広島市中区の広島城趾内に鎮座する「広島護国神社」という神社に参拝してきたのでご紹介しよう。
僕は旅に出ると、朝のランニングの際に神社やお城を経由地や目的地に定めて訪れるようにしている。
今回の広島の旅では、白神社(しらかみしゃ)とこの広島護国神社に参拝することができた。
広島護国神社が鎮座する広島城趾は原爆の爆心地から近く、戦後の再建であろうと思っていたが、予想通りであった。
広島護国神社は1868年に建立され、 1934年に旧広島市民球場周辺に移転。
その後1945年の原爆投下により社殿が焼失。
1956年に現在地に移転・再建されたものであった。
広島市中心部では、歴史的建造物がことごとく原爆で破壊されてしまっており、歴史を調べると痛々しい限りだ。
早速紹介しよう。
広島護国神社 基本情報
神社名 | 広島護国神社(正式には「廣島護國神社」) |
---|---|
住所 | 広島市中区基町21番2号 |
電話番号 | 082-221-5590 |
創建年 | 1868年 |
ご祭神 | 戦没した英霊およそ九万二千余柱(勤労奉仕中に原爆の犠牲となられた動員学徒、女子挺身隊等約一万柱を含む)の神霊 |
入場料 | 無料 |
駐車場 | なし |
ウェブサイト | 公式サイト |
広島護国神社 御由緒
以下、広島護国神社公式サイトからの引用。
広島護国神社は、明治元年12月、明治維新の戊辰の役において陣没された高間省三命以下七十八柱を、二葉の里に新しく造営された「水草霊社」に奉祀されたのが創建です。
以来、大東亜戦争に至るまでの幾多の事変戦争において、戦没されたご英霊およそ九万二千余柱(勤労奉仕中に原爆の犠牲となられた動員学徒、女子挺身隊等約一万柱を含む)の神霊をお祀りしています。
水草霊社は明治8年に、官祭招魂社となり、同34年官祭広島招魂社と改称されました。
昭和9年、御社殿の老朽化に伴い、西練兵場(旧市民球場の辺り)の西端に新社殿を造営し移転されました。同14年に広島護国神社と改称されましたが、昭和20年8月6日、至近距離上空で原子爆弾が炸裂し、御社殿すべてを焼失しました。
その後同地に小祠を設けて祭祀を続けてきましたが、広島市の復興に伴い移転を余儀なくされたため、復興奉賛会が結成され県民より淨財を募り昭和31年秋現在の広島城跡に新社殿が造営され、待望の復興を遂げました。
広島護国神社 地図とアクセス
バスセンターより北へ徒歩8分
アストラムライン県庁前駅より北へ徒歩8分
最新!広島護国神社 1回目の参拝レポート 2021年11月
参拝日と参拝方式
2021年11月27日(土)の朝に社頭参拝。
当日の様子
▲ やってきました、広島護国神社が鎮座しているのは広島城跡。
宿泊していた三井ガーデンホテル広島からランニングで片道約2kmの距離だ。
▲ 案内版があったので広島護国神社の場所を確認。
この時僕は非常に大きな見落としをしてしまった。
広島護国神社を探すことにばかり気持ちが集中してしまい、地図の左上に広島城の天守閣があることを完全に見落としてしまった。
ランニングで場内を走っており、天守閣が一望できなかったので、てっきり原爆で焼失したまま復元されていないのだと勘違いしてしまったのだ。
実際は1958年に天守閣が復元されており、外から見ることができたのだ。
せっかく広島城まで来たのに、天守閣を見ずに帰ってしまい、帰宅後ブログを書く段階で気づきがっかりした。
次回こそ天守閣を見に行こう。
▲ と言うわけで、僕は天守閣に背中を向ける形で広島護国神社へまっすぐ向かった。
移転前の大鳥居は焼け残ったそうだが、こちらの鳥居は新しく作られたもの。
▲ 護国神社だけあって、菊の御紋が入った馬が奉納されていた。
▲ 早朝だったので人影はほとんどなかった。
▲ 拝殿へと近づく。
先入観だと思うが、護国神社という名称から、やはり軍隊的な力強さを感じてしまう。
実際は戦後に再建されているわけだから、軍隊的な背景はなかったはず。
▲ むしろ戦没した市民や兵士などの英霊を祀っているのだから、平和のシンボルだ。
▲ 初めての参拝。
はじめましてのご挨拶と、国と街の平和のために戦って下さった英霊たちへ感謝の想いを伝える。
▲ 由緒書きがあった。
▲ 配電を後に取りに向かって写真を撮っている。
この後来た道を戻るのだが、その時も天守閣の存在に気づかなかった。
何か途中に視界を遮る建物があったのだろうか。
それとも木が茂っていて視界に天守閣が入らなかったのだろうか。
▲ 無事参拝を終え、ホテルへと来た道を戻る。
広島城の記事も書こうと思っていたが、肝心の天守閣を見ていないし写真も撮っていないので、次回に持ち越しにしようと思う。
まとめ
広島を代表する神社の一つである広島護国神社に参拝することができた。
以前の僕は、乃木神社や護国神社に代表される明治以降に建立された、国家神道的な神社はあまり好んで参拝しなかった。
それは、軍国主義的な匂いを感じてしまっていたからだ。
しかし、最近その考えはなくなってきた。
すべての人は、日本という国のために戦い、命を落としたのだ。
それら先達の勇気ある行動がなければ、今の日本の繁栄はなく、僕も存在できなかったかもしれない。
すべての英霊に感謝して生きなければいけない。
広島エリア情報はこちらにもたくさん!もう1記事いかがですか?
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。