秋の夜長に 思うこと 自閉編
1998年10月4日(日)
大学時代の友人、イシイの結婚式。虎の門パストラル。
先日作ったスーツが丁度できあがっているということなので、短パンに白のTシャツ、足下は革靴といういでたちで家を出て、銀座でスーツを受け取って店でそのままスーツに着替える。大急ぎで神谷町に移動して親友クロダと合流する(クロダ〜っ!、見てるか〜!)。てくてくと式場へ。
式場では懐かしい顔と再会。慎太郎、ウチダ、ハシモト、ミヤコシなんかも来てた。慎太郎、黒のスーツに真っ白な革靴ってのは相変わらず凄いセンスだ。「これしかなかったから」って、何で真っ白な革靴なんて持ってるんだよ(笑)。
それにしてもこうして並んでいると実に怪しい。とっちゃん坊やクロダにほぼ坊主頭のマッチョマン・ウチダ、オールバック姿でまるで地元のヤクザみたいなハシモト、か細くてちょっと中途半端な色男・慎太郎(目が完全に飛んでいる)、それにキョジンの僕。新郎のイシイはチキータバナナだし、なんだかフリークショウみたいだ。
チャペルでの式は、イシイが肝心のところでとちって会場全体が揺れるほどの大爆笑。披露宴ならまだしも、式であそこまで笑いが起こるのもなかなか珍しいかも。
つつがなく式は終わり、続いて披露宴。媒酌人なしというのはなかなか新鮮。冒頭から新郎が夫婦の自己紹介で宴が始まるってのもカッコ良かったぞ、イシイ(イシイも見てるか〜!)。ただやっぱり社内恋愛ということもあって、カイシャの偉いさんの挨拶が長いなー。
長丁場になりそうなので僕はパワーセーブモードで薄い水割りをちびちびと7〜8杯ほど。ああ、どこがパワーセーブなんでしょうか。でも水割りだとホントにいくら飲んでも酔わないね。料理はびっくりするほど量があって残してしまってもったいなかった。どれもなかなか美味しかったんだけど。
式と同様に披露宴でも時折あちこちで爆笑が起こり、とても爽やかな感じ。ムリヤリなお涙頂戴もなく、過剰な華やかさもなく、実にイシイらしくてなかなか良い披露宴だったな。ぱちぱちと拍手をして新郎新婦を送り出し、披露宴も無事終了。
タクシーで六本木に移動して、とりあえず喫茶店でなごむ。クロダとウチダが二次会の幹事ということで、あれこれと打ち合わせなど。ウチダの司会って大丈夫なんだろうか?
ちょっとばかり呆然としているともう時間。二次会会場は西麻布。二年ちょっと前に僕がharuちゃんと初めて会ったときに食事をした店だった。
二次会は友人だけのお気楽モード。新郎も新婦もそれなりの年齢だから、無理な盛り上がりもなく、淡々と、しかし着実に会は盛り上がっていく。心配されたウチダの奇妙な司会が女性陣に妙にウケる。あと時折入るハシモトのドスの利いたツッコミもおかしかった。
宴の終わりは何と大学の校歌斉唱及びウチダがきる応援エール。店は貸し切りじゃなかったからかなり迷惑だったろうけど、やってる方としてはすごく楽しかった。
店の外でイシイと奥さんを見送る。結局女性陣との新たな出会いは何もなかったな(そんなもん期待してたんか)。ハシモトと慎太郎が帰り、ウチダとクロダと3人でこじんまりと三次会。六本木の「もぐらのサルーテ」にて。
三次会はどっぷりと深くて濃い大人の話。エロ画像のダウンロード方法についてなどについてのアホ話の合間にかなりシリアスな会話も。パートナーのいる人間がパートナー以外の異性に惹かれることについて、上手な付き合い方、感情の持って生き方、気持ちの散らし方、思わず暴走した場合の対処法など。既婚1名、未婚パートナー有1名、未婚パートナー無1名によるフリーディスカッション。うむ、濃い。
ふと気づくともうずいぶんと遅い時刻に。ウチダとクロダを駅まで送り、僕はタクシーで渋谷に。井の頭線に乗って吉祥寺、吉祥寺からまたタクシーと乗継いで帰宅。家に帰るとニナ作のカレーがあったので、小さな器で軽く食べてから眠る。
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