秋の夜長に 思うこと 自閉編
1997年9月19日(金)
Hey Lula / Yutaka Fukuoka
電話越しに名言を聞いた。「想いが熟成するのを待つ」。そうか、想いって、熟成するのか、と妙に納得。
名言といえば、「欲しいものが何なのかが分からない人間は絶対に欲しいものを手に入れることができない」。村上龍 in 「コインロッカー・ベイビーズ」
この前初めてブーゲンビリヤの花を見た。でももうどんな花だったか忘れてしまった。
サラリーマンの世界では繊細さは弱さであり、芸術の世界では繊細さは鋭利な武器になる。
colon de oneday、あのメンツで328で踊り狂っていたらいったいどうなっていたことやら。想像しただけで。。。
結局いまだに328の片隅でパワーブックをカタカタ言わせている演歌の王様の姿は見ていない。
先週末ははめを外しすぎたようなので、今週は大人しく自炊な週末。
最近ニナは仕事で疲れているようで、食事が終わるとすぐに眠ってしまう。
おかげでゆっくり日記読み&メイル書きができる。
すぐ分かる裏日記よりは、ホントに誰も発見できないような裏日記の方が面白いような気もする。
今夜のBGMは福岡ユタカの「ur words」、もう一年以上毎日のように聴いているが飽きることがない。
輝いている人を見ていると素晴らしいと思う、でもきっと輝くまでの間にはその分たくさん辛いこともあったのだろうと想像してしまう。
9月は一日一冊のペースで本を読んでいる、ちょっとオーバーペース気味か。しかも村上春樹と村上龍ばっかり。
中島らもを買ってみた。まだ読んでいない。
Joyceの「ユリシーズ」新訳の3巻セット、欲しい、でも高い。
食事の後にコーヒーを時間をかけていれた。おいしい。
発想の転換。洗いたてのシャツを着る快感。
安定期から模索期へ。静かなる移行期間。あと3年半。
秋だと言っても、都心の紅葉の見頃は11月下旬。神宮絵画館前の銀杏並木を、落ち葉を踏み締めながら歩く日までまだあと60日。
ばうわうさんへ、遠藤さんに感謝しなさいね。遠藤さんはばうわうさんに「自主的な撤退」を許してくれたんだから。
秋が深まると人の温もりが欲しくなる。そして僕は不明編に走るのかも。
だから僕は秋から冬にかけての季節が大好きだ。
台風が、短い夏の最後の余韻を奪い去っていったような感じがする。
やっぱり今夜もバーボン。
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「惜しみなく愛は奪う」とは、有島なんちゃらのお言葉だが、「惜しみなく愛は与う」は誰だっけか、トルストイだっけ?