ブックレビュー2011年の15冊目は本田直之氏著、「トリガー・フレーズ」を読了。
トリガー・フレーズ―自分にスイッチを入れる170の言葉
本田 直之 日本経済新聞出版社 2010-12-02
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過去にこのブログで紹介した本田直之氏の著作に関するエントリーはこちらから。
- 多読は自分への最高の投資だ! “レバレッジ・リーディング” by 本田直之
- 人生で一番貴重なものは時間だ!120%同意! “レバレッジ時間術” by 本田直之
- 思考する力は無限大! “レバレッジ・シンキング” by 本田直之
- 僕らは独りでは何もできないから ”レバレッジ人脈術” by 本田直之
- パーソナル・ブランディングの先にあるもの それは”パーソナル・マーケティング” by 本田直之
- 自分ブランドの実践的テキスト! “パーソナルブランディング” by ピーター・モントヤ & ティム・ヴァンディー (本田直之訳)
- 30代以上必読の書! “カラダマネジメント術!” by 本田直之
- 究極の面倒くさがりやを目指せ! “面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則” by 本田直之
- 効率だけでは行き詰まる!戦略的にゆるく生きろ! “ゆるい生き方” by 本田直之
- MacとiPhoneで楽しくビジネスしよう! “本田直之式ハッピーワークスタイル” by 本田直之 & 松村太郎
- 前を向いて人生を走ることの大切さ! “走る男になりなさい” by 本田直之
- 人生は決断の連続だ! “意思決定力” by 本田直之
本田直之氏の最新刊は、本田氏自身が過去の自著から選んだ「自選名言集」である。
著者が出版した26冊の著作から17冊を選び、それらの著作から「トリガー・フレーズ」を抜き出して網羅したのが本書である。
トリガーとは英語で引きがねのこと。トリガー・フレーズとは、その一文を目にしただけで、瞬時に自分にスイッチが入る言葉という意味である。
1ページに一つの「トリガー・フレーズ」とその解説という形で全部で170の言葉が並んでいる。第1章から第7章まで、セルフ・マネジメントやレバレッジ、コントリビューションなど、切り口ごとに網羅されている。
たとえば、「面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則」から「目標がないと、あとになって「面倒くさい」ことが起こる」というトリガーフレーズと、この言葉を解説する短い文章。
「レバレッジ時間術」から「テレビはリアルタイムで見るな」というトリガーフレーズとその説明文。
「レバレッジ・リーディング」からは「言葉をおごる」というトリガーフレーズ、などなど。
デザインにも気を遣い、トリガーフレーズは赤い文字、説明文は青、時には縦書き、ページによっては横書きと、可読性を高める手法は読書初心者に優しい。
今回は初読なので通読したが、この本はいつも本棚に置き、毎日1フレーズを朝に読む、というような使い方がもっとも有効なのではないかと感じた。
本田氏の著書を読み込んできた人にとっては辞書やリマインダーとして、そしてまだ本田氏の著作に触れたことがない人にとっては、本田直之ワールドを知るための入門書として機能する。
新しいビジネス書の形かもしれない。トリガーフレーズ、一つ一つ身に纏っていこう!
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。