秋の夜長に 思うこと  自閉編


1996年9月14日(土)

Friday I'm in Love / The Cure

愛情派四巨頭会談



やっと会えました。半年近くが経ってしまいました

いろんなことがありましたね。またお会いしましょう

今度は彼と一緒に、Jazzでも





電車の中で眠ってしまったらしい。目が覚めたらもう吉祥寺に着く 寸前だった。

時計を見た。まだ18:30だ。待ち合わせまで一時間もある。

まあいい。だいすきになりつつあるこの街をぶらぶらと歩くのも 楽しそうだ。



ず、し〜〜〜〜ん、ず、し〜〜〜〜ん。自分の後に地割れを残しながら 歩き回る。←神戸での悪事参照

Atmosphereっていう、すごい名前の中古CD屋、このまえJesus and Mary ChainのHoney's DeadとMartikaを 買ったところ。ついついまた買ってしまった。CureのWish。今、これ聴きながら書いてる。

本当はSlyのCD、何かいいのないかなって思ってたんだけど、ここはBritish Underground系が多いから、 Slyは一枚もなかった。残念。

まだサンロードとハッピーロードの区別が良く分からない。とりあえずサンロードをどんどん 奥に向かって歩く。

雨が降るらしかったので、ロヂャーズで傘を買う。ぐるぐる店の中を歩き回って、3枚1,000円の トランクスを買う。靴下も。

とにかく安い。僕の住む西麻布でトランクスを買ったら一枚800円ぐらいするから、すごく 得した気分。

この前かおりちゃんが日記で教えてくれた マツモトキヨシでジンでも買おうかと思ったけど見つけられなかった。まあ、やたらと 衝動買いするのも何だから、こんなもんで止めておこうと自分を納得させ、さらに歩き回る。

山野楽器も覗こうと思ったのに、棚卸しのため臨時休業。

いいのか、のんびり一日休んで棚卸しなんてしてて。

などと思いながらあてもなく裏道に入ってみると、UFOキャッチャーに、ゲゲゲの鬼太郎の ぬいぐるみが。

400円使ったが目当てのネズミ男はとれず。あーあ。何となく恥ずかしくてそそくさと その場を去る。

そうこうしているうちに7時を10分ほど回った。待ち合わせの改札口に向かおう。

ず、し〜〜ん、ず、し〜〜ん



Mama Said Knock You Out / L.L. Cool. J.

改札口についた。まだあと15分ぐらいある。

まずはさっき買ったパンツやCD入っていた紙袋がじゃまなので、 コインロッカーにしまう。

最近コインロッカーに凝っている。別に凝ってるなんてほどのものはなにも ないんだけど、重たい荷物をロッカーに突っ込んで身軽になる快感をこの年齢に なって初めて知って、かなり頻繁に使っている。

いよいよ雨が降ってきてしまった。改札の外を歩く人達の半分ぐらいが傘をさし はじめた。ちょっとタバコが吸いたくなっていったん外に出る。

僕はずっとセブンスターなんだけど、そういえば最近ラッキー吸ってる人って 本当にあんまりいないな。これってこの前はるちゃんが言ってたんだっけ。

ゆっくり一本吸って改札口に戻ってくる。

かなりガタイの良い、眼鏡をかけた、角刈りのオヤヂと目が合う。

まさか。

でも何も話しかけてこない。金の指輪にかなり太い金のブレスレット、白いサマーセーターの 首のところからも、ぶっとい金の鎖。

何だかこちらをチラチラ見ている。

オイオイ、マジかよ。イメージと違うぞ。あんなブットイ指でマウスクリックできるのかな。

あ、また眼があっちゃった。怖いよー。

21st Century's Schizoid Man / King Crimson

恐怖にオノノク僕の背後から、イキナリ僕の目の前に一人のウラワカキオトメが現れる。

ああ、しおりんだ、 ものすごくホッとしたが、そのことは言わなかった。

北海道土産に熊のはく製を被ってくる約束だったのにフツーの格好で現れやがった。

隣のオヤヂはまだそこに立っていたが、しおりんを見ても何にも反応を示さないところを 見ると、どうやら人違いだったらしい。ああ、良かった良かった。

何だかんだでしおりんと会うのも一カ月ぶりぐらいだったので、なんやら一応 日記ネタで盛り上がりつつも、約束の時間になる。

ぐ、二人とも現れない。うーん。

しおりんが二人を探しに行く。僕はまだ隣のオヤヂが気になって仕方ない。

向こうも何故かこちらをチラチラと見ている。なんなんだろ。このオヤヂ。 まさかこれが愛の始まり?などとは全く考えず、しおりんが戻ってくるのを待つ。

ほどなくしおりんが戻ってくる。二人はまだ現れない。で、また日記ネタ。

とほほ復活を知る。僕は日中は 全くWebを見ることができないのだ。まあ、特に感慨もなかったが、やはり13日の金曜日なんだなって 思ってしまった。

なーんて言ってたら、我々の前に、とうていサラリーマンとは思えない、派手というか いかにもフリーランスさんっぽいジャケットとネクタイのオヤヂが登場。

とうとうお会いできましたね。ああ、そうですよ、 夜久さん、最初に約束してから ずいぶん長い時間が経ってしまいました。

はじめまして。

Miss Mystery Lady / Boowy

待ち合わせの時間をとっくに過ぎても案内役が現れない。

夜久さんも加わり、3人でグチャグチャ喋る。

一通り喋り終わるとみんなで遅いねえっと言う。

ちょっと沈黙した後、また3人でグチャグチャ喋る。

で、また、遅いねえと言う。

この作業を3〜4回繰り返したところで、ついに案内役の かおりちゃん登場。

何だかちょっとブカブカのスーツに着られて、でっかい鞄にしょわれて登場。

これでやっと全員集合。時計を見たら、8時だったりして(きゃー)。

Can't Take My Eyes off You / Boys Town Gang

いやあ、しかし楽しい会合でした。しおりんも海苔乗りで、 かおりちゃんは相変わらずで、夜久さんも斜めに決めつつも良く喋り、 僕は途中で仕事の電話が入り若干不機嫌になりつつも、すぐに持ち直し、 一軒のお店に4時間も居座るという大盛り上がりでした。

夜久さんの声が大槻ケンヂに似ているという一部の情報があったけど、 全然似てないと思った。

日記ネタあり、そのほかネタあり、お酒もススム、夜久さんはウーロン茶が ススム。しおりんは飲み足りず、僕はほくほくして、かおりちゃんは赤い顔をして やや眠そう。

本当はその後にJazz and コーヒーでも行きたかったんだけど、僕は途中で携帯に掛かってきた 電話で、今日(土曜日)の休日出勤が決定していたのでやっぱりちょっと電車の時間が 気になって。むー。残念。

それにしても夜久さん、「愛情派四巨頭会談」ってカンムリ、あってんだかあってないんだか 良く分かりませんが、しばらくこのまま行きましょう。

次回を楽しみにしてます。

1996年9月14日(土)追録版

Please, please, please, let me get what I Want / The Smith







ええ、はい、夏は、過ぎ、







僕達の涙は、はい、ええ、





いまだ乾かず、





あの日の朝に、あなたと僕が見た、





彼女も一緒に見た、







真っ赤な空は、





僕達の、ココロを凍らせたまま、





再びぬくもりによって息を吹き返すことなく、





沈んでいく、









ああ、そうなんです、







撃ったのは僕ですか?、





あ、そうですよ、僕じゃない、





だって、僕も、こんなに血が、、、









泣き声が反響して、ああ、





あなたのうめき声にまじり、





子宮の奥に、這って戻る、







緑色の液体を垂れ流しながら、





いつか来た道を、すこしずつ、確かめながら、





視力のない眼をこらし、這っていく、



両目から血を流し、



パンパンに張ったペニスを大事そうに抱え、











脇目も振らずに、



Cry / Godley and Creme

本当に、あの時は大変でした、



あなたは今が一番辛いのでは?





泣くとココロが綺麗になると、はるちゃんが教えてくれたので、





一緒に泣きましょうか、









めそめそ


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