春の麗らの 思うこと 繚乱編
1998年4月12日(日)
Sea of Love / The Honey Drippers
碧の似合う人は、夜明けの碧い空に包まれるようにして眠りに落ちていった。絵になる。
9時前に起床。今週末は生活のリズムを崩さないことを目標としていたので、まあまずまずの結果だろうか。碧の似合う人もごそごそと起き出す。ニナを起こすが完全に酒が残っていて酔っ払い状態(笑)。目が覚めて二日酔いというのは結構よく聞く話しだが、目が覚めたらまだ酔っ払いってのはあまり聞かないなあ。
3人分の食事を作る。お土産にもらったパンに昨日の残りのサラダ、スクランブルエッグにボイルしたソーセージ、牛乳にコーヒー。まあ、こんなところでしょう。
もぐもぐと食事をし、ちょっとだけネット巡り。怪しいHyper Cardスタックで遊んだりしてから碧の似合う人を送り出す。バス停まで送ってブンブンと手を振る。またあそぼね。
家に帰ると携帯に電話。某I氏より。最初某氏からと勘違いし、勘違いしたまま30秒ぐらい話してしまった。なんたること。でもホントに声が似てたから、すごく緊張したんだよ。ううう。
そうこうしているうちにニナはダウン。僕は朦朧とした頭をコーヒーで叩き起こしながら作業に入る。4時間弱の完全集中。どうやら少しずつ形になりつつあるようだ。
作業を終えようかと言うところで、さっき僕が勘違いした某氏より電話。氏の親父さんが亡くなったとのこと。淡々と伝えられる事実に言葉を失う。花見をしようねって言ってた親父さんの笑顔を思い出すと、涙が目の裏に溢れてくる。
親父さんとはほんの二回しか顔を合わせていないのに、どうしてこんなに親密な気持ちを持てたんだろうって考える。どこで何をしてるか分からない僕自身の父親がどこかで今日死んだとしても、僕はこんなにショックを受けることはないんではないだろうか。それぐらい、僕は親父さんの人柄や笑顔が大好きだった。僕にもあんな素敵な親父さんがいたらどんなに楽しいだろうと、ちょっぴり羨ましかったりもした。
親父さんは死んでしまって、今は苦しくない世界にちゃんと旅立つことができたんだろうか。あの素敵な笑顔はどこに行ってしまうのだろうか。親父さんがずっと抱き続けた夢や愛情や野望は、この世界のどこかに、ずっととどまっていてくれるのだろうか。それとも単なる大脳を流れる微弱な電流として、肉体と共に葬り去られてしまうのだろうか。親父さん、親父さんの思いは、今どこにあるんだろうか。
親父さん、どうか安らかに。
Heaven / Bryan Adums
しばらくニナと二人で部屋で呆然と過ごす。これ以上部屋で呆然としているとどんどん深みにはまるだけなので、とりあえず部屋を出て、近所の東伏見神社へ。親父さんの心が安らかであることを祈り、手を合わせる。
その後買い物などして部屋に戻る。最初は歩きながらもずっと二人とも無言だったが、部屋に帰り着く頃にはようやく会話がフッカツしてきた。とにかく僕達が落ち込んでてもしょうがないので、せっせと夕食を作る。
野菜の大量摂取に成功し、ようやくマトモな気分に戻る。ぼんやりとテレビで野球を観たりしながら週末を振り返ってみたり。何だか長い週末だったけど、かなり充実していたな。いつもこうだと良いんだけどね。
Into the Groove / Madonna
さて、昨日の日記で「貯金をしたい」と訴えかけたところ、結構な数のアドバイスをもらい、喜んでおります。
ある程度予想はしていたものの、やはり来ましたよ、酒を止めろとの厳しいご意見が。某わっ●ゃんや某ずく●しさんあたりから。でもお二人とも酒飲みってあたりが結構哀愁ただよってるような気もしますが。ええ、僕には酒は止められまへん。
某PD●DP氏や某●っち氏からは、こっちが教えてもらいたいなどという殊勝なご意見が。この二人も酒のみだからなぁ。
やはり参考になるご意見を下さったのは奥様関係が多かったような気がします。やっぱり財形がイチ押しのようですねぇ。でもウチのカイシャって、小さすぎて財形ないんですよね。あとは500円玉貯金とか、財布の中の小銭を空き瓶に突っ込んでいくとか、そんなところが結構簡単そうですねぃ。
あと某龍●君の、日記に書くってのも、結構有効かも知れん。確かに周りが期待してなかなか降ろせないってのはあるかも。でもちょっとそれって嫌だなあ。
皆さんありがとうでした。でもぽちぽちと小銭を溜め込むGGって、やっぱり似合わないのだろうか。うーむ。
(c) T. Tachibana. All Rights Reserved. 無断転載を禁じます。tachiba@gol.com
(c) T. Tachibana. All Rights Reserved. 無断転載を禁じます。tachiba@gol.com