真夏の夜の夢 思うこと Summer Edition


1998年7月29日(水)




One for Helen / Bill Evans Trio

夏の夜の空気が熱気で膨張しているせいなのかどうかは不明だが、


いつもよりも闇が深い黒に包まれているような気がする。


より深い黒に覆われた空に、妙に明るく映る雲がぽかりぽかりと浮かんでいて、


夜の闇を強調しているかのように思った。







The Two Lovely People / Bill Evans Trio


何故に女性の乳房はかくも美しく、かくも優しいものなのだろうか。


道を歩けば肌を露出した若い女性達の姿が、


小さく貼り付くように彼女達の体を覆う布切れ越しに浮かび上がる穏やかな乳房の膨らみ。


思わず見とれてしまったりして。



豊かに浮かび上がる胸の形は刺激的であると同時に妙に安らかでもあり、


改めて女性という性の凄みを見せられるように思い、


意味もなく、感謝してみたりする。


ああ、偉大なるおっぱいよ、ありがとね。



So What / Bill Evans Trio


お客さんに、「立花さん〜、疲れてますねー」と言われてしまった。


うむむ、こんなことではいかん。





Blue in Green / Bill Evans Trio


さて、今夜もSummer Editionである。重くなり過ぎず、さりとてつまらなくもなく、夜の海岸をドライブする車のラジオから流れる音楽のように、すうっと流れていくような言葉を綴っていきたい。これがコンセプト。


最近すっかりBGMはジャズが中心になっている。二年前のSummer Editionではロックばかりだったから、僕もちょっとは大人のテイストが分かるようになったのかしら、などと喜んでみたり。


でも実は、ただ単に疲れててロックが耳に辛いだけだったりして。ああ、それはちょっと悲しいじゃあないか。


夏の夜は、遊び、想い、踊り、重なり、嘆き、怒り、喘ぐためにある。


真夏の夜の夢、繋がる心、重なる言葉。


汗ばむ肌と、思うこと Summer Edition。









 

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