お経の代わりに祝詞(のりと)をあげる家で育った。
なので、多分標準的な日本人の家庭よりは多少神道寄りの家で育ったのだと思う。
それでも現代の東京に生きる僕は、神道のことも神社のことも、全然ちゃんとは知らない。
そんなおり、この「成功している人は、なぜ神社に行くのか?」が大ヒットしていると知り、手に取ってみた。
さっそく紹介しよう。
成功している人は、なぜ神社に行くのか? by 八木龍平 〜 神社は古来からの日本人の集合意識の塊だった!! [書評]
日本を動かした天下人は必ず神社に参拝している
天皇家、織田信長、豊臣秀吉、そして徳川家康。
古来から日本を動かしてきた天下人は、必ず神社を大切にし、参拝を続けてきた。
政治家だけではなく、企業人の多くも、神社を戦略的に活用してきたという。
パナソニックの創始者である松下幸之助氏は事業所内のあちこちに神社を作り、社員に「祈りの場」を提供したことで知られている。
古来より、日本人は神社に参拝を続け、神社とともに進化を続けてきた。
「宗教なんて迷信」と一蹴するのは簡単だが、単なる迷信を、何千年もの長きに渡り、国家を動かすような人たちを始め、のべ何十億人もの人たちが祈りを捧げ続けてきた行為に、本当はどんな意味があるのか。
それを追求し、祈りのパワーをも味方につけることができたなら。
僕たちの人生はよりパワフルに、より素晴らしいものになるのではないか?
科学的かどうかより、効果があるのかどうかを優先しても良いのでは?
僕はそんな想いでこの本を読み進めた。
神さまは僕たちを通して現実社会に貢献する
本書を読んでいて「なるほどー!」と膝を打った箇所がいくつもあった。
そのうちで、一番目から鱗が落ちたのが、「神社に参拝することは、神さまとのコミュニケーションだ」という点。
すなわち、神社にお参りして僕たちは祈るわけだが、そのときに、僕たちの多くは願いを叶えて欲しいとお願いをする。
そして、そのときに、僕たちは同時に、「神さまが僕たちに頼みたいこと、つまり、神さまの意志を受け取っている」のだ。
たとえば僕たちが「お金持ちになりたい」という願いを神さまにしたとする。
すると、神さまは、ただお金を僕たちにくれるわけではない。
神さまには肉体がないので、自分自身がそのままの形で世界に貢献することはできない。
だからこそ、神さまは僕たちの肉体を通して、世界に貢献するのだ。
すると、このようなことになる。
仮に僕、立花岳志が「お金持ちになりたい」と願ったとする。
すると、神さまは僕の身体を使ってどのように世界貢献ができるかを考える。
そして、「立花岳志か、この男はブログと書籍を書いてたくさんの人に、情報発信により、より世界を良くしていくお手伝いをすると良いだろう。ならば次の本をベストセラーにして、多くの人に世界を変えるきっかけを作らせてやろう」ということになったりする。
その結果僕は本が売れてお金持ちになるわけだが、それは単に濡れ手に泡でお金が入ってくるのではない。
僕が持っている能力や才能を発揮した結果、僕がどのように世界に貢献するかを考え、僕の努力の後押しをして、神さまが僕の身体と心を使って世界に貢献する仕組みを作る、というわけだ。
参拝と年収と幸福度の関係
本書では、神社への一年の参拝回数と年収と幸福度の相関関係を調べるアンケートを行っている(すごいことだ)。
その結果のグラフと数値が掲載されているので、気になる方はぜひ本書をご覧いただきたいのだが、非常に興味深い結果が出ている。
「神社にまったく参拝しない」と回答した人たちは、他の人たちよりも一番年収が低く、しかも幸福度も低かったのだ。
そして、参拝回数が増えていくに連れて、年収も幸福度も一定のところまでは上がっていくのだ。
つまり、神社に参拝する人ほど、お金持ちになり、しかも幸福にもなっている、ということだ。
もう一つ注目したいのが、「神社にまったく参拝しない、年収が高い人たち」集団は、「幸福度」が低い、という点。
神社にまったく参拝しなくて年収1,500万円以上の人たちは、年に2〜3回参拝する年収500万円未満の人たちよりも、幸福度が低い、という結果が出たのだ。
著者の八木龍平さんは、以下のように結論づけている。
- 高収入と幸福が両立する人は、神社に参拝している
- 収入に関係なく、神社に参拝すると幸福になりやすい
神社に参拝する習慣を持つ、つまり神さまとコミュニケーションを取ることを習慣化している人は、お金持ちになりやすく、しかも幸福も手に入れられる傾向がある。
これは見逃せない特徴ではないだろうか。
神社は人々の祈りの集合体である
神社に行くとなぜ成功するのか。
それを端的に言うと、「神社は人々の祈りの集合体である」からだ。
多くの人々が神社に参拝をして、祈りを捧げ、願いを伝える。
そしてその多くの人たちは、神さまからのメッセージを授かり、願いを叶えていく。
そして願いが成就したなら、そのお礼に再び神社を訪れ、そこでまた祈るのだ。
それらの、良いエネルギーの集合体が、一つの波動、周波数を作っているのが神社なのだ。
だから僕たちがその波動に触れ、周波数を合わせ同調することで、僕たちもそれら過去からの祈りの集合体に同調し、願いが叶い、成功し、幸せになれるのだ。
この仕組みが腑に落ちれば、神社に行く人が成功し、幸せになる、という仕組みも、簡単に納得できるのではないだろうか。
神社に参拝して次元上昇を起こそう
神社に参拝することで、僕たちの人生はより良いものへと変化していく。
そこには「次元上昇」が起こっているからだ。
神社に参拝することで、過去からの多くの人々の祈りの集合体にシンクロするということは上に書いた通り。
祈りの集合体にアクセスすると意識が拡張し、日常よりも「私」の範囲が広くなり、「地域」や「会社」「仲間」なども「個」として捉えることができるようになる。
それがさらに進んでいくと、「国」「世界」「宇宙」といったレベルにまで、「私」の意識が拡大していくことになる。
意識が拡大するということは、それだけエネルギー体も大きくなり、そして広い範囲を俯瞰できるように、視座が高くなり、より高い次元で物事を見るようになっていく。
これこそが意識の次元上昇だ。
次元上昇が起きると、「主観の客観化」が起きる。
いままで主観的にしか捉えられなかったものごとを、客観的に捉え、判断できるようになるのだ。
八木龍平さんは次元上昇について、以下のように説明している。
次元上昇すると、無限の選択肢が手に入ります。あなたの振る舞いは、どんどん自由自在になり、「加速する人生とは、こういうことか!」と実感するでしょう。
意識を拡大させ、視野を広く、視座を高くすることで次元上昇を起こし、主観を客観化する。
これこそが、神社に参拝する人が成功して幸せになる、究極の仕組みだと僕は感じた。
まとめ
神社というのは、日本と日本人の「祈り」を形にして統合した、一つの独特のシステムなのだ。
もちろんこのシステムを無視しても生きていくことはできるし、成功することも幸せになることもできるだろう。
でも、せっかく何千年もの昔からの祈りが集合体として形になっている場所があり、その場所に行って祈ることでその集合体にシンクロでき、しかも次元上昇まで起こるのだったら、活用しない手はないだろう、というのが僕の結論だ。
何の意味もないものが、数千年もの期間生き残るわけがないし、これだけ多くの人々が今でも伊勢神宮や出雲大社などを始めとした多くの神社に参拝し続けているのにも、必ず理由があるだろう。
日本独自の祈りのシステムである神社を、さらに活用して、僕はさらに成功し、そして幸せになろうと決めた。
成功している人は、なぜ神社に行くのか?、オススメです!!
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。