真夏の夜の夢 思うこと Summer Edition
1998年7月6日(月)
Junior Sweet / Chara
今日から「思うこと」は3回目のSummer Edition。今年もまた夏がやってきた。
2年前の夏に書いた言葉をもう一度繰り返しておこう。Summer Editionのコンセプト。
夜の海岸沿いの道をドライブしながら流れてくるラジオからの音楽。
そんな感じで、読まれる人各人が、勝手に自分の経験や思い入れとダブらせて、 何かを感じて、読み流してもらえればいいかな、なんて。
これが、コンセプトです。
ちなみに、僕は、個人的な思い入れバリバリで書いてます。
意味不明なことも多いかと思いますが、僕に質問して解決したりせず、あなたの心が捕らえたままに読んでいただくと、楽しいかと。
それと、僕は冒頭に出てくる音楽を聞きながら書いてますので、 お持ちの方は、聞きながら読んでもらったりすると、臨場感が湧いて なかなか素敵かも知れません。
そんな訳で今夜から夏が終わるまで、僕の日記はSummer Edition。今年のナツはあなたにどんな思い出を残していくのだろうか。流れる音楽と共に、
Daddy's Car / The Cardigans
Break on Through / The Doors
感情のインジケーターは穏やかに、
翳りのないあなたの笑顔をみつめ、緩やかな波動を示し続けている。
言葉がなくても伝わる何かが実在することを、
目の前に示され続けている僕は、
一体何に感謝すればいいのだろうか。
ネットに神様がいるのかどうかは分からないけれども、
とりあえず、ネットの神様、ありがとう。
丸く開いた紅色の唇から吐き出される紫の煙に導かれるように、
僕達はゆらゆらと立ち上がり、
高らかに鳴り響くDoorsに導かれるように、
くるくると踊り始める。
Jimの声が僕達を呼んでいる。
余計なものは全て脱ぎ捨てよと、
詰まらぬことは考えるなと、
体中から汗を吹き出させ、
抱き合ったまま踊り続けよと。
だから。
踊り続けようよ、
夏の短い夜が果て、
碧に染まる夜明けの透明な膜が僕達を包み込むまで、
踊り続けようよ、
僕達を照らし出すブラックライトの眩い光が、
全ての翳を焼き尽してしまうまで。
そう、このままずっと、
夜が果てるまで、
ずっと、
ずっと、
ずっと、
そして、再び祭が始まろうとしている。
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