秋の夜長に 思うこと   自閉編


1999年9月20日(月) くもり

行きも帰りも快速に乗る羽目に。月曜の朝から、自虐的な快感を感じる、とまではいかないまでも、超満員の快速に乗ると、ちょっとだけ気が引き締まるように思うのは事実である。

いや、別に寝坊したとか遅刻しそうになったとかではない。ただ何となく、各駅停車でのんびり座って行くよりは、快速でギューギュー詰めになって会社に行きたかっただけ。そんなやついないかな。僕は、たまにそう思うけど。

--

仕事。

今日から、新入社員が一名。半年ぶりだなー。って、大手とかだと新入社員は一年一回なのかな。うちみたいな零細は、欠員が出れば補充するのが普通だから、半年ぶりってのは、結構会社が安定している状態なんだなーなどと感心してみたり。ひどい時なんかは、3カ月に4人とか入れ替わるからな。

あれ?、ここまで書いて、全然大嘘を書いていたことに気づいた。つい2カ月前に、一人増員したばかりだった。今回も入れ換えではなくて増員。あまり急激に会社がでかくなると、ろくなことがなさそうだ。社長もそう思っているようだから、ちょっと安心だが。ゆっくりゆっくり参りましょう。着実に。

午前中に外回りを2社ほど。皆さんお忘れかもしれないが、僕の本来の生業は営業なのだ。だから、外回りもする。本当は一日5、6社回りたいんだけど、現状ではとても無理。まあ、できる範囲でね。

浜松町の貿易センタービルの地下でカレーなど食ってから帰社。昼過ぎからは地獄。来客2ケ、サーバのメンテの予定の調整、新規の仕事のセットアップ、自分のコンピュータのセットアップ等々。営業とネットワーク管理者って、非常に両立しにくい仕事だと、改めて思う。でも仕事はサクサクと進み、比較的いい気分。

みっちりと残業して、帰りも快速で帰宅。僕の隣に立っていた若い女性、黒のノースリーブ姿だったんだけど、右手の肘から肩にかけて、ひどいケロイドだった。ピンク色の部分と、ひきつれて黒ずんだ肌がまだらになっていて、一瞬ひどく驚いたが、本人が堂々とノースリーブ姿で、彼氏(か旦那か)と楽しそうに笑っているのだから、僕も気にせず堂々と過ごすことにした。5秒ぐらいで見慣れてしまい、気にならなくなった。なるほど。彼女のやり方は、きっと正しい。

--

家に帰ってきて、ニナが作ってくれたパスタを食す。最近、ニナのパスタの茹で加減は完璧。デ・チェッコのパスタをこれだけ完璧なアルデンテに仕上げるのは、なかなか出来ないのではないか、と思うほど。美味しかった。

なんかの加減から、カラオケ・デビューの話になり、盛り上がる。

僕もニナも、若い頃は自意識が強くて、カラオケで唄うことを、カッコ悪いことと捉えている時期があった。でも、ちょっとしたことから、カラオケで唄うことが楽しくなった、なんて話し。ああ、カラオケ、何カ月も行ってないなぁ。喉が潰れるぐらい唄いたいなあ。

あ、そうそう。お寿司の話しもした。今週の金曜日は給料日だから、吉祥寺の「さよなら人類寿司」に行こう。決定。美登利寿司は、もうちょっと特別な時のために、とっておこう。

--

遅く帰ってきたわりには、ずいぶん楽しい夜を過ごしているような気がする。

--

今日の重:93.8キロ(今月の目標:91.0キロ)←(ダイエット決意時の体重は96.4キロ)


 

(c) T. Tachibana. All Rights Reserved. 無断転載を禁じます。tachiba@gol.com