真夏の夜の夢 思うこと Summer Edition
1998年8月30日(日)
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Asato Maa / Ravi Shankar
ばしゃばしゃと雨が降り続く日曜日。
昨夜は(僕にしては)随分遅くまで起きていたのだが、今日は頑張って7時半過ぎに起床。もちろんニナはまだグーグー眠っている。こそこそと寝室を出てしばしネット巡りなど。天気が悪くて外が暗いせいで、どうも時間の感覚がおかしい。まだ夜みたいな気分。
熱いシャワーを浴びて目を覚ます。うん、随分パキっとした。で、一人分の朝食を作って食べ、食後にはポットにたっぷりと濃いコーヒーをいれる。これでバッチリなはずなのに、なぜか瞼が重くなる。ぎゃー、せっかく早起きしたのにこれじゃ無意味だ。
本当はすぐに作業にとりかかるつもりだったんだけど、どうにも気合が入らずに、しばらくテレビを観ながらだらだらと過ごす。ニナも途中で起きてきた。でもテレビを観つつ頭の中は作業のことでフル回転していたりもする。適当に集中力が高まってきたところでテレビを消して作業に突入。黙々と作業。
隣の部屋で夢野久作を読んでいるはずのニナの様子を見に行くと、すやすやとお昼寝。しかしこの子は良く寝るなあ、と妙に感心して作業に戻る。
午後3時ぐらいまで作業に没入していたら、頭がすごく火照ってしまい、気分がおかしくなってくる。別に吐き気とかそういうことではないんだけど、頭に血が集まりすぎたみたいな感じ。一応作業も一段落ついたところだったので、ちょっと横になろうと思ったら眠ってしまった。
結局2時間ほど昼寝。ニナのことが言えないなあ。でも眠ったら頭も体も随分スッキリした。やっぱり寝不足は敵だ。作業をやる前日は早く寝ることにしよう。うん。
で、それぞれ昼寝した我々は夕飯の支度にとりかかる訳です。今日の献立は、自家製ポテトコロッケ、しじみの味噌汁、もやしとみょうがと大葉の和え物っぽいもの。
自家製コロッケは初挑戦。ひき肉と玉ネギを炒めて、ジャガイモを茹でて潰して、まぜこぜして、衣をつけて揚げるですよ。ふーむ、揚げ物なんて、去年の1月に実家から引っ越してきて以来初めてだなあ。
ニナの監督・監修のもと慣れない手付きでコロッケ制作。結構細かい作業が多くて苦労する。ちょっとばかり不ぞろいだけど、なかなか美味しそうなコロッケの完成。あとは揚げるだけ。
ところが、あとは揚げるだけ、なんて思ってたのに、揚げるのが結構難しかった。油の温度が若干低くて、最初の2ヶはバクハツしてしまい、油の中に具が散乱するという惨状。高校生時代にホカホカ弁当でバイトしてた時は揚げ物のプロと呼ばれたGGなのだが、ちょっと失敗という感じ。
二人してあーだこーだと議論しつつ、結局油の温度が低いのだということに気づいたのは最後の2ヶを揚げる前。で、がーっと油の温度を高くしてコロッケを投入すると、おおお、こんがりきつね色のコロッケ君達がぷっくりと油の中から顔を出したよ。きゃー。
ニナが気合を入れて刻んでくれたキャベツの千切りとともに揚げたてのコロッケを並べてみる。最後に揚げた2ヶは非常に良い感じ、その前のは何となく顔色が悪い(笑)コロッケになった。
でも味はどれも最高でしたよ。やっぱりこの味は、ご家庭のコロッケって感じで、冷凍食品や市販モノではなかなか出せないでしょう。オナカ一杯で大満足。しじみの味噌汁もやたらと美味かった。
でも、揚げ物をやると本当に台所が汚れるなあ。普段ずいぶん気を付けてきれいにしているつもりなんだけど、そこら中に油が飛び散ってしまって何だかぬるぬるしててすごくイヤだなあ。まあ、美味しいものを食べたんだから文句言うなって感じだけど。
食後はバーボンをずびずびしながらメイル書きだの日記書きだの。今回の給料から、ささやかながら家計簿のできそこないみたいなものをつけることにしたので、ちゃぶ台を挟んでニナとちょっとだけ家族会議風味。
ああ、今日は一歩も外に出なかったな。まあ、こんな休日もあるだろう。