思うこと


1998年5月25日(月)


The Sun Always Shines on T.V./ A-ha

ハッとするぐらいイイ女って結構いると思うんだけど、ハッとするぐらいイイオトコって、あんまりいないような気がするのは、単に僕が男だからなのだろうか。

僕の思い過ごしなのかも知れないけど、どうも最近の男共はイマイチ言い訳ばっかりしてるような気がして仕方ない。

直立歩行を始めて、農耕なんか憶えてからは、男は常に楽して稼ごう、簡単に気持ち良くってことばかり追及してきたんじゃないだろうか。

体力で勝る男が村を形成して男性優位な社会を構築し、子孫を残せるという圧倒的強みを持つ女性を徹底的に抑え付けることでなんとか男性優位を保ってきたように思えてならない。

自戒を込めて言うけどさ、あんたの筋肉は腐ってないかい?、あんたの骨はスカスカになってないかい?あんたのペニスはぐにゃぐにゃで、あっという間に果ててしまわないかい?

仕方がないとかさ、社会の仕組みだとかさ、そんな譫言ばかり言い続けて、朽ち果てて行ってしまっていいのかい?本当にいいのかい?

どうしてあんたの筋肉はさわるとチュルチュルと音がするぐらい研ぎ澄まされていないんだい?どうしてあんたの骨はガツンと音がするぐらい強くないんだい?どうしてあんたのペニスは全ての女を貫くぐらい固く太く強くないんだい?

仕事はできるかも知れないよね、もちろん頭もとっても良いかも知れないし、家には莫大な富を蓄えているかも知れない。でも、あんたはそれで満足なのかい?

別に僕は容姿端麗な男が全てにおいて優れていると言ってる訳じゃない。ただもうちょっと目に力のある男がたくさんいてもいいんじゃないかって思うだけ。

六本木や吉祥寺の街で女の子をひっかけようと日々街を闊歩する男の子達。Webで誰が好きだの嫌いだのって騒いでる男の子達。好きなんだったら誰にも何も言わずに奪えばいいじゃない。集団で妙に慣れあいになる暇があったら欲しいものを手に入れればいいじゃない。

ねえ、知ってる?本当に欲しいものが何なのかを自覚できない人間は、欲しいものを手に入れることなんて、もちろんできないんだよ。

自分のことを卑下してばっかりでさ、笑いをとってれば嬉しいなんて、それじゃちょっと物足りないじゃない?コンプレックスの裏返しでいくら必死に勉強したって、誰も何処にも連れていってくれないんじゃない?

自分の体を鏡に映しなよ。多少ボテボテしてたっていいじゃない。それほど捨てたもんじゃないからさ、きっと。

自分のペニスをしごいてみなよ。多少早漏気味だって、短小だっていいじゃない。精一杯動き回ってドバーッとたくさん出せば、少なくとも誠意は伝わるよ。

自分の目を見てみなよ、鏡に映してみなよ。あんたの目は死んでないか、もう一度よーく鏡に映して観察してみなよ。

自分の瞳の中に、微笑む自分の顔を見出せたなら、きっとあんたは世界を見つけることができるんだろう。

老いていくのは簡単だけど、進んでいくのはなかなか大変だ。

頑張れ、色男共よ。




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