真夏の夜の夢 思うこと Summer Edition
1998年8月6日(木)
Something About You / Level 42
さっさと仕事を片付けて出かけようという夕方に限ってトラブルが発生したりする。
毎度お馴染みのポストスクリプトエラー絡みのトラブルが発生し、職場で悶々とトラブル処理をしているとあっという間に8時に。イライラ絶頂状態で会社を出る。ぐうう。
空きっ腹を抱えたまま新宿に出て、パタパタと急ぎ足で「はいから亭」へ向かう。最後にここに来てからまだ一年も経っていないというのに。ここで待っていてくれる人の人生は、この一年で大きく変わってしまったのだなあ、などとちょっとだけ感傷的気分に浸りながら階段を降りる。
やあやあやあ、と山本Kさん、感傷的兄様、Lionさん等に迎えられ、まずはかけつけでビールをゴクゴク。向こうのテーブルに青木さんも発見。ステージにはちゃんとベースも置いてあるし、何かが起こる気配十分すぎ。うふふふふふ。
ほどなく青木さんがステージに。ソロでステージがはじまる。うりゃうりゃと気を入れて聴いていると、階段をコツコツと、ヲノサトル氏が降りて入って来た。青木さんの「ピアノはどこだ」の掛け声に、ヲノサトルさんかけつけビールに口もつけずにステージに。青木さんのベースとヲノさんのピアニカでの変則デュオのはじまり〜。
かけあい漫才のような場面もあったりして、盛り上がってきたところで感傷的兄様が連れてきたしおりん似のヴォーカリスト乱入。突然のジャムにもかかわらず、コンビネーションがばっちり決まってしまうあたり、やっぱりプロなのねえ。うん、すげえカッコ良かったっす。
ほどなく一度目のステージが終了。このあたりから僕もようやくリラックスムードに。それにしても、平日だっていうのにネクタイしてるのって僕だけじゃん。みんなネクタイしなくても良いような仕事してるのかなあ、それともネクタイ外してからやってきてるのかなあ。どっちにしてもいかにもサラリーマン的姿でやってくるしかなかった自分が悲しい。うるるる。
Lionさんとあーだこーだと話していて、ふと「肩凝りがひどくて」と洩らしたところ、じゃあ俺が揉んでやる、と突然マッサージをして頂くことに。きゃー、上手過ぎます、Lionさん。天才だから、と涼しい顔をされてしまい、恐縮してしまう。きゃー、楽になりましたよ、肩。
そうこうしているうちに再び青木さんとヲノさんがステージに。わはははは、楽しい夜になりそうだぞ。
Midnight Blue / Lou Gramm
(c) T. Tachibana. All Rights Reserved. 無断転載を禁じます。tachiba@gol.com
ヲノさんはピアニカをピアノに持ち替え(?)てのステージ。うーむ、やっぱりピアノが入ると途端に重厚感が増すなあ。などと感動していると、青木さんとヲノさんが参加している「ピヨピヨ」というバンドのナンバーを演奏することに。ヴォーカルのYuko Nexus氏がステージに上がり、「おうまさん」、「かえるさん」を熱唱(?)。ぎゃー、心の準備が整ってないのにー。ないのにー。ないのにー。
さらに「哀しみのしおから」で聴衆を涙と笑いの只中に放り込む青木さんとヲノさん。うー、満喫じゃー。隣に座っていたLionさんが「イカス」を連発、リアルイカス、これまた満喫じゃー。
「このへんでブルースでも」という青木さんの言葉に再び感傷的兄様の友人のヴォーカリストがステージに(名前忘れちゃった、ゴメン)。見れば見るほどしおりんに似ている。B♭のブルースが雪崩式に始まってしまう。やっぱプロだなあ。凄いなあ、とやたらと感動。うるうるしている間に絶大な拍手とともにステージは終了。うーむ、オナカ一杯ムネ一杯。贅沢な思いをさせてもらっちゃいました。イヤ、ホントに。
ステージ終了後はあっちこっちへと移動しつつずびずびを続ける。感傷的兄様のテーブルに移動して、しおりん似のヴォーカリスト様とも話したり、Kさんとハグハグしたり、Kさんの友人で某大使館勤務の美しい女性の猛烈なフランス語に酔いしれてみたり、僕も昔とった何とやらで四苦八苦しながらフランス語でフランス人の若者と話してみたり、念願叶って青木さんともちょっとだけ話してみたり。PowerBookでブラウズした僕の日記を彼女がものすごい勢いでフランス語に通訳していくのには圧巻。凄い。
すっかり時間の感覚を失ってずびずびしていると、なんと0時半を過ぎてる。皆さんまだまだヒートアップしていて、非常に名残惜しかったのだけれども、哀しいかな、明日も6時起きのサラリーマンの宿命、皆さんに挨拶して会場を後に。
いやー、本当に楽しかった。皆さん本当にありがとうございました。またお誘いくださいな。やっぱり自分の道を信じて歩んでる人達と触れると、すごい刺激になるなあ。僕も頑張らねば。でもその前に明日はちゃんと起きられるのだろうか。一日行けば、後は夢の9連休だー。うぉー。