思うこと
1998年5月28日(木)
The Girl from Ipanema / Stan Getz
最近仕事でWindowsのマシンに触れる機会が増えた。僕は生まれ付いての(嘘)Macintoshユーザであり、いまだに会社もMacなので、Windows機に触れる機会がなかなかなかったのだが、最近どうもWindowsでDTPなどすることも多くなり、指をつりそうになりながら右クリックなどに挑戦したりする訳である。
最初は違和感たっぷりだったのだが、しばらくいじっているとそれなりに慣れてくる。慣れてくると動作の機敏さが心地良くなってきたりする。うん、ワープロやったりメイルの送受信ぐらいだったらWindowsの方がいいんだろうな、やっぱり。ソフトの起動も速いし、その後の動作もなかなか機敏だ。爆弾も出ないしフリーズもあまりしない。でも代わりに変なバッテンマークを出してきたりするから、まあ同じかも。
でも、やっぱりデザイン系の仕事にWindowsというのは不向きなんだろうな。何しろあれだけプリンタドライバにレイアウトが依存してしまうと、違う会社のプリンタを使ってる者同士ではデータの共有がほとんどできないだろう。カタログ等の、細かい「つめ」が必要な版下なんかは多分全然ダメでしょうな。
あとやっぱり気になるのが画像の荒さ。画面の解像度も低いけど、プリントすると妙に貧弱な感じがしてやっぱりちょっとな、って感じがする。Macの滑らかさに慣れちゃってるから余計気になるんだけどね、多分。
PageMakerだのIllustratorだのを開いていじっている間はいいんだけど、システム周りをいじくろうと思うと、これが面白いほど全然分からない。今日もIllustratorのCD-ROMに入っているフォントをインストールしようと思ったけど全然うまくいかなかった。大体AdobeはMacでもWindowsでも同じ名前のフォントを出してるけど、印刷してみると明らかにタイプフェイスが違うぞ。AcrobatでPDFに落としてみても、やっぱりMacからプリントするのとWindowsからプリントするのとで印象が大分違う。うーむ、まだまだフルコンパチブルとまではいかないのだな。
そうそう、一つ解決できない問題が。誰か解決法を知ってたら教えて欲しいんだけど。
MacのIllustratorで作業をして、作成した画像ファイルをEPSで保存する。この時EPSの形式はMacではなくてPCにしておく。で、このEPSファイルをPC Exchangeを使ってDOSフォーマットのFDに落とし、Windowsマシンに持っていく。
このファイルをWindows版のIllustratorで開くとちゃんと表示される。で、ここで別名保存とかをしないで、Windows版のPageMaker 6.5Jに割り付ける。するとどういう訳か、EPSファイルの部分がグレーの四角になって表示されてしまい、画像が全然見えない。でもプリントするとちゃんと画像が入ってる。何度試してもダメ。WindowsのIllustratorで別名保存してやるとちゃんとPageMakerでも表示されるんだけど、一体何なんだろうか。散々悩んだ揚げ句、ただのバグだったりすると、とっても悲しいのだが、何となくその可能性が高いような気がしなくもない。誰か解決方法を知ってたら教えて欲しいのだが。Macのみの環境の業者からあがってくるファイルを一々別名保存してたら、面倒でやってられないっす。
どうでもいいけど、やっぱりWindowsマシンで見る、「思うこと」は、ちょっと変な感じがして、あまり好きじゃなかった。同じネスケでバージョンも同じで、フォントも明朝系なのだが、どうしてこうも見た感じが違うのだろう。
うーむ、不思議だ。
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