真夏の夜の夢 思うこと Summer Edition


1998年8月22日(土)



High Enough / The Damn Yankees

はあ。ようやっと休みだ。休みだ〜。


いやー、それにしても忙しかった。ひどい一週間だった。この前までの夏休みの余韻なんて、あっという間に吹っ飛んじゃった。まったくもう、もうちょっとゆとりのある環境で働きたいなあ、ホントに。


今日は9時過ぎに目覚める。体中がぎしぎし言っていて、頭は朦朧としているし、もう何もする気にならない。昨日お土産に貰ったお寿司を食べて再び眠る。二度寝は滅多にしないんだけど、今日はどうにも眠くてダメ。


次に目が覚めると昼の1時半。こんな時間まで眠ったなんて、すごい久し振り。でもまだまだ頭も体もすっきりしない。ダラダラ働いて夜中になるのと違って、昼は炎天下走り回って夜は納期に煽られてDTPじゃあ、心も体も休まりませんぜ。


たらたらと起き出してきて高校野球の決勝を見る。今年はずいぶんたくさん高校野球の試合をテレビで観た。ここ何年も全然高校野球なんて見てなかったんだけど、今年はすごく緊迫して面白い試合が多かったような気がする。それにしても、もうちょっと日程に余裕を持たせてやることはできないのかねえ。まあ、遠方から泊まり込みで来てる学校なんてのも多いだろうから、なかなか休みを間に挟むってのは難しいのかも知れないけど、3日も4日も続けて試合じゃあ、ちょっと可哀相だよね。まあ、優勝した横浜高校の松坂投手は、全然へっちゃらそうな顔して投げてたけど。


僕は生まれも育ちも東京なんだけど、通ってた高校が神奈川だったせいで、どうも高校野球では神奈川勢を応援してしまう傾向が強い。今回優勝した横浜高校の他にも、桐蔭学園、横浜商業(Y校)、東海大相模、日大藤沢、法政二高(僕の母校だ)と、なかなかの強豪揃いで、テレビ神奈川で中継される予選も準々決勝ぐらいになると甲子園なんかよりもはるかにレベルの高い試合をやっていたりする。今回から東神奈川と西神奈川に別れたから、だいぶ選手達も楽になるんじゃないだろうか。9回勝たなきゃ甲子園に行けないなんて、ちょっと可哀相すぎでしょう、やっぱり。


さて、今日はタミーさんから花火して遊ぼうとお呼びがかかっていたのだが、もうどうにも体がだるくて動く気になれないので、僕は残念ながら見送り。ニナが一人で出かけることに。ニナが出ていった後で再び布団のうえにごろりとなってしばらくうとうとと。まあ、自分でもよくこれだけ長く眠れるなと感心するぐらい。その後ごそごそと起き出して、実に久し振りの日記巡りなどを少々。先週の旅行以来ずっと他の人の日記を読めないでいたから、あちこち見て回って、ああ、みんな相変わらず元気なんだな、と感慨に耽ってみたり。


そうこうしているともう夕暮れ時。近所の酒屋にビールを買いに出ると、部屋の中より外の方がずっと涼しかった。今年の夏は、本当にもうオシマイなのだろうか。ちょっと寂しいなあ、やっぱり。


酒屋の帰りにヒグラシの声を聞く。カナカナカナと。この前もセミのことを書いたけど、ヒグラシもなかなか東京じゃ声が聞けないセミだよな。他のセミと違っていかにも涼しげな声がなかなか素敵なんだけどね。


ただでさえやる気のない日に、一人の夕食というのは、もう何も作る気がしない。店屋物で適当に済ませ、タラタラとバーボンを飲む。平日に消耗しきってしまって休みの日に放心して過ごしているんじゃ、何のために生きてるのか分からないじゃないか。うーむ、実に悔しい。


まあ、今日はこのままだらだらと終わっていくだろうから、明日は心機一転、充実した休日を過ごしたいものだ。




 

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