真夏の夜の夢 思うこと Summer Edition
1998年8月22日(土)
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Midnight Blue / Lou Gramm
やれ残業だのプロジェクトだのと言った話しばかり書いていると、だんだん自分が会社人間になってしまったような錯覚を覚えてしまう。これじゃあいかん、もちょっと視野を広げなくちゃ。
7月に29才になった時にも書いたのだが、僕には大きな夢がある。29才にもなって「夢」だなんて、笑っちゃうぜ、と思う諸兄も多いかと思うが、それでもとにかく僕には大きな夢がある。みんなが笑おうとバカにしようとそんなことは関係ないのだ。何故なら夢を抱くのも、努力するのも、実現して喜ぶのも僕だからだ。他人がどう言おうとそれは関係ないのだ。
と、多少高飛車に始めてみたが、別に僕が夢のことを話しても、誰もそれを笑ったりしないしバカにする人も皆無である。世の中なかなか捨てたものではないのかも知れない。「そう、すごいね、頑張ってね」と寂しい微笑みを僕にくれたりする。おいおい、憐れまれてるよ。
夢の話しをして、興味を示してくれるのは90パーセントまでが男性で、女性はどちらかというと冷ややかなような気がする。やっぱり女性の方が現実的なんだろうか。昔の仲間の男連中とちょっとそんな話しをすると、やたらと興奮したりわめいたり羨ましがったりしてくれて、僕もひどく勇気づけられたりするのだが、いかんせん女の子に話しても、ふーん、て感じで済まされてしまうことが多いので、最近は女の子にはもう夢については語らなくなってしまった。だって寂しいじゃない、こっちは熱く語ってるのに、ふーん、そう、頑張ってね→寂しい微笑み、って図式ばっかりじゃ。
話しがそれたな。何だっけ。あ、そうそう、そうです、僕には夢というか、野望があるんです。そして僕は30才になるまでに、つまり来年の7月の5日がやってくるまでに、何とか自分の夢を実現させたい、と切に願いつつ、日々努力して生きているのです。
日々努力ってのは、ちょっと大袈裟かも知れないな。でも実はやっぱり日々ちゃんとそれなりには努力してるような気がするぞ。これだけ忙しい日々を送りつつ毎日努力を続ける僕って、ああ、なんて健気なんだろう(涙)。
まあ、冗談はこのへんにして、真面目な話し夢のことをちゃんと考えなくてはならない。物事の良い面ばかりを見て、ニタニタして生きててはいけないのだ。来年の7月5日まではまだあと10カ月あるが、2カ月を5回繰り返したらあっという間に10カ月が経ってしまうのだ。今のところ、じっくりと野望に向けての時間を割けるのは週末に限定されているのだが、週末にはほれそれなりにオフだの飲み会だの友達の結婚式だの休日出勤だのと、やたらと予定が入っていたりして、なかなか腰を落ち着けて作業に勤しむことができなかったりもするのだ。それにニナとだってのんびり過ごす時間も必要だしね。
おいおい、そんなことでホントに来年の7月までに野望が達成できるのかよ。と、ちょっと焦ってみる。自分の頭の中に引いた線表をもう一度見直してみる。うーむ、本当に間に合うのだろうか。マジで焦り始めてみたり。
いずれにしても、野望達成のためには、いかなる近道も存在しないということだけは確かなことだと思う。一歩ずつ着実に、休日にこそこそと時間を割いて進んで行くしかないんだよな。ああ、結局ジンセイって、辛いものなのねぃ。さめざめ(涙)。
たまにはこんなことを考えながら更けていく夜もよしとしようじゃあないか。