真夏の夜の夢 思うこと Summer Edition
1998年7月26日(日)
Detour Ahead / Bill Evans Trio
夜中に引越のための大掃除が間に合わずひどい目にあうという夢にうなされる。こうして文章にしちゃうと妙に笑えるんだけど、見てる当時は非常に焦りまくっていて、何とも怖い夢だった。7時半起床。
ぐちゃぐちゃの状態の居間に移動して30分ほどネットに繋いでからニナを起こし、朝食を作る。久し振りに僕が作った。目玉焼きとワカメと油揚げのお味噌汁、鮭フレークと梅干とご飯。きゃー、日本の朝食ですなあ。こんな朝食久し振りだーと二人で喜ぶ。
食後にコーヒーいれて飲んで、ちょっと真面目に事務手続き等について話しをしているとあっという間に9時半。掃除道具持って旧居へ移動。今日の午後に大家さんに鍵を返すので、大掃除をしなきゃ。空はどんよりと曇り、今日も高温多湿の最悪の気候だ。
My Romance / Bill Evans Trio
ほとんど休憩なしで12時半までかかって作業終了。部屋には中途半端にモノが残っていたので、僕だけ雨の中新居まで残留物を運び、戻ってくるとまもなく不動産屋のおばちゃん登場。ざっと部屋を見回して適当に説明して、ものの1分で立ち合いは終了。不動産屋が出ていって、本当に何もなくなった自分の部屋を眺めてようやく感傷的気分に浸る。ここで生活した1年半の間に一体何人の日記書きが遊びにやってきただろう。20人近くの人達が遊びにきてくれて、楽しく喋ったり酔っ払ったりしていった部屋。僕が実家を出てようやく自分のスタンスと方向性を見つけることができた部屋。うーむ、実に名残惜しい。
ニナと二人で鉄の扉に「ありがとね」とお礼を言って部屋を出る。部屋から最後に出たゴミの袋を両手に持って新居へ。これで本当に引越は完了。実にお疲れ様でした。
Waltz for Debby / Bill Evans Trio
ちょろっとネットにつないで石田さんやさいか君の日記を読み、昨日参加できなかった夏のオフの様子を想像して羨ましがってみたり。次は絶対参加しますから、懲りずに誘ってやって下さいね>石田さん。あと、どこぞのアホな日記で僕の悪口書いてたな、そう言えば。まあ勝手にやって下さい。僕が日記猿人の裏の悪人かどうかは、読んでくれてる皆さんが判断してくれるんだから、あんたがいかにそんなちんけなページでガーガー言ったところで全然無意味でしょう。
夕食は焼肉にしようということで家を出て近所のスーパーに買い出しに。この辺りからニナの体力消耗が激しくなり、買い物を済ませて帰宅した途端にニナはダウン。うーむ、僕の課題はダイエット、ニナの課題は基礎体力作りですなあ。いや、ホントに。
ニナが眠っている間に猛烈な勢いで居間を片付ける。近所のディスカウントショップで買ってきたモジュラーコードを継ぎ足して、PowerBookで寝室からもネットに繋げるようになった。うーむ、やっぱISDNって素晴らしい。
ニナがぽくぽくと起き出してきた頃から、懸案のステレオのケーブル接続に突入。オーディオ関係は無事繋がったんだけど、テレビのアンテナコードが短くて足りないや。来週電器屋行って長いの買ってこないと。
まあ、とにかく無事ステレオから音も出るようになったので、あれこれと音楽と鳴らしながら居間の掃除を続けるともう夜。
ようやく生活空間らしくなった居間で初めての食事。ホットプレートで野菜たっぷりの焼肉ですよ、奥さん。あぁ、やっぱり自炊って素晴らしい。これからしばらくは自炊生活強化月間ですから、野原さんの日記でも見ながらせっせと自炊に励みましょう。
オナカ一杯食べたら何となく元気復活して、今度はキッチン方面の片付け等。買ってきたクレンザーの威力に愕然としてみたり、缶詰のストックの多さにほくそ笑んでみたり。再びシャワーを浴びて歯磨きして、ほっと一息日記書き。
ああ、でもこれでとにかく引越は全部終了。あとはみんなが遊びに来れるように室内を片付けるだけだな。あ、そうそう、夜久さん、今度は皿もスプーンもあり余ってますので、どうぞ身一つで遊びにきてやって下さい。今度は僕がカレーを作りましょう。もしよければ奥さんと娘さん達もご一緒に。
さてさて、居間もキッチンもようやく何とか家らしくなってきたので、今週は大分ストレスの少ない日々を送れそうだな。なんだかんだで結構お金も使っちゃったから、しばらくはおとなしく自炊して倹約に努めましょう。うん、そうしましょう。
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ようやく部屋に音楽が戻ってきた。
やっぱり音楽がないとSummer Editionらしくないもんね。ゴリさんからのメイルをもらって、今Summer Editionだったんだって思い出してるようじゃダメだね、僕。
さて、日記だ日記。
旧居の鉄の扉を開くと、中の空気は予想に反してひんやりとしていて、澱んでいるという気がしなかった。先週イタクラさんとみやちゃんに手伝ってもらって引越した時のままの雑然とした雰囲気が残っていて、なんとも不思議な気持ちになる。一瞬感傷的な気分に支配されるが、1時に不動産屋も立ち合いにやってくるというので、作業分担して黙々と掃除を続ける。僕は大ざっぱにガンガンと掃除、ニナは汚れのヒドイところをピンポイントで職人的集中力で。
とにかく汗と埃と雨で全身ネトネトなので、順番にシャワーを浴びて、しばらく呆然。やがて腹が減ったということになってニナが素麺を作ってくれる。素麺なんて何年ぶりだろう。実に美味いです。夏の味という感じです。ええ。