RSSを読むのはMacはGrumlかChrome、iPhoneはByline、そしてiPadはReederというラインナップ。
環境ごとに読み方、見え方、操作性が違うので、それぞれの特性を活用できるアプリを選んでいるつもり。
もちろん僕の使い方の問題もある。
RSSリーダーは良いアプリが目白押しのジャンルなのだが、良アプリはiPhoneとiPadに集中していて、Mac版はまだまだ数も少なく良いアプリもあまりない感じ。
そんな中、僕がiPhoneで定番として使っているBylineのiPad版がリリースされた!
BylineのiPad版への対応はちょっと複雑な仕組みになっている。
以前から販売されている有料版のByline。こちらはiPhoneとiPod Touchのみで、iPadには対応していない。
一方、広告が入る無料版のByline Free。こちらがユニバーサルとなり、iPadでも利用できるようになった。
さらに、Byline Freeから広告を除去したいなら、アプリ内課金でアドオンを購入することで、広告のない有料版をiPadで使うことができる。
では、簡単に見てみよう!
こちらランドスケープモード画面。スッキリしていて見やすい。iPhone版の良さをそのまま引き継いだUIがクール。
横向きにスワイプすることで次のフィードにページをめくる。この動作もiPhone版と同じ。ただ、片手で操作できるiPhone版に較べると、横向きスワイプの恩恵はiPadだとそれほど感じないかもしれない。Reeder for iPadのようなボタン操作の方が直感的かもしれない。
縦向きポートレイト・モードだとこんな感じ。左側のメニューは「すべてのアイテム」ボタンをタップしないと出てこない。
他サービスとの連携一覧。連携サービスの数もReederと較べると圧倒的に少ない。個人的には使っている連携サービスでBylineになくて困っているものはないので構わないのだが、不便に感じる人もいるだろう。
内蔵ブラウザ表示。スッキリしていて見やすいので好きだ。
さて、広告を消すにはアプリ内課金でアドオンを購入する。
「広告」といっても、「広告のないBylineを買おう!」という広告しか見なかったのだが、一応アップグレードすることに。
「有料Byline」の広告をタップするとアドオン購入画面が出る。
知らなかったのだが、もともと有料版のBylineをiPhoneで使っていた人は、iPad版アドオンを通常の700円から50%引きの350円で購入できる。
確認画面を経て購入。
お礼を言われ、
そして一覧から広告バナーが消えてスッキリした。
というわけで、Byline for iPadを使ってみた。
個人的には、iPad版はBylineよりもReederかな、という印象だ。
もちろんBylineも悪くないのだが、両手でiPadを持った状態で次のアイテムに移動する時のアクションが横向きスワイプだけという点で、使い勝手的にReederのボタンには勝てないかな、と。
横向きスワイプはBylineのウリなので、この動作をうまく維持しつつ、補助的なボタンがあると、評価はぐっと違ってくるのではないかと感じた。
あと、アイテムのキャッシュのスピードがReederと較べて大分時間が掛かっているように感じる。ここも今後の更新で改善されると嬉しい。
このようにな評価を書いているが、iPhone版もiPad版も、とてもレベルが高い闘いをしていることは事実。あとはMac版のRSSリーダーアプリにもうちょっと頑張ってもらいたいところだ。
RSSリーダーは毎日使うものなので、是非さらなる進化に期待したい!
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。