秋の夜長に 思うこと 自閉編
1998年10月24日(土)雨ふったり止んだり
休日出勤。
いつもより遅く家を出る。腹が減ったなあ、などと思いつつ吉祥寺の中央線のホームに立つと、次の電車まで10分以上間があいていたので、立ち食いそば屋でカレーを食べた。全然期待していなかったのだが、なかなか美味しくて驚いた。
10時前にカイシャに到着。コーヒー飲んで一服していると業者の人々がわんさかとやってくる。今日は待ちに待ったLAN導入の日、なのだ。
業者の人々は慣れた手付きでケーブルを引いたり、Desktop機やプリンタにボードを取り付けたりしていく。事務所は一応インテリジェンスビルなので、ボコボコと床板を剥がしてケーブルを通していく。
昼前にケーブルの設置は終了。昼から酔っ払ったブチョウが寿司をとってくれたので、ありがたくみんなで頂く。しばらくあーだこーだと業者の人々と話す。
午後はケーブルの両側にモジュラージャックを取り付けたり、通電テストを行ったり。一方サーバも設置され、デスクトップ機も二台追加され、いよいよ後はケーブルを繋ぐだけという状態までこぎつける。
2時過ぎに無事ケーブルが全て繋がり、NTサーバがウィーンという音とともに起動する。業者の人の説明を受けながら、今までスタンドアロンだったプリンタ達の設定をネットワークプリンタに変更していく。テスト印刷が出てくる度に嬉しくなる。
NTサーバの仕組みについてあれこれと話を聞いたり試しに動かしてみたりしているうちに3時過ぎに。業者の人々が帰ってから、Mac側からのアクセスを試してみたんだけどうまくいかなかった。なんでだろ。月曜日に聞いてみよう。
静かに動き続けるサーバを撫で回したりしてみてから、カイシャを出る。時計を見ると4時過ぎに。ようやく僕にも週末がやってきた。まずは吉祥寺に戻ろう。
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携帯からニナに電話すると、吉祥寺に出てくるまで大分時間がかかりそうなので、僕はまずは本屋へゴー。今月もたっぷりと買い込みましたとも。ほくほくですとも。
「うおつか流生活リストラ術」魚柄仁之助
「花の降る午後」宮本輝
「魍魎の匣」京極夏彦
「トラッシュ」山田詠美
「密会」安部公房
「節約生活のススメ」山崎えり子
「ライン」村上龍
「やられ女の言い分」内田春菊石原慎太郎の「太陽の季節」も欲しかったんだけど、品切れとのこと。今頃そんなに売れているのだろうか。
本屋を出て携帯を確認すると、ニナから伝言が入っていた。もう吉祥寺に着いているとのこと。Kate BushのCDも欲しかったのだが、とりあえずニナに合流することに。
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靴屋の前でニナと合流。サトウ肉店でどっさりと肉を買い込み、西友で野菜を買い込み帰宅。なんだかどっと疲れてしまった。
ニナがいそいそと支度をするのを眺めつつ僕はぼんやりと過ごす。こんなことじゃいかんな。
7時過ぎになって石田さんがやってくる。わざわざお土産にどでかい電化製品を持ってきてもらい恐縮する。どもども。
準備が整ったところですきやきパーティの始まり〜。肉をせっせと鍋に投入し、野菜もガバガバと。石田さんは体調今イチで、いつもほどの食欲がないようだが、それでも肉も野菜もすいすいとなくなっていく。すきやき美味し。
オナカがいっぱいになった後は恒例のお話タイム。今回はまったりと、かなりシリアスな話など。僕も今までニナにもしたことのなかったような昔話など。石田さんのケダモノ話の凄さを改めて感じたり、僕の若かりし日々の傍若無人さを改めて語ってみたり。
真夜中が近づいた頃になって「塊」を石田さんに手渡す。お忙しいところをさらに忙しくさせるような気がして恐縮しつつも、是非見ておいてもらいたいと思い手渡す。ニナはリンゴを手渡す。
石田さんを見送ってから、「作業」のことが気にかかってプリントアウトして読み返していると、急に酔いがまわってきてコテンとMacの前で眠ってしまう。ニナに起こされて布団に移動して、「作業」のことをひたすら考えつつ眠る。
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