思うこと
1999年6月24日(木) くもり 時々 雨
ずゎわああああ。ダメだダメだダメだ。この湿度、この高温、この低気圧。だめだめだめだめ。
いっそのこと土砂降りの雨になってしまえば、もう少し楽になるのだが、このもわわーんとした空気だけは何とも耐えがたい。くぅぅ。
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ようやく電源関係の工事が完了。これでサーバだのレイドだのも安心というもの。
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いよいよ明日は給料日。財布の中には400円ちょっと。はぁ、何とかもったぞ。明日の夜は、吉祥寺の「珍さんの店」で美味しいものを食べよう。雨が降っていなければ、また大道芸をたくさん見てこよう。
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薬島、じゃなくて屋久島のことを考えると、自然と顔がニヤニヤとしてしまう。どうやら夏休みはちゃんと取れそうな気配だから、思い切って今年の夏は屋久島で脳みそがとろけるまでのんびりするってことにしたい。
じりじりと照り付ける太陽と、リゾートっぽすぎない真っ青な海、冷えたビールと夕焼けと白い砂浜。。。んんんんん〜〜、行ったらもう帰ってこないかも。
でも、実は去年の夏に訪れた北の国もなかなか捨てがたかったりもする。ううむ、悩むところだ。
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--会社にやたらと勧誘の電話がかかってくる。どっかしらから名簿が流出しているせいなんだろうけど、とにかく多い。
今日も、投機関係の電話が掛かってきた。「あ、ど〜も、立花さんでいらっしゃいますか?お忙しいところ、誠に申し訳ございません。わたくし、●●フューチャーズの××と申しまして、どうもはじめまして〜」と、毎度お馴染みのマニュアル通りの言葉。
長くなるとかったるいので、「迷惑です」と向こうが喋る前に言うと、そのまま叩き付けるように電話を切りやがった。
呆れたものだ。
社名を名乗り、自分の名前を名乗り、営業として電話を掛けてきておいて、「迷惑です」と言った途端に逆ギレして一言も言わずに電話を叩き付けるなんて、大人のすることじゃない。だいたい、営業として、仕事でやっているんだったら、そう言ったバカ丸出しの行動によって、自分の会社のイメージがどうなってしまうかということを考えることはないのだろうか。
電源工事も佳境に差し掛かり、サーバをリブートしたりUPSをチェックしたりと、大忙しの時に電話を掛けてきて、一方的にベラベラ喋って、「失礼しました」も「すみません」もなく電話を思い切り叩き付けるように切るというのは、ハッキリ言って僕には理解できない。
確かに電話での営業は難しい。ストレスも溜まるだろう。僕も営業だから、営業にしか分からない辛さというのは理解したうえで対応しているつもりだ。だけど、たった今までヘラヘラと営業トークしていた人間が、1秒後にはブチ切れて受話器を叩き付けるようでは、ハッキリ言ってどこの会社に行っても、まともな営業にはなれないよ。
誠意というのは、見せるものではなく、伝えるものだ、と僕は思っている。伝える為には、自分の中に、いくばくかの誠意がなければ、絶対に相手に伝わることはない。
--坂本龍一の「energy flow」がオリコンで1位になったそうだ。
普段オリコンのランキングなんて絶対に見ないけど、坂本龍一が1位って聞くと、すごく嬉しい気持ちになる。僕自身も、「energy flow」は3週間ぐらい前に買った。今聞いてる。
10代から20代の人間だけが聴いてる音楽ばかりがヒットチャートを賑わし続ける中、たとえCMで使われたからという理由があっても、坂本龍一の、しかもインストの曲が1位になるっていうのは、すごく清々しくて、いい気分。
僕が小学生の頃、「ザ・ベストテン」なんか見てると、ちゃんと五木ひろしとか大川栄作みたいな演歌歌手がいたりして、当時ガキだった僕としては、「なーにが『さざんかの宿』だよ、あほらしい」なんて思っていたんだけど、今思えば、あれがすごく正常な状態なんだよな、きっと。
音楽は、若者だけに与えられた特権ではなく、全ての年代の人間が夢中になり、我を忘れ、傷を癒し、いい気持ちになることのできるメディアであるべきだと思う。
やたらとツッパラカッタ兄ちゃんや姉ちゃんばっかりが顔を出し続ける今の日本の音楽シーン自体がちょっと異常だと思うし、そういうシーンを恣意的に作り出してきた、マスメディアにも、すごく問題があると思う。
だから、そんな中、日本の音楽シーンで、坂本龍一のピアノ曲のシングルが1位をとったってことが、何となく僕には、何の根拠もなく、日本の音楽界を救う快挙のように見えてしまって仕方がない。坂本龍一の1位は、宇多田ヒカルやGrayのCDの購入層とは、明らかに異なる人々によってなされたものだと思うから。CMを通してではあるけれども、普段はシングルCDなんか絶対に買わない人々の足をレコード屋のシングルコーナーに向けさせたという意味でも、僕としてはこの坂本龍一の1位を気持ち良く祝福したいと思う。
メディアに先導される流行がゴリゴリに定着してしまっている日本の音楽シーンに、ほんのちょっとだけ風穴が開いたのではないか、というのは、僕の期待しすぎだと思うけど、若者向けの音楽番組で繰り返し流れる「energy flow」を聴いて、「あ、これって何かちょっと他と違うな」と思うガキ共が生まれてくれば、少しは日本の流行というものも、変わっていくんじゃないだろうか。
ちなみに、坂本龍一って、実は日記書きだって、みんな知ってた?
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ブツブツと文句を言いつつ、また大宰を読んでいる。ぶつぶつ。
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今日は母の誕生日。ってことは、ばうわうの誕生日でもあり、haruちゃんのお母さんの誕生日でもある。ということだ。
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昨日からのアクセスカウンター様165、空メイル様55(連打はカウントせず)、謎の読者様の数(推定)110。
こうして書いてても、ちっとも空メイルが増えないな。みんな、バンバン押してよ(本音)。
本音ついでに、昨日の日記猿人への投票は34票で30位タイ。もうちょっと(アクセス数に対して)増えると嬉しいぞ。
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今日の体重:93.8キロ(今月の目標:93キロ)←もうちょっとで目標達成
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