真夏の夜の夢 思うこと
Summer Edition
1997年7月20日(日)
Sea of Love / The Honeydrippers
マクドナルドでお昼を食べながら、今日の夕飯は僕がビーフストロガノフを作るということになった。ドミグラスソースで作るヤツじゃなくて、レモンと生クリームで作る、白っぽいソースのビーフストロガノフ。
ビーフストロガノフの味を想像していたら、急にオールド・スパゲッティ・ファクトリのサラダにかかっていた、ブルーチーズのドレッシングが食べたくてたまらなくなり、ビーフストロガノフと併せて製作することになった。
マクドナルドを出て、スーパーに向かって歩いて行く。空が深く蒼い。 風が乾いていて気持ちがいい。
スーパーで食材を揃えて行ったが、ブルーチーズは置いていなかった。かなり大きなスーパーなのに、乳製品コーナーが妙に貧弱で、チーズはプロセスと国産のカマンベールとクリームチーズぐらいしか置いていない。
仕方がないので別のスーパーまで、ブルーチーズを買いに行ったが、そこにもやっぱりなかった。
吉祥寺まで行けば売っているのだが、スーパーからだとバス停までずいぶん遠い。両手に食材を持ってバスに乗り込んで、吉祥寺までブルーチーズ一ヶを買いに行く元気が湧かなかったので、仕方なくヨーグルトのドレッシングで済ますことにした。
ビーフストロガノフもヨーグルトのドレッシングも美味しく完成し、ニナが担当したパプリカのスープも美味だったのだが、やはりドレッシングにブルーチーズが入らなかったのがすごく残念で悔しい。
カマンベールはすっかり日本人の間に定着したが、ブルーチーズはまだまだであることを改めて感じ、その一方で、半年前まで住んでいた六本木という街がいかに便利なところであったかを感じたりして、ちょっと感慨深かったりした。
Plainsong / The Cure
みねちゃんと別れてから一年たった。まだ一年しか経っていないんだっていう思いが強く、意外だった。
みねちゃんとのことは、もうはるか昔のことのように感じ、ニナとはもう何年も一緒に過ごしているように感じるのは、去年の夏の想い出があまりに強く残っているせいなのだろうか。
去年の今日メイルをくれた人達には、まだ日記を書き続けている人も多い。
移り変わりの早いネットの世界でこの一年間生き残ってきたんだなー、などと考えた。
一年前の彼との会話を思い出してみた。
(c) T. Tachibana. All Rights Reserved. 無断転載を禁じます。tachiba@gol.com
夜、ニナと歩きながら、今日は7月20日だってことに気付いた。