秋の夜長に 思うこと   自閉編


1999年10月16日(土) くもり 時々 雨

うぃうぃっと休日。

とは言っても今日は休日出勤。10時に業者の人と待ち合わせていたので、のんびりと出社。平日は8時半には会社に着くようにしているから、1時間半違うとやっぱり気楽だ。

なぜかブチョウがスウェット姿で出社していて少し萎える。はぁ、休日にまで上司の顔を見なきゃならんのか。とほ。

などと嘆きつつも仕事を開始。スイッチングハブのセッティングだのServicePakのアップグレードだのノートンとの相性のチェックだの。結局最近頻発していたトラブルは、ほとんどがノートンの悪さだという結論に。ある程度予想はしていたけど、やっぱりなあ。

ミラーリングに設定してあるレイドアレイを、スケジューリングに沿ってバックアップを取るようにしたいと思い、業者の人に相談。IE5が入っていれば出来るんじゃないか、ということで今日のところはお開きに。ノートンのアンインストールに妙に手間取ってしまい、予定よりも二時間遅れて会社を出る。すっかり日が短くなって、会社を出るともう外は暗かった。

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一日中殆ど立ったまま作業していたせいで、何だかすごく疲れてしまい、半ば脱力して帰宅。無性にビールが飲みたいが、ここで挫折するわけにはいかないので、5分ほど大の字になって寝転んで気分転換をはかる。

ちょっと元気になったので外出。近所にオープンしたばかりの焼肉屋「叙々苑」へ。まだ6時半前だから余裕だろうと思ってのんびり歩いて行くと、何と店の外にはみ出さんばかりのお客さんが既に待っていた。なんなんだこれは。みんなこんな肉が好きだったのか、と驚くほど。

結局席に着くまでに1時間ぐらい待たされた。仕事でずっと立っていたうえに、待っている間もずっと立っていたので途中で何度か帰りたくなったんだけど、酒も飲めない週末には、焼肉ぐらい食わなきゃやってられねぇ、ということで意地になって待つ。

いつもなら、焼肉と言えば即ビールとなるのだが、今日は飲めないので、何だか学生時代に戻ったみたいに、のっけからライスなんか注文してみたりして、しっかり晩ご飯モードの焼肉。カルビも美味しかったけど、ハラミが最高だったな。でもやっぱり近くのテーブルでごくごくとビールを飲んでる連中がいたりすると、ひどく羨ましい気持ちになったりするのは、まだまだ修業が足りないせいなのだろうか。

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焼肉屋を出て、通りを歩いていたら、霧雨が降ってきた。今日は肌寒い。

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家に戻ってきて、エッセンシャル・オイルを焚き、部屋を暗くして音楽のビデオを観賞。1970年の夏にイギリスとワイタ島で行なわれたロックフェスの映画。ジミヘン、フー、フリーはお馴染みだけど、ドアーズ(The Endを演奏していて、鳥肌が立った)やELP(このフェスがデビューだったそうだ)、マイルス・デイビスなんかを観れて、物凄くよかった。

ただ、このフェスティバルの運営自体はあまりうまくいかなかったようで、主催者側とヒッピー連中の小競り合いみたいな場面がやたらと差し挟まれたり、演奏しているジョニ・ミッチェルにヒッピーのおっさんが寄っていってマイクを奪おうとしたりと、演奏以外が騒々しくて、完成度はあまり高くなかったように思う。

映画によると、このワイタ島のフェスティバルが、モンタレーやウッドストックの流れでの野外フェスティバルとしては最後のものだったということで、あちこちにフェスティバル自体に対しての歪みが生じているのが観ていて分かる。フェスティバルというイベント自体が、時代から取り残されていこうとしている瞬間が、しっかり映像に捉えられている。ちなみにジミヘンは、このフェスティバルの数カ月後に、ドアーズのジム・モリスンは翌年に死んだ。

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今日の重:94.8キロ(今週末の目標:93.0キロ)←(ダイエット決意時の体重は96.4キロ)


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