秋の夜長に 思うこと  自閉編


1998年9月19日(土)



Monic Monday / The Bangles

布団の中でのたうち回り、強引に瞼を引き剥がすようにして目覚める。時計を見ると6時50分。はあ、予定よりも30分の寝坊。

ぼんやりした頭をスッキリさせたくて熱いシャワーを浴びる。いつもはちょっとぬるめのお湯でのんびりとはいるのだが、今日はかなり熱めにして、カラダに血液を送り込む。

牛乳をごくごくと飲み干し、寝ぼけ眼のニナに見送られて家を出る。ああ、休日出勤。

でも実は休日出勤自体はそれほど嫌いじゃない。いつも見慣れたスーツ姿の連中が、妙に若々しい格好をしてきたりするから(自分もだが)というのもあるし、電話が鳴らないから作業に集中できるということもある。がらんとしたオフィスの独特の雰囲気も嫌いじゃない。

いつもはギューギュー詰めの中央線も今日は余裕。マクドナルドで朝飯買って出社。シャチョウとブチョウだけしか来ていない。この二人も今日は休日出勤なので、すごくラフな格好で来ていてなかなか面白い。ブチョウなんかTシャツにスウェットだよ。パジャマみたいだ。

オフィスでいれたてのコーヒーを飲んでから作業開始。今日の僕の仕事は完全なるDTPオペレーター。平日はオペレーターやってても、やれ打ち合わせだ、やれ客から電話だと、全然落ち着かないのだが、今日は完全集中で作業にのめり込める。

10時前後にパラパラと社員が出社してきて、一応打ち合わせなど。そして僕は引き続き作業に没入。

デニーズで昼御飯食べて、再び作業に戻る。午後からはオペレーターが二人になってスピードアップ。何とかメドが立つ。

こまごまとしたトラブルを抱えつつも、何とか5時半頃に作業終了。集中し過ぎてヘトヘトに。やはり昨夜夜中まで作業していたのが辛かった。普段なら仕事が終わってこれから遊ぶぞって時には一気にテンションが上がるのだが、今日はイマイチ。そろそろのんびりカラダを休めてやらないと。

とかなんとか言いつつも立花はせっせと吉祥寺へと向かう。今日は「こっぱみぢんこ」の筆者、渡邊さんとの初会合なのだ。場所はもちろんファッショな居酒屋

かおり嬢と渡邊さんは僕より先に始めているとのことで、急ぎ足で吉祥寺の町を歩く。空を見上げるともうすっかり日が暮れていて、ああ、もう秋なんだ、と実感してみたり。

時間が早いせいか、珍しく空席が目立つファッショな居酒屋で先発の二人と落ち合う。やーやー、はじめまして、と挨拶もそこそこにビールをごくごく。

渡邊さん、なかなかクールなキャラクターらしい、などと思いつつ、モデルチェンジしてしまった湯葉春巻などを頬張りつつ軽く日記ネタなどからスタート。でも話しの内容はほとんどがお互いのプライベートのことで、オフという感じはしなくてなかなか楽しかった。渡邊さんはずっとバーボン、僕はビールの後赤ワイン、最後にバーボン、かおり嬢はビール、赤ワインの後でファッショ名物の「一番生搾り」つーカクテルのようなもの。

ファッショな十河君の豪快な(3秒でジョッキを空にする)一気飲みに拍手を送りつつ、僕は連日の疲れからテンションがぐわーっと下がってしまう。「カーブじゃなくてケーブ」に移動してもう少し飲もうかという案もあったのだが、ちょっと今日はカラダがきつくてここでお開きに。また遊びましょうねぃ。

タクシーを拾って帰宅。時計を見るとまだ9時前だったが、どうにも起きていられなくてあっという間に眠る。




 

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