世の中は新型iPhoneリリースの話題が出ているが、僕は一年前と数ヶ月前に買った3台のiPhoneが全部一度に無償新品交換になって、ちょっとした祭りとなっている。
3台のiPhoneとは、去年の9月の発売日にゲットしたiPhone 7ブラックと、iPhone 7 Plusシルバー、それに今年の5月に突然発売されたiPhone 7 Plusレッドだ。
iPhoneを3台使っている人も珍しいと思うが、3台が同時に新品交換になるというのも珍しい。
状況を簡単に説明したいと思う。
僕の3台のiPhoneがいっぺんに3台とも無償新品交換になったお話し [iPhone]
iPhone 7 Plusシルバーのドックが不調で交換するもまた不調。やがて3台とも不調に
僕はiPhoneをデスクに立てて使うため、アップル純正のライトニングドックを購入して、iPhoneを立てて使っていた。
使っているうちに、徐々にiPhone 7 PlusシルバーのDockの調子が悪くなり、充電できたりできなくなったりするようになった。
やがてまったく充電ができなくなり、仕方なくiPhone 7用のドックを使っていたのだが、今度はiPhone 7のドックまで不調になってしまった。
Dockの問題かと思ってDockを買い直してみたが、最初は良いのだが、しばらく使っているとまた調子が悪くなり、充電できなくなる。
さらに、当初から不調だったiPhone 7 Plusシルバーだけではなく、iPhone 7と7 Plusレッドも充電が徐々に不調になり、充電ができたりできなくなったりし始めた。
六本木と鎌倉のそれぞれの家の3台分のDockが全部ダメになり、全部を買い替えたのだが、それもまたダメになり、Dockを使うのを諦めた。
3台ともケーブルからも充電できなくなり問題は深刻化
Dockを使うのを諦め、直接ライトニングケーブルで充電するようにしたのだが、今度はケーブルからも充電ができたりできなくなったりするようになった。
ライトニングの端子を見ると黒く汚れている部分があるので、クリーナーを買ってきて磨いたり、ケーブルを買い替えたりしたが、徐々に充電が上手くできない頻度が高くなり、問題が深刻化。
iPhone 7 Plusシルバーに至っては、充電が10回に1回くらいしかできなくなり、うまく充電できて100%充電になった時点で電源を切ってデスクにしまい込んだ。これでは文鎮と同じで無意味だ。
メイン機のiPhone 7は睡眠ログを取りながらベッドサイドで充電しているのだが、朝起きるとまったく充電できておらず、ほとんどバッテリーがない状態で目覚め久ことも多くなり、問題は深刻になった。
上のスクショは目覚めて最初に睡眠ログを見て、100%充電のはずが残り12%でショックを受けている状態だ。
一番後から購入した7 Plusレッドもときどき不調が出るようになり、いよいよこれは修理または交換だな、ということで、行動を開始した。
正規サービスプロバイダに持ち込んで言われた意外な言葉
本当はアップルストアのジーニアスバーに持ち込みたかったのだが、ジーニアスバーはいつも混雑していて予約が先にならないと取れない。
当時僕は新刊原稿の追い込み状態だったので、行ってすぐに対応してもらえる正規サービスプロバイダーである、ビックカメラ有楽町店のApple修理カウンターに持ち込んだ。
担当の人に状況を説明したところ、とても意外、というか、心外なことを言われてしまった。
iPhone本体側のライトニングジャックの内側のコネクタの金属に折れているところがあり、そのせいで通電したりしなかったりする状態になっているとのこと。
そこまでは良いのだが、この状態は「通常使用による故障」ではなく「破損」なので、有償交換になる、と言われたのだ。
さらに、iPhone 7の交換費用が38,800円といわれてビックリ(この金額を聞いた時点で7 Plusの見積りは取りやめた)。
水没させたわけでもないし、端子に異物を入れて壊したわけでもないのに、どうして有償なのか納得がいかず、抗議したが、「それ以上はどうしようもない」の一点張り。
その場で「はいそうですか」と有償交換する気持ちにはとてもなれず、その日は交換せずにそのまま持ち帰った。
ただ、購入から間もなく1年になるiPhone 7 とiPhone 7 Plusシルバーは、使い続けるにしろ下取りに出すにしろ、保証が切れるともっと値段が上がるのかもしれない(この点は担当者に確認しなかった)。
使い続けるなら、いまの不調のままでは非常に不便だし、下取りに出すにしても、壊れたままでは出せないだろうし、出してもジャンク扱いになってしまうかもしれない。
悔しいけれど、仕方がないから3台とも有償で交換してもらうか、と諦めかけた。
その夜このことをFacebookに書き込んだところ、お友達から「ジーニアスバーに持ち込んでみたら」と言われ、ダメモトでそうしてみるか、と思った。
そういえば、ビックカメラの担当者からも、「あとはアップルに持ち込んで判断してもらうしかない」と言われていたのも思い出した。
ダメモトで行ってみよう、と思い、ジーニアスバーの予約をした。
やはり混んでいて、翌週の月曜日が最短だった。
3台のiPhone ジーニアスバーで1分で新品交換決定!!
翌週の月曜日の昼どき、予約していたアップルストア銀座のジーニアスバーへと向かった。
ビックカメラで「有償」と言われたうえでジーニアスバーに持ち込むので、気持ちは重く、有償交換を覚悟していた。
ただ、3台全部を交換すると10万円を越えてしまうので、保証切れの前と後で価格が変わらないようなら、1台ずつ時間差で交換するか、というようなことを考えながら銀座に到着した。
4Fのジーニアスバーに到着して、名前を告げると、待ち時間ほぼなしでカウンターへと案内された。
男性担当者に状況を説明する。
3台ともiPhoneの充電が不調であること、ドックもケーブルも交換しても同様の問題が起きる。
担当者は自分のライトニングケーブルを取り出し、自分のMacBook AirのUSBポートと僕のiPhone 7を接続する。
「あ、ホントですね。通電しませんね」とひと言。
続いて残りの2台も同様にケーブルにつないで、通電しないことを確認。
その間1分もかからない。
で、明快に「はい、全部無償交換です」と言った。
えええー!!ホントに!?
担当者は僕のApple IDから購入履歴をチェックして、「良かったですね!あと4日で保証切れでしたよ」と教えてくれた。
ひえーーー、そうだったんだ。
9月下旬くらいまで残っているかと思ってたが、あと4日だったとは。
3台のiPhone が 同時に新品に!!
というわけで、3台のiPhoneが全部同時に新品になって帰ってきた。
当然だが3台とも完璧に充電できて、何も問題ない。
ここ一ヶ月ほど、ずっと充電が不調で、夜に寝るときや出かけるときに、いつも不安を感じて使っていたので、ストレスから解放されて嬉しい。
そして、新型iPhoneが発表されるこのタイミングで新品交換になったことで、少なくともiPhone 8とiPhone 8 Plusの購入は可能性がゼロになった。
あとは、iPhone Xは、もうちょっと情報が出て来てから検討しようと思う。
いずれにしても、不調から解放されて本当に助かったし、保証切れ前に滑り込めてラッキーだった。
教訓:正規プロバイダーでダメと言われても諦めずにジーニアスバーに行こう!!
今回の教訓として活かすべきこと。
それは、正規サービスプロバイダは、かなり対応が堅苦しくマニュアル的だったのに対して、アップルストアはすごく柔軟で親切だったということ。
外部プロバイダーだからどうしても裁量がなく、杓子定規な対応になることは予想できるし、気の毒でもある。
だが、サービスプロバイダで交換だと10万円以上かかったものが、ジーニアスバーだと0円というのは、あまりにも大きな落差である。
サービスプロバイダでは、担当者がライトニングジャックのところを拡大鏡のようなもので見て、「この端子が折れている」みたいな説明をされ、「破損」と言われ、まるで僕が意図的に端子を折ったかのように言われて心外だった。
ところがジーニアスバーでは、「充電ができない」という、ユーザーの不便を聞き取って、「そのとおりです。故障ですので交換」と、100%ユーザーの気持ちを汲んで対応してくれたのが嬉しかった。
さすがアップル、やっぱり違うねー!!
このところこういう神対応に触れる機会があまりなかったが、変わらぬ素晴らしい対応に、ひさしぶりに感動した。
なので、時間の都合などでサービスプロバイダに行くことになって、不本意な診断をされた場合、そこで諦めずにジーニアスバーに行こう、というのが今回の教訓。
ちなみにビックカメラも以前iPhone 6のバッテリー不調のときは、とても良い対応だったので、一概に問題があるわけではないと思う。単に裁量がなく枠を越えた判断ができないだけなんだと思っている。
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。