思うこと
1997年6月23日(月)
Birthday / The Beatles
あれからもう一年経ってしまったのですね。ただでさえやたらと忙しい時代の中で、ネットの世界の時間の流れはさらに速いようで、この一年が、3年にも4年にも感じられます。
ばうわうさんにとって、昨日までの一年というのは、本当に辛いものだったのではないかと思います。
この一年の間に、ばうわうさんがどれほど傷つき、どれほど苦しんだのだろうと、ふと今日考え、こんな日記を書いている次第です。
日記リンクス崩壊後、新たな日記の集う場を作りたいというあなたの情熱がなければ、今日こうして粛々と機能し続ける日記猿人は存在しなかったでしょう。
しかし、ばうわうさんの勝ち気で、その癖妙に寂しがり屋な性格は、僕同様管理者には向かなかったのではないかと、ふと思ってしまいます。
向かないことを向かない人間がすると、やっぱりなかなかうまくいかないものですよね。でもばうわうさんが何とか自分が生み出した日記猿人を大きく育みたいと願った気持ちは良くわかります。
良かれと思ってしたことが裏目に出てしまった時に、感情表現の苦手なばうわうさんがこっそり発信していたS.O.S.に、僕を含め皆は気付かなかったのでしょう。だってまさか「天下の大悪人ばうわう」が、こっそりとS.O.S.を発信しているなんて、思いもよらなかったんですもの。
僕は真っ正面からあなたの怒りを受け止め、真っ向からぶつかることしかできなかったのです。そのことを責めないでください。10近くも年下の若造に、繊細すぎるあなたの、心の奥にしまわれている辛さを知れと言われても、なかなか見えないものです。
僕はあなたがしてきた、たくさんの人に迷惑がかかるようなことを支持することはできません。だって本当にそのことで迷惑した人がたくさんいるんですから。ムカツクことは数知れず、ぶち切れそうになったことも何度もあります。
それでも僕は、あなたのことを心の底から嫌いになることはできないのです。あなたほど日記を大切に思い、あなたほど日記に情熱を注いでいる人はいないのですから。
だから、年に一度の誕生日ぐらい、嫌なことは忘れて、こんな日記を書きたくなったのです。
ばうわうさんとは是非また飲みたいと思ってます。メイルだの日記だのでの会話は、はっきり言ってかったるいんですよ。メイルのやりとりで一週間かかることも、バーボン飲みながら話したら、きっと一晩で語り尽くせるのではないかと思うのです。
なにはともあれ、ばうわうさんの今日からの一年が、これまでにないような、充実して、幸福なものであることを、僭越ながらお祈りいたします。
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日付が変わってもう24日になりました。ばうわうさん、37回目のお誕生日おめでとうございます。