秋の夜長に 思うこと 自閉編
1998年9月6日(日)
Karma Chameleon / Culture Club
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昨夜立花宅に集った人々は各自酒を飲んだりワイワイと騒いだりして、三々五々寝室の布団で眠りに落ちたのであった。そして今朝。
夜中から明け方にかけて断続的に何度か目を覚ます。山本Kさん、ニナ、僕、Maiさんの順での雑魚寝。雑魚寝と言っても、布団三組に4人だから、比較的ゆったりした感じ。ウォッカを大分飲んだので、目覚めるたびに鈍い酔いが頭を支配していてなんとも言えない不快感。目覚めるたびに周囲を見回し、すぐにまた眠る。
夢を見た。夢の中でも同じメンツで僕の家で遊んでいる。リアルな夢だったんだけど、目覚めるたびに現実と夢がごっちゃになってなんとも危ない雰囲気。
9時半過ぎにニナに起こされる。ニナはやたらと元気で、さっさと起き出して片付けをしたりテレビを見たりしていた。僕もようやく起き出して活動を開始。KさんとMaiさんはまだ眠っている。10時過ぎにKさんも起きてきて、3人でぼーっとする。やがてMaiさんも起き出してきた。それにしてもMaiさん良く寝るなあ。よほど疲れていたのだね。とりあえず目覚めのコーヒーなどふるまってみる。
みんなに手伝ってもらって洗い物を片付け、それから朝食の制作にとりかかる。朝食は僕が担当。ソーセージ入りのスパゲッティ・ペペロンチーニとオニオンのスープ。ペペロンチーニは鷹の爪の辛さが全然出てなくてちょっと残念賞。もぐもぐとみんなで食べる。
おなかが一杯になると、全員で思い切りのまったり状態に突入。ぐわー、これぞだらだらオフの醍醐味か。なんともいえないなあ、この気怠さ。それはそれで悪くない。
ぽつりぽつりと会話したり、ぷかぷかタバコ吸ったりして適当に午前中を過ごし、昼過ぎにKさんとMaiさんは帰っていった。また近いうちに遊びましょう。今度は吉祥寺ででも。うん。
お客さんが帰った後の部屋は、いつものことながらなんだかガランとしていて、ちょっとだけ寂しいような気が抜けたような、不思議な感じがする。でもお客さんが帰った後もまったり感は全然抜けなくて、白ワインなどをちびちび飲みながら、長く続く午後をぼんやりとして過ごす。そういえば、寝転んで「あー、暇だ。何しようかな」なんて思うだけのゆとりのある週末って、本当に久し振りだ。最近はいつもずっと作業に追われていたからなあ。のんびりとしか働かない脳細胞をそのまま放置しておけるこの快感、実に久し振りにたっぷりと堪能した。
午後遅い時間になってから風呂に入った。最近ずっとシャワーだけで済ませてしまっていたので、たまにはと思って湯槽にお湯をはって読みかけの文庫本を持ち込んでのんびりと。Henry Millerの「北回帰線」。再読するのは7年ぶりぐらいだけど、やっぱりこのオヤジさんの書くものって、妙な愛嬌があってとても好きだ。ちょっと翻訳が良くないのが残念と言えば残念。じわじわと額に汗が浮かぶ中、のんびりと湯槽につかって読書。
の、のぼせた。
というわけでフラフラになって風呂からあがる。良く考えれば、ワインを飲んでたんだから、長い時間風呂につかっていればのぼせるに決まっているのに、あまりに心地良い午後だったのでそんなことはすっかり忘れてのんびりしてしまった。おかげで頭がくらくらしてどうにもならず、寝室に移動して畳の上にごろりと横になる。しばらくゴロゴロしているとニナが枕を持って隣にやってきて、いつの間にかお昼寝タイム。ニナはそのままぐっすりと、僕はうとうとした程度。
ニナが眠っている間に僕は夕食の支度にとりかかる。なんだか妙にたくさん食材を買い込んでしまったので、冷蔵庫の中が半端な食材で溢れている。今日はこれを片っ端から料理する。
今日の献立は鶏の照り焼き、牛乳風味のポトフ、昨夜の残りの炊き込みご飯と煮物。鶏の照り焼きは初挑戦だったんだけど、かなり美味しくできました。うん、合格点。牛乳風味のポトフは、ジャガイモがなかったのが残念。やっぱりこういうスープものにはジャガイモが入ってホクホクしないとイマイチかも。
食後は一週間の家計の精算など。ニナと一緒に暮らし始めて一カ月。今月から(というか8月分の給料日から)、週ごとのお金の出具合をチェックしている。今のところ我々は、それぞれ買い物をした時のレシートを取っておいて、週末に精算し、使った金額の合計をメモしておくという、非常にシンプルなやりかた。もちろん計算の対象になるのは、二人で共用するものに限定している。
本当はしっかりと家計簿ぐらいつけた方が良いんだろうけど、二人とも仕事が忙しいし、もともと怠惰な性格だから、いきなりキチンとしたものを作ろうと思っても挫折するだけだから、まずはどれぐらい使っているのかを把握するところから始めようと思う。
で、用事は一通り終わり、バーボンなどをちびちびと飲みながら日記書きして、週末の夜は終わろうとしている。うん、とても良い週末だった。来週末も楽しく過ごせるように、充実した日々を過ごそうではないか。
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