思うこと
1997年4月17日(水)
Walk on the Wildside / Lou Reed
最近毎日のように外食してしまっていて、さらにプログラミングなんかにはまっていると、生活がムチャクチャになってしまうので、今日はカイシャ帰りに吉祥寺の西友に寄って、何日か分の食材を大量に買い込んできた。
その前にバーボンの仕込み。いつもの「サトウ肉店」の前を通り掛かると、あのバカデカイ声を出すお兄ちゃんが今日もトンカツとメンチを安売りしていた。
面倒だからカツ丼にしちゃおうかなという誘惑をなんとか振りきり(カツ丼は外食でちょくちょく食べてる)、マツモトキヨシの地下の酒屋へ。
ビールとバーボン。そうそう、ここだとヱビスビールの350ml缶が1本200円。
ちょっと財布の中に余裕があったのでハーパーにしようと決めていたのに、いざ店に入ったら。。。ああ、また買っちまいましたよ、マグ付きEarly Times。きゃー。
これで太平洋を越える一ヶを除いても部屋の中に四ヶになってしまった。
分かってるなら何故買うんだろうか。不明不明。
マツモトキヨシの店内はいつも大混雑なのだが、BGMが大音響で掛かっていてさらに雑然とした雰囲気を醸し出している。何故かスピーカーがどれもバリバリに音割れしていて、妙にノイジーなポップスが流れている。
髪の毛をドレッド風にして、まだらに染めたセーラー服の高校生が数ヶ。カバンからは携帯がはみ出していて、マニキュアにピアス。足下はスーパールーズ。
ああいう格好の女の子は何となく汗臭いような気がして近寄るのが嫌なので(理由は全然不明)、さっさと横を通り過ぎて店を出る。
あんな格好のどこがいいんだろうなんて思うのは、僕がオヤヂ化している証拠なのか?
ブツブツ言いながら、響き渡る肉屋のお兄ちゃんの声を聞きながら駅へと戻る。
Supermodel Sandwich / Terence Trent D'arby
一度駅方向に戻り、改めて別のモールを西友方向に向かう。やけに派手な兄ちゃん姉ちゃんが今日は特に目立つ。やはり六本木に比べるとどうしてもヤンキー色の入った連中が多いような気がする。
「12畳超えたらダイキンワイド〜リビングエアコン〜」などと口ずさみながら歩いていると、左舷前方よりどこかで見た顔がぬっと現れ、一瞬ビビる。
なんとアキラのそっくりさん。しかもモヒカン(きゃー)。何故か紫色のアロハに、大昔にM.C. Hammerが履いていたような、おむつみたいな半ズボンをパンツを見せながら履いていて、しかも斜めにアコギをかついでいる。ああ、アキラ、何か辛いことでもあったのかい。
彼の歩き去るのをじっと見つめていたら、急に元気になってしまい、ニコニコしながら買い物。
最近のさぼり癖のせいで、スーパーの中でもどうしても惣菜コーナーやインスタントに目が行ってしまう。いかんいかんということで、原材料を大量に仕入れる。
おかげでビニール袋三つになってしまい、歩くのに難儀する。バスに乗るのにスーツのポケットから定期がなかなか出せなくて運転手に呆れられる。
バスが曲がるたびに、窓にアタマからツッコミそうになるのを何とかこらえながら帰宅。
Ziggy Stardust / David Bowie
部屋に帰ってきて食事をして買ってきたバーボンを飲み始める。
今週は感性の窓が閉じている、そんな気がする。多分プログラミングの練習をしているせいか、もしかしたら月曜からシゴトで遅くまで飲んでいたせいで疲れているのかも知れない。
そういう日が何日か続くと、何となく損をしているような気がする。ホントは見えているものが見えない、感じているものが感じられない。聞こえる声が聞こえない。
まあ、一年中開きっぱなしでも疲れそうだから、たまにはこういう日が3日ぐらい続いてもいいかも知れないけどさ。
うーん。
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