真夏の夜の夢 思うこと Summer Edition
1998年7月7日(火)
Waltz for Debby / Bill Evans Trio
猛烈な高温多湿の中を一日中動き回って完全に摩耗してしまい、
部屋に帰ってきて風呂に入ってさっぱりして、
エアコンの効いた部屋で布団の上でごろごろと寛ぐ。
一日の終わりがこれだけ気持ち良ければ、まあいいかな、と、
ふと思い、
体中をリラックスさせていたら、
小さな声をあげて、布団の上で笑っていた。
激しい一日の最後に素敵な気分の自由な時間。
あなたも、味わっていますか?
素敵な夜を。
The Organ Grinder's Swing / Jimmy Smith Trio
Oh, No, Babe / Jimmy Smith Trio
(c) T. Tachibana. All Rights Reserved. 無断転載を禁じます。tachiba@gol.com
Jimmy Smithおじさんのオルガンの音色に乗って、
パタパタとキーを打っていると、
ふと、まるで自分がオルガンを弾いているような錯覚を憶えてしまったりして、
これはなかなか笑えるのです。
ああ、ジミーおじさん、素敵です。
夏が来る。もう目の前まで来てる。
六本木の夜の狂おしい喧騒が、ちょっとだけ懐かしくなる季節。
週末には、君を連れて踊りに行こうか。
もちろん場所は、328。
カウンターの片隅には、PowerBookを開いて何やら忙しげにキーを打つあの男の幻が、
ブラックライトに静かに浮かび上がり、
328バンドはブルースハープを狂おしくせり上がらせていく。
夜明け前の空に黒くそびえる東京タワーと、
虚しく響くカラスの鳴き声。
遊び疲れて引き摺る靴と、
温もりを求めて彷徨う乾いた魂の、
ふと交叉する瞬間が、
夏の夜には良く似合う。